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527. ひっくり返りやすい電子辞書


私は英語の勉強のため、洋書を読んでいるのですが、今読んでいる本は分厚く、わからない単語が1ページに常に20個くらいあります。頑固なアナログ派だった私も、ついに電子辞書を買ってしまいました。すぐに単語の意味がわかるので画期的です。

この電子辞書、キーボードが大きいので文字が打ちこみやすく、また、大きさのわりに軽いので、非常に気に入っているのですが、ひとつだけ難点があります。それは、よくひっくり返ることです。 

写真1:電子辞書がひっくり返ったところ

私は普段、本を上から見下ろすような姿勢で読みます。それは、本に直接訳を書き込んだり、わからない単語に線を引くためです。 電子辞書もそれにあわせ、ディスプレイが上から見えるよう大きく開くことになるのですが、そのとき「写真1」のようになってしまいます。

図1:横から見たところ。オレンジ色は電子辞書がひっくり返ってしまう角度

この電子辞書は、ディスプレイを開いても図1の黒色の位置ではひっくり返らないように設計されています。しかし、私が辞書を引く場面において最もよく使うオレンジ色の範囲では重量バランスが悪いのです。

改善方法としては、

  • 本体とディスプレイの重量バランスを変えて、どの角度に開いてもひっくり返らないようにする
  • オレンジ色の位置まで開けないように、制限を設ける

などがあると思います。

現状では仕方がないので、倒れない角度に開いてから見やすい場所に置いています。でもこれではキーボードが打ちやすい場所に置くことができません。多少の重量増加はあったとしても、どの角度に開いてもひっくり返らないように、改善されることを望みます。 

526. 炊飯器の落とし穴―「時刻表示」


家の炊飯器が古くなったので、買い替えました。台所には時計がないのですが、この炊飯器には、大きい液晶パネルに時刻が表示されていて遠くからでもはっきり見えます。なので、時計の代わりとしても使っています。

時刻が大きく表示された液晶

この炊飯器には、決まった時刻にご飯を自動的に炊き上げてくれる、予約炊飯機能が付いています。わが家では、この機能をよく使いますが、この便利な機能には思わぬ落とし穴がありました。

ある日、予約炊飯をセットして、買い物に出かけました。帰ってきて液晶表示を見たら、「やばい、もう炊き上がりの時間だ」と慌てておかずの支度を始めました。しかし、ご飯は一向に出来上がりません。実は、私が【現在時刻】だと思ったのは【炊き上がり時刻】だったのです。 

予約炊飯中の【炊き上がり時刻】 通常炊飯中の【現在時刻】

この炊飯器の表示は、通常炊飯中は【現在時刻】なのですが、予約炊飯中には【炊き上がり時刻】になるのです。確かに予約炊飯中には、液晶の左端に小さく【予約】の文字が表示されます。しかし、私は大きく表示された時刻に目を奪われ、ほとんど見えていなかったのです。

時刻の表示は、液晶も大きく見やすく配慮されていてとてもいいと思いますが、今、何の時刻が表示されているのか、見やすく気付きやすくすることも大事ではないでしょうか。そうすれば、表示時刻の勘違いも減りますし、もっと使いやすくなるのになと思いました。 

525. 再起動を妨害!? ~Windows XPのメッセージ~


新入社員が配属されてきた日の出来事です。新人が真新しいパソコンをセットアップしていたのですが、何やら困っている様子だったので声をかけてみました。すると、「必要なアプリケーションをインストールしたのだけれど、再起動する方法がわからない」とのこと。「いくらなんでもそのくらいわかってくれよ」と思いながらモニタを覗いてみると…

メッセージで「シャットダウン」が隠れてしまっている

写真のように、画面には「新しいプログラムがインストールされました。」というメッセージが表示されており、「シャットダウン」のボタンを隠してしまっていました。「メッセージはクリックすれば消えて、下からボタンが出てくるよ」と新人に教えると問題なく再起動は行なえたのですが、確かに初心者にとってこのメッセージの配置は問題と言えそうです。(この新人、入社前はWindows XP以外のOSを使っていました)

