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577. 行先と次の停車駅の組み合わせで間違えません~中央快速線の行先表示~


私は仕事で移動する際、JR新宿駅から中央線をよく利用しています。その路線の中で東京~高尾までを結ぶ中央快速線でのことです。

中央快速線は、分岐の少ないシンプルな路線なのですが、「快速」の他にも「中央特快」「青梅特快」「通勤特快」など、似たような名前の急行列車が6種類もあり(図参照)、しかもその停車駅はまちまち。さらには同じ列車でも曜日によって停車駅が異なる。というように運行形態が複雑なため、駅の位置関係が分かっている私でも乗り間違えてしまうことがあります。先日も、「通勤快速」と「通勤特快」を乗り間違えてしまい、目的の駅を通り過ぎるという失敗をしてしまいました。 

■新宿-立川間の列車種別ごとの停車駅例

しかし、最近よく見かけるようになってきた新型車両によって、このようなことは無くなりました。
その理由は、車体にある行先表示に次に停車する駅の名称が表示されるようになったからです。

新しくなった行先表示

それ以来、運行形態が複雑で列車種別を覚えられなかった私でも、表示を見ればその列車に乗るべきか否かを判断することができるようになりました。おかげで乗り間違えも無くなり、以前よりも安心して乗車することができています。

576. 便利になったから開けづらい?納豆の容器


納豆好きの私は、ほぼ毎日納豆を食べています。ある日、自宅近くのスーパーに行くと、「新容器」と書かれた見慣れない納豆が陳列されていました。いつもはお気に入りの逸品を選ぶのですが、「新容器」という言葉に惹かれて購入してみました。

写真1 におわなっとう

家に帰って食事の時に容器の蓋を開けると・・・・なるほど!

写真2 蓋を開いた様子

内部は2つに分かれており、納豆とゼリー状のタレが別々に入っていました。そのタレを納豆と混ぜれば食べられる状態になるようです。一般的な納豆の上にのっているネバネバするフィルムや開封しにくいタレ袋のないこの容器は、納豆好きでも悩ましい問題から開放してくれるものだったのです。

が、何度か買っているうちに別の悩ましいことが1つでてきました。
それは蓋がとても開けづらいことです。初めは、私の開け方がおかしいのかと思っていたのですがそうではなかったのです。通常、片開きタイプの容器はあけ口がヒンジの反対側にありますが、この容器はよく見るとあけ口がヒンジのそばという不自然な位置にあり、それが開けづらい原因だったのです。フィルムがなく、タレがゼリー状になっているこの商品では、蓋の接着部分を多く、かつ強めにすることで隙間を少なくし、中身の乾燥を防いで、衛生的に保っているようです。 

写真3 新容器の接着部分とあけ口の位置

これまでのデメリットを払拭した商品なだけに、蓋が開けやすかったらどんなにいいだろうと思いました。

なかなか完璧な商品ってないなと感じましたが、日本を代表する伝統的な食品が、味以外にも容器を工夫するなど、進化し続ける納豆文化の粘っこさを感じさせられました。これからも、どんな商品が登場するのか楽しみです。

関連ページ

2009/10/27 追記

読者の方から、この容器がリニューアルされ、開けやすい蓋となっていることを教えて頂きました。 実際に購入して試してみると、接着方法はそのままに、ヒンジ部分に切り取りやすいミシン目が入り、さらに開け方もわかりやすく表示されておりました。このようなわかりやすい改善が消費者の心を動かし「私のお気に入り」の仲間入りをした方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

mizkan「お客様の声に応えさらに簡単・便利に容器が進化!」
http://www.mizkan.co.jp/company/newsrelease/2009news/090319-00.html

575. 取替え時期が分かる!便利なボックスティッシュ


コンビニやスーパーでもらうレシートに、たまにこういう赤い線が入っているものがありますよね。

取替え時期を知らせるサインの入ったレシート

ご存知の方も多いと思いますが、これは店員さんにレシートのロール紙の取替え時期を知らせるために付けられているサインです。

先日アメリカへ出張したときに宿泊したホテルの部屋に設置されていたボックスティッシュには、これと同じような工夫がされていました。 

白いティッシュ(樹脂ケース入り)
茶色いティッシュ(樹脂ケース入り)

2つの写真の違いがわかるでしょうか。片方の写真は、紙が茶色くなっています。取替え時期を知らせるサインとして、最後の10枚は茶色い紙が出てくるのです。もともとレシートの取替え時期のサインを知っていたおかげか、初めて使うティッシュでも茶色い紙が出てきたときに、残り枚数が少なくなっていることに気づくことができました。

