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497. 空き駐車スペースを示すサイン ~色情報と文字情報の違い~


2007年にオープンした「ららぽーと横浜」に行ってきました。

ここの駐車場は、満車/空車を示すために、通路沿いの天井に青や赤のランプが点灯しています。はじめてこのランプを目にした私は、これが何を示しているものなのか、さっぱりわかりませんでした。

点灯のルールがわからなければ、理解できないサイン

実はこのランプは、その「周辺」の駐車スペースに空きがあると青色に、満車になっている場合は赤色に点灯しているのです。このルールの説明は駐車場の入り口にあったのですが、駐車券を受け取るために発券機に車を寄せるなど、私は他のことに集中していて気づくことができませんでした。
この駐車場にはじめて訪れた人で、私のように入り口の説明を見落としてしまった場合、青や赤のランプを見ただけではこのルールはわからない人がいるのではないでしょうか。

横浜市の「センター北駅」にある駐車場では、以下のような方法で空きスペースが示されていました。 

日本語さえわかれば、直感的に理解できるサイン

この駐車場では、漢字で満車/空車の情報が表示されており、少なくとも漢字のわかる人ならば、すぐにその意味を理解できると思います。しかしながら、漢字がわからなければまず状況を理解できません。

今回取り上げた2つの事例ですが、それぞれにメリット・デメリットがあります。ランプの色で示す案内は、直感的ではありますが、ランプの点灯状態を示すルール説明が不十分な場合には状況が十分に伝わらないでしょう。一方、漢字で示す案内は、その意味がわかっていればすぐに状況を理解できますが、漢字がわからないドライバーに向けた表示ではありません。

駐車場内には歩行者も多いですし、空きスペースを探してウロウロすることは事故にもつながりかねません。全てのドライバーにとってわかりやすい方法で表示される、新たなアイディアを期待したいですね。 

496.自転車の敵は登り坂。坂がわかるルート共有サイト


私、たまに自転車で遠出をします。そんな自転車の旅の敵と言えば「登り坂」です。初めて通った道では、突然のきつい登り坂に何度も泣かされてきました。

そんな私ですが、最近は「登り坂」対策のために、このサイトをよく利用しています。

ALPSLAB route
http://route.alpslab.jp/

このサイトは、ルート共有サイトといって、通勤・通学・ジョギング・サイクリング・ドライブなどのルートを作成して、公開することのできるサイトです。 

公開されているルートは、このように表示されます

このように、ルートの最初から最後までの高低差情報が表示され、どんなアップダウンがあるのかが一目瞭然なのです。

ルートの高低差情報表示

地図を見ただけではなかなか坂の感覚が分からず、いざ走ってみてひいひい言うことが、今まではよくありました。(慣れてくると、地図上の道路形状をみただけで、ある程度アップダウンの想像はできるようにはなるのですが…)このサイトを使えば、なるべく坂のないルートを選ぶことができますし、少なくともつらい坂の覚悟はできます。「ルートの高低差情報」を教えてくれる、自転車乗りの私には大変助かるサイトです。

495. ティースプーンいらず! ヨーロッパ土産のティーバッグ


寒い季節は温かい飲み物が恋しくなりますよね。

ヨーロッパ土産でいただいた紅茶のティ-バッグは、なんとスプーンのような変わった形の容器の中に紅茶の葉っぱが入っていました。 

スプーンみたいなティーバッグ
横から見た様子

いつもの四角のティーバッグとはあまりに形が違います。ちゃんとお茶を淹れられるのか半信半疑のまま、試してみました。

淹れ方は、フィルムを剥がしてお湯に入れ、ぐるぐるかき混ぜるだけ! 

ぐるぐるかき混ぜる

美味しいお茶がちゃんとできました。

しかもお砂糖やミルクもこのままかき混ぜることができます。ソーサーのないカップで飲む場合も、使用後のスプーンの置き場所に困るということがありません。

ティーバッグなのにスプーンにもなる一石二鳥な面白いお土産でした。素敵なものをくれた友人に感謝です。

《製品サイト》SPOONTY http://www.sotoco.fr/spoonty/indexe.htm  (※海外サイト) 

494. プロジェクタの親切なメッセージ画面


2つの機器を接続して利用する時に、どちらが原因で正しく使えないのか分からない。そんな経験、皆さんにもありませんか?

私がよく迷うのは、会社や訪問先でプロジェクタ(投影機)を利用する時です。パソコンとプロジェクタを接続して、画面を切り替えようと操作しても上手く投影されないことがあり、原因がパソコン側とプロジェクタ側のどちらにあるのかを探り当てるまで、右往左往してしまいます。

ところが先日、訪問先で会議を行う時に、用意されていたプロジェクタに感動しました。 

設置されていたプロジェクタ

プロジェクタが正常に動作しているにもかかわらず、パソコン側の操作が誤っている時は、このようなメッセージ画面(下図)が投影されます。私も、こちらの案内にしたがってパソコンの操作を行い、スムーズに投影することが出来ました。

無信号画面のメッセージ

ノートパソコンの画面をプロジェクタや外部モニタ用に切り替える操作は、日常ではあまり使う機会がなく、しかもご覧の通り、メーカーによって押すボタンが違います。しかし、このメッセージ画面のおかげで、プロジェクタが正常に動作していることと、今は何を確認すればよいのかが同時に伝わり、映し出されなかった原因がどこにあるのか素早く判断できました。

複数のパソコンを繋ぎ替えながら使う場面や、慣れていないパソコンを接続する場面では、正しく映し出されないと焦りを感じることが多いので、このメッセージは非常に嬉しいです。この親切なメッセージ画面のおかげで、この日の会議は余裕を持って対応することが出来ました。 

参考リンク

TAXAN http://www.taxan-projector.jp/

493. ぬるいコーヒーを買わせない!準備中の自動販売機


皆さんもお馴染みの自販機。日本には約540万台もの自販機があります。つまり22人に1台!人口あたりの台数では世界第1位です。そんな自販機の親切な機能を紹介しようと思います。

肌寒くなってきた頃、自販機で温かいコーヒーを買おうとした時のことです。ボタンに見慣れない表示を見つけました。

自販機の「準備中」ランプ

「準備中」って何だろうと思いながら、お金を入れてボタンを押しましたが、コーヒーは出てきません。仕方なく他の商品を買いました。その後、しばらくして通りがかった時にボタンを見てみると、「準備中」ランプは消えてコーヒーは買えるようになっていました。

どのような状態から「準備中」と表示されていたのか気になって調べた所、最近の自販機では商品の温度調節中に、購入制限のタイマーを設定し「準備中」ランプを点灯させるものがあると分かりました。そういえばあの時、いくつかのボタンが「準備中」になっていました。季節の変わり目で、冷たい商品から温かい商品へと入れ替えた直後だったのです。以前、「○時○分に補充しました」という貼り紙を見たことがありますが、これではお金を入れれば商品は買えてしまいます。「売切」ランプで対応している自販機もあるようですが、商品が補充してあるのに「売切」表示では、お客さんに悪い印象を与えてしまいます。

私は欲しかったコーヒーが買えずにがっかりしましたが、実は温かくないコーヒーを買って悔しい思いをすることを避けられたのです。この機能のおかげで、温かくないコーヒーや冷たくないコーラを買ってしまう人が減ったのではないでしょうか。

ちなみに今後は、商品の賞味期限が切れた場合にも「準備中」ランプが点灯するそうです。自販機が普及して多くの人が利用する中で、機能はますます充実していくようですね。

参考HP「日本自動販売機工業会ー自販機普及台数ー」http://www.jvma.or.jp/information/2_01.html 

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