とあるビジネスビルのランチスペースでは、ランチタイムにお弁当が販売されます。お弁当売り場の隣には、数台の電子レンジが置いてあったので、早速買ったお弁当を温めようと思いました。

ランチスペースの風景 ランチスペースに置かれた電子レンジ

その電子レンジはオーブン機能付きで、単にお弁当を温める以外にもグリル料理やケーキとクッキーを焼く事も出来、操作部にはたくさんのボタンがありました。

「パッ」と目立つ操作手順の説明書き

買ったお弁当を温めるため、順番待ちの列に並びましたが、思ったほど待ち時間は長くありません。いざ私の順番が来たときに気づいたのですが、電子レンジの扉に貼り紙がありました。そこには使い方が書かれていて、操作部右側にある2つのボタンにも番号が振ってありました。貼り紙の手順通りに操作をすると、買ったお弁当を温めるのに適切な時間で加熱が始まります。

ビジネスビルのランチスペースに置かれた電子レンジは、ランチタイムという限られた時間に多くの人が利用します。そのような環境において、戸惑ってしまいそうな操作手順を貼り紙でわかりやすく示して、混雑を緩和する工夫がなされています。人によっては決められた加熱時間では物足りない!などの声もあるでしょうが、機器の使いにくさを使い手の貼り紙という工夫で、一人でも多くの利用者がスムーズに使えるよう配慮されていることに関心しました。