私は、仕事柄中国出張が多く、帰りに空港でいつもお土産を買って帰ります。あちこちのお店で買物をするので、袋がいくつあるのかはっきりと覚えていないことがあります。 着陸後、早く降りたい気持ちに負けてしまい、荷物入れの奥まで入念に確認せず、お土産の袋を取り忘れて、悔しい思いを何度かしました…このような置き忘れの失敗は私だけでしょうか?
再び中国出張に行き、中国東方航空の飛行機(機種はエアバスA340)で移動したとき、着陸して頭上の荷物入れから荷物を出そうとすると、天井部に丸い形の鏡があることに気がつきました。なるほど、この鏡を見れば、荷物入れの中に何があるのか一目でわかりますね。
頭上荷物入れの天井に凸面鏡が付いている |
鏡に荷物入れの中身が映っている |
この鏡のおかげで、急ぎたいとき、一生懸命小ジャンプで荷物入れの中を覗き込むこともなく、奥の部分に荷物が残っていても取り忘れる心配がありません。そのうえ、乗客だけでなく、客室乗務員にとっても、荷物の置き忘れの確認が楽に確実にできるのもメリットですよね。 鏡1つを設けるだけのちょっとした工夫ですが、とても親切だと思いました。
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