普段のスタートメニュー

インストール後に再起動が必要なアプリケーションではダイアログが表示されるため、通常は流れのままに操作を進めればよいのですが、今回はその後に他の操作も合わせて行なっていたため、このような問題が起こったようです。私は、この一件で、ソフトを作る上では「推奨以外の行動をしたユーザ」の操作にまで気を配ることが大切であると再認識させられました。たとえ親切な機能であっても、配慮が少し行き届かないことで、ユーザの不満の原因となってしまうわけですから。

◆ちなみに

最新版であるWindows Vistaでは、項目の背景が注意を促す色に変わることでアプリケーションの追加を表す仕様に改善されており、操作を阻害するという大きな問題点は解消されていました。ただし、色の変化だけでは意味が確実に伝わるとは言い切れないため、その点は次期バージョンでの改善に期待といったところでしょうか。 

「シャットダウン」が隠れない仕様になりました

524. コーヒーカップのフタに思う / 便利だけど 使いにくい


コーヒーを飲んで舌を火傷しました。

やけどの原因になったコーヒーカップのフタ

原因はコレ。スターバックスやタリーズのカップに付いてくる、飲み口の穴が開いたフタです。フタがあれば中身をこぼしにくいし保温効果もあるのですが、私はこの飲み口が苦手でよく火傷してしまいます。ある程度冷めてからであれば大丈夫ですが、やはり買ったらすぐに飲みたいので、そこまで待つこともできません。

火傷してしまうのは、飲み口の穴が小さくて中がよく見えないために、中身がいつ出てくるのか分かりにくいせいなのだろうと思っていたところ、マクドナルドやロッテリアから穴が大きくなったフタが登場しました。 

飲み口の穴が大きくなったフタ

「これなら中身が見えて飲みやすそうだ!」──と思ったのですが、実際に飲むと従来のものと同じで飲みにくく、火傷しそうになります。飲み口とカップの側面の角度が異なるために、中身が出てくるタイミングを掴みにくいのか?そもそも飲み口がカップから離れていることに違和感があるのか?それとも・・・。飲みにくい要因は、飲み口の大きさ以外にも色々ありそうです。どうすれば飲みやすくなるのか。答えは簡単に出せそうにありません。

歩きながら飲んだりしている時には、フタをしたまま飲めるのはとても便利です。しかしこのフタの使いやすさについては今一歩でしょう。道具というのは「便利さ」と「使いやすさ」が両立してこそ、ユーザが満足して使える物になるのだと思います。今後のもっと飲みやすくなったフタの登場が楽しみです。 

523. ちゃんと精算できるか不安 宅配便の送料着払い領収書


皆さん、宅配便の「送料着払い」って利用したことがありますか?私は仕事柄、よく受け取るのですが、一つどうにかしてほしいなあと思っていることがあります。それは「送料着払い」時の領収書についてです。

宅配便の伝票控え

宅配便を受け取ったときにもらえる伝票控えに、「本書をもって領収書にかえることがあります。」と書いてあります。つまり、これが領収書を兼ねており、私の会社では、後で送料の精算に必要なのです。

ところがこの伝票控え、領収書としては不安材料があるのです。写真のように、配送時に擦れて汚れたりして、文字が非常に読みづらくなっている場合が多いのです。そのせいで精算ができなかったら、しがないサラリーマンの私には、大問題です…。 

擦れた後などで、表面が汚れちゃってます

領収書なのに、ちゃんと精算できるの?という不安感につながるというのは、利用者に対する配慮が足りないですよね。もう少し、安心して扱えるものに改良してくれたらなぁと感じています。

【補足】

調べてみたところ、別紙で領収書を発行してくれることもできるそうです。でも後日いただくという形で、それもまた、とり回しが悪いなと感じちゃうんですよね。 

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