こんにちは。趣味は音楽鑑賞と読書。そつないササキです。

先日、とある大型書店に出かけたときのことです。目当ての本を探そうと店内の検索端末を利用しようとしたところ、画面内に「携帯モード」という見慣れないボタンを見つけました。 

写真1:50音画面と「携帯モード」ボタン

いったい何だろうかと思いボタンを押してみると、端末の画面が50音表記(写真1)から携帯電話のボタン配列表記(写真2)へと切り替わりました。

[写真2:携帯モード画面

初めて見る入力画面にやや戸惑いながらも、携帯モードを使って書籍名を入力してみたところ、自分でも驚くほどスムーズに入力ができました。

50音表記のモードは一般に良く知られたもので一覧性もよいですが、文字の配列や削除操作などが端末により異なり、一般のユーザは利用頻度もそれほど高くないので、慣れない操作を毎回行うことになります。一方、携帯モードでは、携帯電話で文字入力を行っているユーザであれば、慣れ親しんだ操作の感覚で入力を行うことができます。

ユーザが持っている経験をうまく利用したUIだなあと思いました。

入力方式の名称が「携帯モード」となっていることからも、携帯電話の文字入力方法はひとつのモードとして成り立つほどに、社会に浸透しているのだと改めて認識させられました。