2007年にオープンした「ららぽーと横浜」に行ってきました。

ここの駐車場は、満車/空車を示すために、通路沿いの天井に青や赤のランプが点灯しています。はじめてこのランプを目にした私は、これが何を示しているものなのか、さっぱりわかりませんでした。

点灯のルールがわからなければ、理解できないサイン

実はこのランプは、その「周辺」の駐車スペースに空きがあると青色に、満車になっている場合は赤色に点灯しているのです。このルールの説明は駐車場の入り口にあったのですが、駐車券を受け取るために発券機に車を寄せるなど、私は他のことに集中していて気づくことができませんでした。
この駐車場にはじめて訪れた人で、私のように入り口の説明を見落としてしまった場合、青や赤のランプを見ただけではこのルールはわからない人がいるのではないでしょうか。

横浜市の「センター北駅」にある駐車場では、以下のような方法で空きスペースが示されていました。 

日本語さえわかれば、直感的に理解できるサイン

この駐車場では、漢字で満車/空車の情報が表示されており、少なくとも漢字のわかる人ならば、すぐにその意味を理解できると思います。しかしながら、漢字がわからなければまず状況を理解できません。

今回取り上げた2つの事例ですが、それぞれにメリット・デメリットがあります。ランプの色で示す案内は、直感的ではありますが、ランプの点灯状態を示すルール説明が不十分な場合には状況が十分に伝わらないでしょう。一方、漢字で示す案内は、その意味がわかっていればすぐに状況を理解できますが、漢字がわからないドライバーに向けた表示ではありません。

駐車場内には歩行者も多いですし、空きスペースを探してウロウロすることは事故にもつながりかねません。全てのドライバーにとってわかりやすい方法で表示される、新たなアイディアを期待したいですね。