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612. これじゃ意味ないよ~「Ctrl+Alt+Del」のヘルプ


ある日、スリープ状態のノートパソコンを起動させようとすると「Ctrl+Alt+Delを押してください」という表示が出ました。そこでキーを押すと、押し間違えたらしく『ログオンのヘルプ』が表示されました。(写真1)

写真1.表示されたヘルプ

その表示のおかげで「なるほど、この辺を押すのね!」と、指示されたキーを探そうとしたのですが、「Del」のキーが見つかりません。

「おかしいなぁ」と思いつつ画面と手元をよく見てみると、ヘルプのキーボードと手元のキーボードが違うタイプのものだったのです。(写真2)そのため、あると思った場所にキーはなく、「Del」という名称で探しても、手元には「Delete」で表記されているため、見つけることができなかったのです。

 

写真2.手元のキーボード

実はこのヘルプの図は、Windows共通のもので、ユーザが使うパソコンやキーボードのタイプに関係なく、1種類しかないようです。

私はパソコンに対して苦手意識を持っているため、ヘルプが出た方が安心して操作することができます。しかし今回は、その期待に反して「ヘルプに従ったのにキーが見つからない!」と戸惑いを覚えてしまうものでした。

困った時に表示されるヘルプこそ、ユーザを迷わせず、的確な指示を出してくれるものでないと意味がないですよね。

 

611. 水洗トイレの流し方(中国)


この写真は、中国のごく普通のレストランでよく見かけるトイレです。皆さんはどうすれば水を流せるかわかりますか?

実は貯水タンクの上にあるボタンで流せるのです。

貯水タンクの上にボタンがある
2つの大きさと形の違うボタン

ルーツはよくわかりませんが、中国では数年前から、このような押しボタン式の水洗トイレが数多く使われ始め、現在主流となっています。確かに初めて見たら、ココを押して水が流せることはわかりにくいと思いますが、普段使っているトイレがこのタイプなので、中国では使い勝手に問題ありません。

日本では、水を流すためのレバーがタンクの側面にあるものが多いですね。中国のようにタンクの天板に配置されているタイプは見たことがありません。 先日、中国の友人が始めて日本に来たとき、貯水タンクの上にボタンが無いため、水の流し方がわからず戸惑ったという話をしていました。

同じ水洗トイレの水の流し方でも、普段使い続けると、たとえ多少の不便さはあってもいつのまにか慣れ親しみ、それが当たり前だと思えてきます。しかし、自分が「当たり前」と思って疑っていないことでも、他の人(他の国の人)にして見れば、逆に「あれっ?」と気になることはたくさんあるのではないでしょうか。 改めて、「習慣の違い」があると「使いやすさ」の基準も変わるということに気付かされました。

610. コンソメ「顆粒小さじ2杯=キューブ1個」


コンソメは長らく固形タイプを使用していたのですが、最近顆粒タイプを買ってみました。

 少量ずつ使え便利なのですが、顆粒のコンソメを使い出してから困ったことが一つありました。よくレシピを参考に料理を作るのですが、改めてみてみると「固形ブイヨン」として一般的に認識されているコンソメは、レシピも「固形○個」という表記がほとんどなのです。これは顆粒だとどれくらいなのか…。いつも困っていたのですが、この間、ふと容器を見てスッキリしました。

顆粒小さじ2杯=キューブ1個 という表示

ちゃんと書いてあるではないですか。顆粒タイプ小さじ2杯が固形タイプ1個分。このおかげでこれからは顆粒タイプを使っていても、「固形○個」と書かれているレシピを悩まず料理できます。

実は、家には顆粒で小分けタイプのコンソメもあります。でも、こちらは「1袋4.5g」という表記はあったのですが、1袋が固形何個分?なのかが分かりませんでした。

小分けタイプの顆粒コンソメの表示

私のようなコンソメといえば固形タイプと思っていた人が顆粒タイプに乗り換えたとき、このような情報があると大変助かります。世間での一般的な認識やよく使われる表記を考慮し、利用者が悩むであろうことに対するサポート情報がしっかりと表示されていることに感心しました。

