私が普段よく利用している最寄駅で少し前から工事が始まりました。他の工事現場同様、周囲をぐるりとフェンスで囲って作業が進められています。出掛ける度にこの脇を通るのですが、今まで目にしてきた工事現場には無い工夫がされていることに気が付きました。

角部分が透明な工事現場のフェンス

この工事現場では、フェンスの角にあたる部分が透明になっています。
このような透明の部材を採用することによって、曲がった先の状況が確認しやすくなり、出会い頭の事故を未然に防ぐことができます。先日も曲がる手前で人の存在が目に入り、危険を回避することができました。

工事現場に設置されるフェンスは非常に背が高く、曲がり角は見通しが悪くなりがちです。
私は今まで、曲がり角では足音など人の気配に注意するようにしていましたが、工事現場には騒音がつきものです。そのため気配がかき消されてしまい、人や車の存在に気づかなかったこともありました。しかし、角にあたる部分が透明のフェンスならこうした問題も無くなりそうです。

フェンスの一部を透明にしただけのちょっとした工夫ですが、そこを通る人のことをよく考えているなぁと感心しました。