これは、米国のKimberly-Clark社から販売されている製品なのですが、残念ながらこのティッシュは日本では販売されていません。メーカーに問い合わせてみたところ、日本で販売されているティッシュは低価格化していて、このような工夫をすると価格設定が高くなってしまうため販売していない、とのことでした。価格は安いに越したことは無いですが、こういった便利な製品が日本で手に入らないとは残念です。

ただ、取替え時期を知らせるサインが残りの10枚だけ、というのは何か根拠があるのでしょうか?レシートの場合は、店員さんが作業の流れを考えて早めに新しいロール紙に交換できると思うのですが、ティッシュの場合だと風邪をひいているときや、花粉の飛び交うシーズン、飲み物をこぼして応急的に使う場合など、一気に消費してしまうことがありそうです。こういう場合のことを考えると、もっと早く取替え時期を教えてくれてもよいのでは?と思ってしまいます。皆さんはこのラスト10枚、どう思いますか?

関連商品:KLEENEX Facial Tissue
http://www.kcprofessional.com.au/products/ordercode/4721.asp 

2009.10.22 追記

読者の方から、日本で販売されているティッシュでも青い線が出るものがあることについての情報をいただきました。ただこの青い線は、製造過程で枚数をカウントするためにつけてあるもので、取替え時期を示すものではないとのことです。

「03.箱の最後あたりのティシュに、青いマーカーの線が入っているものがあります。これは何でしょうか?」
http://www2.nepia.co.jp/company/faq/answer.html

574. しっかり見えるようになりました~日清カップヌードルの賞味期限~


カップラーメンが無性に食べたくなって買い物に行きました。目に付いたのは定番のカップヌードル。新製品が発売されていたので商品を手に取ってじっくり見ていると、賞味期限の表示の仕方が変わったことに気付きました。

これまで賞味期限は外装フィルムに印刷されていました。表示位置が商品ごとにバラバラで、カップに表示されている文字と賞味期限の文字が重なっていたり、容器と文字の色のコントラストに差がなかったりして読みにくい場合がありました。 

これまでの表示

新しくなった表示は賞味期限が容器の底に直接印刷されていて、お湯を注いだ後にフタを止めておくためのシール(フタ止めシール)が透明になっていました。

新しくなった表示

以前の表示と比べると見やすいし、フタ止めシールの下に表示されているので目に入りやすいと思います。これなら表示の確認がしやすくて助かりますね。

ちなみに他社のカップラーメンの賞味期限を見ると、容器側面の下部に表示しているタイプがほとんどで、表示のエリアをきちんと確保して大きな文字で表示しているタイプもありました。 

他社の表示(容器側面の下部に表示)

各社とも見やすさに対する配慮が感じられますが、そもそもこういった期限表示は見やすくて当たり前のような気もします。
さて、どのカップラーメンを買おうかな?

573. ありがたい「半袖」タブ


今年から晴れて社会人となり、Yシャツに袖を通す機会が増えました。このため、クリーニングに出す機会も増えたのですが、困ったことにクリーニングから帰ってきたYシャツが、半袖か長袖かわからなくなっていました。この問題は、季節の変わり目に発生します。

クリーニングされたYシャツは、アイロン掛けされビニール袋に詰められるため、袖の長さを確認できません。色柄が似ているときはもうお手上げです。忙しい朝からYシャツと“にらめっこ”です。意を決して袋を開けようと試みますが、袋を一度開けるとシワが付きそうでためらってしまいます。 

袋から開けた後のYシャツ

「Yシャツの柄と種類ぐらい覚えて当然」これも社会人の常識なのか、と感じ始めたある日の朝、肌寒くなってきたので長袖のYシャツを選ぼうとしましたが・・・。

特に柄が似ているため半袖か長袖かわからない

「しょうがないか」とビニール袋を破ろうとしたそのとき、襟元の「半袖」という表示が目に飛び込んできました。

ありがたき半袖タブ

この「半袖」というタブ。いつもと違うクリーニング店に出したYシャツに付いていました。これなら袋を開けなくても一目瞭然です。

新品のYシャツには、このようなタブやシールが付いていて、容易に半袖か長袖かがわかります。しかし、行き付けの店のクリーニングには、このタグが付いていなかったためわかりにくかったのです。また、私の持っているYシャツは、好みのものや流行りのものを選んでいたせいか、似たような色、柄ばかりになっていて、さらにわかりにくくなっていました。でも、この「半袖」タブは半袖か長袖かをわかりやすくし、“にらめっこ”に決着をつけてくれるありがたい工夫だなと思いました。

私もこの「半袖」タブを見習い、ちょっとした配慮のできる社会人を目指したいと思います。

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