609. お金を支払う、その前に ~支払いミスを防ぐ駐車場精算機~


ちょっと気の利いた駐車場を見つけたのでご紹介します。そこは駐車券が発行されず、駐車位置の番号を自分で精算機に入力して精算するタイプの駐車場でした。

見つけた駐車場

このタイプの駐車場では番号を間違えて精算すると、他人の駐車代を支払ってしまう事になります。今回見つけた駐車場の気が利くところは、このようなミスを防ぐため、精算機に番号を入力した後にある情報を表示してくれるところです。

駐車位置番号を入力すると、この画面が表示されます

それは「入車時刻」です。この表示された時刻が自分の記憶から遠ければ、違和感を覚え間違いに気付けるという訳です。

一般的な精算機では番号と料金くらいしか表示されないので、そもそも番号が合っているのかいまいち判断できませんでした。だから私はいつも精算機の表示はあまり気にせず料金を支払っていて、実際に番号を間違えた時に、気付かずにそのまま隣の車の精算をしてしまった事がありました。しかし入車時刻なら大体の時刻を経験として思い出しやすいので、見過ごさずに間違いに気付けていたでしょう。

コインパーキングは結構利用する方ですが、この駐車場以外で入車時刻を表示しているところはまだ見た事がありません。他の駐車場でもどんどん採用して欲しいですね。

608. 場所にアラームを設定できるiPhoneアプリ


「牛乳がないな・・・今日は洋服買いに行くから、帰りに近くのコンビニで買って帰ろう。」

そう思ったけど、帰る頃には牛乳のことなどすっかり忘れて帰宅。携帯のアラームをセットしようにも、何時頃帰ってくるのかわからないしな・・・

「時間じゃなくて、場所にアラームをセットできたらいいのに・・・」

そう思っていたある日、iPhone用アプリ「GPS-R」というのを見つけました。概要を読むと、“目的地に近づくと、アラーム音やバイブレーションが鳴動し、そこでやらなければならないことを知らせてくれます。 ”とあります。これは、まさしく私が思い描いていたアプリでは!と思い、早速インストールしてみました。

自宅近くのコンビニを検索した直後の画面
アラームを設定する画面

試しに近所のコンビニにアラームをセットし、ウキウキしながらコンビニに近づいていったのですが、何も起こりません・・・おかしいなと思い、製作した会社のHPを見てみたところ、“アラームの鳴動は、本アプリが起動していることが前提となります”という記述が・・・そういえば、現時点(2010年1月)ではiPhoneはバックグラウンドでアプリを起動できないんでした。

iPhoneアプリとしては少し早すぎたかもしれませんが、“場所にアラームをセットする”というアイデア自体は、買物のリマインドの他にも、降りる駅にセットして電車の乗り過ごしを防止するなどの、幅広いニーズを満たすことができるものだと思います。買物を忘れて帰宅したり、電車を乗り過ごして焦ったりしていたことが懐かしくなる日がそこまで来ているのかもしれませんね。

P.S

「GPS-R」にはAndroid版もあり、そちらは既にバックグラウンドで起動できるみたいですね。iPhone OS 3.0でマルチタスクに対応しなかったら、Android携帯へ乗り換えようかな・・・

(参考)「GPS-R」の制作会社のHP http://www.nidis.co.jp/products/gpsr_ja.html

2010年2月追記:

この日記を御覧頂いた方から有益な情報をご提供頂きました。ありがとうございます。2009年冬モデルから開始されたdocomoの「オートGPSリマインド」という機能で「場所にアラームを設定する」ことができるようです。
http://www.nttdocomo.co.jp/service/customize/iconcier/auto_gps/index.html

こちらはバックグラウンドで動作し、しかもリマインド機能以外にも様々な位置情報を活用したサービスが受けられるようです。ん~これはAndoroidではなく、iコンシェルが使えるdocomo機種への乗り換えを検討すべきか…

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