Page 54 of 165

562. スーパーが育む子どもの成長 ~子ども用ショッピングカート~


先日、いつもと違うスーパーに行った時の事です。

「今日の夕飯は何にしようかなぁ。」と考えながら野菜売り場を歩いていると、ふと、陳列台の陰から旗らしきものが見えました。しかもかわいい動物のイラスト付きです。

陳列台の陰から旗だけが見える

「何の目印だろう?」と思っていたら、突然旗が動き出したので驚いて歩みを緩めると、目の前に小さなショッピングカートを押した子どもが現れました。旗の正体は、子ども用のショッピングカートだったのです。

旗付きの子ども用ショッピングカート
ショッピングカートで買い物をする子ども達

このショッピングカートは子ども用というだけあって、本体の背が低く、私の目線からは死角になっていました。もしも旗が付いていなかったら、私は子どもとカートの存在に気づかず、衝突していたかもしれません。子どもは周囲への注意力が低く、突然進路変更する事だってありえます。そこでこの旗が、「ここにカートがあるよ!」と教えてくれていたわけです。しかも、旗に描かれている動物にはクマやペンギンなどのバリエーションがあるため、親御さんが自分の子どもを見失う事を防ぐという役割まで果たしています。

子どもは大人の行動を真似して成長するものです。「危ないからやらせない」のでは、子どもの経験する機会を摘んでしまう事になります。そこを「安全性に配慮した上で、経験できる環境を用意する」としている事に、生活に密着した存在であるスーパーらしい暖かさと、気配りを感じました。

私も子どもの頃は母親とよく買い物に行っていましたが、やはりカートは危ないという理由でなかなか使わせてもらえませんでした。子どもの頃に行っていたスーパーにもこのカートがあったなら、もっと使わせてもらえたのかなぁと、このスーパーの近隣に住んでいる子どもが羨ましくなりました。 

561. どこで調節?照明のリモコンの調光ボタン


引越を機に新しい照明を取り付けました。この照明には、リモコン(写真1)がついていて照明のON/OFFと明るさの調節ができます。

写真1:リモコン

ある日の夕方のことです。薄暗くなってきたので部屋を少し明るくしたいと思い、リモコンの「お好みの明るさ」ボタンを何度か押してみましたが、何の変化もありません。

実は明るさの調整をするためには「明・暗」ボタンを押さなければならないのです。写真2の左側のように、私はこのリモコンのボタン・文字は左右同士でまとまっていると思いました。そこから、「お好みの明るさ」に関係するものは「お好みの明るさ」という文字とその右にあるボタンだけで、他のボタンと対応しているとは思いもしませんでした。しかし、「お好みの明るさ」ボタンは「明・暗」ボタンと対応しており、また就寝時につける「常夜灯」ボタン(電球が描かれているボタン)も「明・暗」ボタンと対応しているのです。

写真2:私が誤解した文字とボタンの対応、実際の文字とボタンの対応

今回のような思い違いがされないよう、以下のようにボタンを配置してみてはいかがでしょうか。ボタン上に機能名を示すことでボタンと機能の対応が分かり、また「明・暗」ボタンとそれに対応するボタンを線で繋ぐことで対応するボタンの関係が分かります。これで視覚的にボタンや文字同士の対応が分かり、戸惑うことなく使うことができるのではないでしょうか。

写真3:リモコンボタンの改善案

560. 使い心地のいいカードケース


会社に入って人生初の名刺をもらいました。「分相応の名刺入れがほしい!」と探していたときに、値段が手頃で見た目も好みのカードケースを見つけて購入しました。今日はこのケースを使っていて、気に入っている点を3つほど挙げます。

購入したカードケース

(1)簡単に開け閉めできる

ケースを持つと親指が来るところにまるいふくらみがあります。ケースの胴体はシリコンなので、押さえるとソフトにたわみます。すると親指の入る隙間ができ、爪でプラスチックのフタをひっかけて開けられます。

親指の入る隙間

(2)名刺を取り出しやすい

フタを開けると『U』字の大きな切り込みがあって、名刺を取り出しやすくなっています。

『U』字の切り込み

(3)素材感が気持ちいい

このケースは、黒い本体がシリコーンで、赤いフタがプラスチックでつくられています。ご存知の通り、シリコーンは柔らかくて弾力があるため、触り心地がいいです。また、シリコーンとプラスチックの組み合わせは「カチッ」「パカッ」という安い音がしないところも、好感度が上がるポイントです。

どれも何気ないことですが、使う上での満足感をサポートしてくれているように思います。

(参考)商品名『HIBY』 http://www.caina.jp/commodity_detail/88527398/

559. こんなところに携帯入力の巻


こんにちは。趣味は音楽鑑賞と読書。そつないササキです。

先日、とある大型書店に出かけたときのことです。目当ての本を探そうと店内の検索端末を利用しようとしたところ、画面内に「携帯モード」という見慣れないボタンを見つけました。 

写真1:50音画面と「携帯モード」ボタン

いったい何だろうかと思いボタンを押してみると、端末の画面が50音表記(写真1)から携帯電話のボタン配列表記(写真2)へと切り替わりました。

[写真2:携帯モード画面

初めて見る入力画面にやや戸惑いながらも、携帯モードを使って書籍名を入力してみたところ、自分でも驚くほどスムーズに入力ができました。

50音表記のモードは一般に良く知られたもので一覧性もよいですが、文字の配列や削除操作などが端末により異なり、一般のユーザは利用頻度もそれほど高くないので、慣れない操作を毎回行うことになります。一方、携帯モードでは、携帯電話で文字入力を行っているユーザであれば、慣れ親しんだ操作の感覚で入力を行うことができます。

ユーザが持っている経験をうまく利用したUIだなあと思いました。

入力方式の名称が「携帯モード」となっていることからも、携帯電話の文字入力方法はひとつのモードとして成り立つほどに、社会に浸透しているのだと改めて認識させられました。 

558. これで安心!ご飯に落ちない乾燥剤


私はふりかけが大好きで、ふりかけがあればご飯何杯でもいけます。そのため、袋タイプのものをカバンに入れて持ち歩いています。(写真1)

写真1.大好きなふりかけ

しかし大好きなふりかけでも1つ不満に思うことがあります。それは、ご飯の上に乾燥剤が落ちてしまうことです。食べたい衝動を抑えながら、乾燥剤についたご飯つぶを取る作業は耐えがたいものです。

一般的に、使い切りでないふりかけには、乾燥剤が入っています。ビンタイプのふりかけは、ビンの口よりも大きい乾燥剤を使用することが多く、出にくくなっています。しかし袋タイプは、口が大きく、ふりかけと乾燥剤が一緒に出てしまうことがあるのです。

そんな時、どんなにふっても乾燥剤が外に出ないふりかけを見つけました。中を覗いてみると、乾燥剤がふりかけと区切られ、袋の外に出ないようになっています。(図1)

図1.袋の中身

この仕組みのおかげで乾燥剤を気にせず、ふりかけることが出来ますね。これで食事前にイライラせずにすみそうです。

ただ、ゴミを分別する時は、はさみでフィルムを切って乾燥剤を取り出さなければなりません。その点で、もうひと工夫あると更に素敵なふりかけになること間違いなしです! 

« Older posts Newer posts »