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532. 混雑緩和!ランチスペースの電子レンジの貼り紙


とあるビジネスビルのランチスペースでは、ランチタイムにお弁当が販売されます。お弁当売り場の隣には、数台の電子レンジが置いてあったので、早速買ったお弁当を温めようと思いました。

ランチスペースの風景 ランチスペースに置かれた電子レンジ

その電子レンジはオーブン機能付きで、単にお弁当を温める以外にもグリル料理やケーキとクッキーを焼く事も出来、操作部にはたくさんのボタンがありました。

「パッ」と目立つ操作手順の説明書き

買ったお弁当を温めるため、順番待ちの列に並びましたが、思ったほど待ち時間は長くありません。いざ私の順番が来たときに気づいたのですが、電子レンジの扉に貼り紙がありました。そこには使い方が書かれていて、操作部右側にある2つのボタンにも番号が振ってありました。貼り紙の手順通りに操作をすると、買ったお弁当を温めるのに適切な時間で加熱が始まります。

ビジネスビルのランチスペースに置かれた電子レンジは、ランチタイムという限られた時間に多くの人が利用します。そのような環境において、戸惑ってしまいそうな操作手順を貼り紙でわかりやすく示して、混雑を緩和する工夫がなされています。人によっては決められた加熱時間では物足りない!などの声もあるでしょうが、機器の使いにくさを使い手の貼り紙という工夫で、一人でも多くの利用者がスムーズに使えるよう配慮されていることに関心しました。 

531. 危ない!くるくる回る包丁


私はよく料理をします。しかし、安物の包丁しか使っていませんでした。いいものを使えば、料理もおいしくなる!?わけでもありませんが、たまにはいいものを使ってみようと、人間工学に基づいたという流線型グリップの、切れ味のよい小型の包丁を購入しました。

早速、ためしに果物の皮をむいてみたところ、握り心地といい、切れ味といい申し分がなく、料理が楽しくなりそうに思えました。

しかし、果物の皮をむき終わり、まな板の上に包丁をおいたとき、えっ!危ない!私は思わず飛びのいてしまいました。なぜなら、包丁が下の写真のようにくるーんと回り、刃先が自分の方に向かって来たからです。 

写真:包丁が回転するイメージ

後で観察してわかったことですが、この包丁は刃とグリップの重さがバランスしていて、置いたときに水平になります。このとき、まな板と接地するのは、丸みのあるグリップの一点だけとなり、ちょっとした弾みでまるでコマの様に回転してしまうのです。

他の包丁でも、同じように回転してしまうものがあるようで、この包丁に限った話ではないようです。ちなみに、私はフキンの上に置いたり、回転したときに何かにぶつかる様な場所に置いたりして対処しています。

刃物である以上、安全性は重要ではないでしょうか。どのように置いても動かないよう、形状やバランスなどの工夫により、安心して使えるようなものになって欲しいと思います。 

530. ガッカリさせない洗車場


せっかくキレイに愛車を洗っても、次の日に雨が降ってガッカリ…という経験。車をお持ちの皆さんなら、一度や二度はあるかと思います。しかし先日、静岡市内のガソリンスタンドに立ち寄ったときのこと。なんと、洗車場の横にこんな看板が置いてありました。

左端の看板に注目

それまであまり意識していなかったのですが、「明日の天気」と「洗車をするかしないか」には、密接な関係があるように思います。あらかじめお客さんに天気を知らせておけば、「洗車した翌日に雨が降って損をした」とガッカリさせることもないですし、「明日晴れるなら洗車をしよう」というキッカケになるいいサービスですよね。

雨の多いシーズンはジメジメしていて嫌ですが、「明日の気持ち」にまで気を配ってくれるサービスがあると、晴れ晴れと過ごすことができるかもしれません。 

529. 矢印の方向へ進め!エスカレーターの方向表示灯


ある日の帰宅途中の出来事です。私が電車を降りて、上りエスカレーターに乗ろうとしたちょうどその時、前の人がブザーの音と共に立ち止まったのです。どうやらこの人、隣の下りてくる方に乗ろうとしてしまったみたいなのです。普段ならあまり起らない出来事。どうしてこんなことになったのでしょうか?

(写真1)エスカレーターの両脇に立つ運転方向表示灯

実はこのエスカレーター、一定時間使用しないと運転が停まる作りになっています。この時もちょうど上下両方向が停まっていたため、間違えて下りてくる方に乗ろうとしてしまったのですね。ただ、こういう事態が起らないよう、このエスカレーターには乗り口に運転方向を示す表示灯が設置されています(写真1矢印)。それでも間違えてしまったということは、きっとこの表示に気がつかなかったのでしょう。

表示灯を設置する上で重要なのは、まず表示が見えやすい位置にあるかどうか、そしてそれが分かりやすい表示であるかどうかだと思います。そう考えると、この表示灯では十分とは言えません。

そこで、発見!乗り換えのため経由した駅には、もっと分かりやすい表示灯が設置してありました。(写真2) 

(写真2)上面と正面(進行方向に矢印がアニメーション)の両方で、方向を表示する表示灯

まずは上面!例えば正面以外の方向にいる時や、すぐ側を通り正面の表示が見えない場合でも、ここに表示があれば自然と目に入ります。そして、正面の表示もより大きく、分かりやすい言葉や進行方向を表す矢印のアニメーションなど、とても目を引く作りになっています。これならば、どちらに乗るべきなのかが容易に伝わってきますよね。

伝えるべき情報を確実にユーザーに伝える。当たり前のように聞こえますが、これができていないモノって結構多いんですよね。
 

528. 見通し良好!~工事現場のフェンス~


私が普段よく利用している最寄駅で少し前から工事が始まりました。他の工事現場同様、周囲をぐるりとフェンスで囲って作業が進められています。出掛ける度にこの脇を通るのですが、今まで目にしてきた工事現場には無い工夫がされていることに気が付きました。

角部分が透明な工事現場のフェンス

この工事現場では、フェンスの角にあたる部分が透明になっています。
このような透明の部材を採用することによって、曲がった先の状況が確認しやすくなり、出会い頭の事故を未然に防ぐことができます。先日も曲がる手前で人の存在が目に入り、危険を回避することができました。

工事現場に設置されるフェンスは非常に背が高く、曲がり角は見通しが悪くなりがちです。
私は今まで、曲がり角では足音など人の気配に注意するようにしていましたが、工事現場には騒音がつきものです。そのため気配がかき消されてしまい、人や車の存在に気づかなかったこともありました。しかし、角にあたる部分が透明のフェンスならこうした問題も無くなりそうです。

フェンスの一部を透明にしただけのちょっとした工夫ですが、そこを通る人のことをよく考えているなぁと感心しました。 

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