私は、よくその時々の気分で利用するコンビニを変えるのですが、この日も新たな味を求め、普段あまり行かないセブンイレブンで弁当を購入しました。家に戻り、ふたを開けるため弁当を手に取ると、パッケージの四辺に見慣れないテープが。最近のセブンイレブンの弁当は、梱包をラップ式からテープ式に替えて販売しているようです。
梱包用テープ これが四辺に貼ってあります |
ふむふむ、これならラップよりゴミが少なくなるしエコ対策の一環かな?なんて思いながら、テープの浮いている部分に指を入れて剥がそうとしました。するとテープは期待を裏切り、ぺりっとちぎれてしまいました。普通、テープの梱包と言うと「剥がす」イメージがあったので、少々呆気にとられてしまいました。
実はこのテープ、一筋縄じゃいかなかったのです!
テープの縦方向に2本のミシン目(オレンジと透明部分の境界線)が入っていることにより、小さな切れ端でぶちぶちとちぎれてしまったり、またその切れ端が指にべったりついてなかなか剥がれないのです。温厚な私でも、さすがにこの時ばかりは弁当相手に悪態をついてしまいました。
問題のシーン |
うーん、これは一体どういうことなのでしょう。気になったのでセブンイレブンに問い合わせてみると、真相がわかりました。実はこのテープには正しい切り方があったのです!それは、下の図のようにテープをつまんでちぎるという方法です。
なんと! |
おおお!目からウロコです!実際にやってみるとベタベタ手につくこともなく簡単にちぎれます。テープをつまんでちぎるなんて発想、これっぽっちも頭にありませんでした。ちなみに、縦に入ったミシン目の正体は、「いたずら対策」なのだそうです。テープを剥がそうとすると、ミシン目からちぎれて復元が出来なくなるので、開封したことが簡単にわかるそうです。
弁当を開ける時の外し方を、従来の「剥がす」から「切る」に変えたことで、開封の容易さと安全性の二つを両立させた、とても面白いテープじゃないでしょうか。