引越を機に新しい照明を取り付けました。この照明には、リモコン(写真1)がついていて照明のON/OFFと明るさの調節ができます。

写真1:リモコン

ある日の夕方のことです。薄暗くなってきたので部屋を少し明るくしたいと思い、リモコンの「お好みの明るさ」ボタンを何度か押してみましたが、何の変化もありません。

実は明るさの調整をするためには「明・暗」ボタンを押さなければならないのです。写真2の左側のように、私はこのリモコンのボタン・文字は左右同士でまとまっていると思いました。そこから、「お好みの明るさ」に関係するものは「お好みの明るさ」という文字とその右にあるボタンだけで、他のボタンと対応しているとは思いもしませんでした。しかし、「お好みの明るさ」ボタンは「明・暗」ボタンと対応しており、また就寝時につける「常夜灯」ボタン(電球が描かれているボタン)も「明・暗」ボタンと対応しているのです。

写真2:私が誤解した文字とボタンの対応、実際の文字とボタンの対応

今回のような思い違いがされないよう、以下のようにボタンを配置してみてはいかがでしょうか。ボタン上に機能名を示すことでボタンと機能の対応が分かり、また「明・暗」ボタンとそれに対応するボタンを線で繋ぐことで対応するボタンの関係が分かります。これで視覚的にボタンや文字同士の対応が分かり、戸惑うことなく使うことができるのではないでしょうか。

写真3:リモコンボタンの改善案