私はボトルタイプのガムをよく買います。ガムがむき身で、一度に何粒も口の中に放り込め、手軽な点がとても気に入っています。
そんなボトルタイプの手軽さを携帯用に巧みに取り入れたガムが発売されていました。パッケージの封を切りチャックを開けると、ボトルタイプと同じようにガムと捨て紙(噛み終わった後のガムを包む紙)が入っています(写真1)。パッケージの裏側にはミシン目があり、切ると袋になっています(写真2)。説明書きには、その中に捨て紙を入れると図示されていました。
写真1:ガムと捨て紙が入っている袋 | 写真2ミシン目を切ると袋状になっている |
さっそく、捨て紙をこの袋に入れてみました(写真3)。なるほど、ガムと捨て紙を別々の袋に分けたおかげで、両方ともスムーズに取り出す事ができます(図1)。
写真3:捨て紙を入れた様子 |
図1:パッケージ断面図 |
銀紙に包まれているガムを屋外で噛んでいた時には、捨て紙となる銀紙を噛み終わるまで保管する必要がありましたが、一度保管するとその存在感が薄いためなかなか見つけられませんでした。最悪、取り出す時の事を考えず、うっかり捨ててしまう事も…。捨て紙がなくてガムが捨てられないなんて、とても困ってしまいます。一方、この商品では、パッケージ自体に捨て紙を保管するので、これさえ持っていれば大丈夫ですね。また、ボトルタイプだと捨て紙を外に出しておく事に衛生面で抵抗があったのですが、これならそんな心配もなさそうです。
この商品は、ガムを取り出し、噛み終わって捨て紙を使うまでの一連の行動を考えて、さらにボトルタイプの不満点も解消した、とても工夫されたパッケージだなと感心しました。
余談ですが、私は捨て紙に包んだガムを一時的にこの袋にしまっておき、後でゴミ箱に捨てるなんて使い方を独自に展開しています。