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05. 東急渋谷駅のアナウンス


東急新玉川線、半蔵門線(ちょうど二つの線が乗り入れしています)のホームって、下り(長津田、中央林間方面)と上り(水天宮前行き)でアナウンスの区別がしやすいように工夫されてるのを(通勤生活半年を経て今ごろ)発見しました。

渋谷から水天宮方面へ行く方は女性の声、反対の長津田、中央林間方面は男性の声で列車到着のアナウンスや停車駅の案内がされるんです。

覚えてしまえばなかなか直感的なわかりやすさを持っていると思います。上りが女性、下りが男性というのがやや恣意的な対応付けになっているので、これを自然に解釈できるモデルが提供できるとなお良いですね。

あと他の駅との一貫性も調査してみる必要があると思います。

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04. エレベータの非常呼び出しボタン


皆さんは、エレベータの非常呼び出しボタンをドア閉ボタンと間違えて押して警備員さんと、

ハイ、どうしました?!

スミマセン、間違えました…

なんて会話をした経験はおありじゃないですか?私は2、3回あります。

エレベータの機種によってボタン配置が違い、ある機種の開閉ボタンの位置が別の機種では呼び出しボタンだったりするので、よく確かめずにポンッポンッと押そうとすると間違えてしまうんですよね。

人間の認知ってのは、プロダクトのデザインだけでは規定できないってことのいい例だと思います。デザインという意味では非常呼び出しボタンと閉じボタンは明らかに異なった絵柄だし色も違う。客観的に見間違えるわけないと思うデザインでも、人間はその時々の状況、学習、注意で簡単に見間違えたり押し間違えたりしてしまうんですよね。

このようにどんなにわかりやすいデザインであっても人間は常に間違えるものであるということを前提に設計することをフェイルセーフと呼びます。例えば火災報知機のボタンや電車の緊急停止レバーなどは、「ついうっかり」で操作してしまわないように頑丈なフタで覆われています。

エレベータの緊急呼び出しスイッチもアレくらいの配慮がしてあったもいいと思いませんか?

03. MP3プレイヤー“Rio500”のリピート表示


ポータブルMP3プレイヤーとは、パソコンからデジタル圧縮された音楽(音声)データを転送して再生する装置です。

Rio500は老舗メーカーの新型モデルで、曲名表示の液晶デバイスを備えています。


Rio500画面写真

今日はこの機種のリピート再生モードの表示について。

この機種は本体メモリ内にフォルダを作って曲を分類することができます。ので、リピートモードは、1曲繰り返し、1フォルダ繰り返し、全曲繰り返し、繰り返し無しの4モードになります。

以下が繰り返し無しを除く3モードのアイコン表示です。

One Repeat 1曲繰り返し
Folder Repeat 1フォルダ繰り返し
All Repeat 全曲繰り返し

1曲繰り返しの「1」マークが、1フォルダ繰り返しモードでは、繰り返しアイコンに付加して使われている、つまり1フォルダの「1」にすりかわってしまっていると解釈するしかないようです。

繰り返しアイコン自体も「繰り返しモードがオンである」ことのインジゲーターかと思いきや、1曲繰り返しの時は表示されないと…

どなたかこの表示の合理的な説明付けを思いつかれましたら、是非メールください

02. コンビニ設置のさくら銀行ATM


写真1は最近コンビニ(ampm)店舗に設置されて大助かりのさくら銀行のATMです。今まで触ったどのタッチパネル端末よりもレスポンスが良く非常に快適に素早く操作することができます。

さくら銀行のATM
写真1. 預け入れできない時間帯の画面

ひとつ不満なのは、利用可能時間帯外に使えない機能のボタンが表示されないことです。例えば写真1では「預け入れ」が表示されていません。

ではこのATMからはできないかというとそうではないんです。この写真を撮影した時間はたまたま利用時間外だったから表示されていなかったのです。

利用できない機能のボタンを表示しないことはフェイル・セーフとして非常に有効なのですが、ATMのように端末によって利用できる機能が異なるようなケースでは、そもそもこの端末も預け入れはできない、と理解される恐れがあります。

リピーターを確保するためには、その時に使えない機能についてもボタンは表示し、「ただし今は使えないよ」ということを示すために色を薄くしておくなどの工夫が有効ではないでしょうか。

01.インターフェイス 恥の殿堂


さて第一弾です。

いきなり具体事例じゃないですが、面白いサイトを見つけたので紹介します。その名も”Interface Hall of Shame“。訳すと「インターフェイス 恥の殿堂」ってとこです。

世の中の使えないインターフェイス(コンピュータのGUI中心のようです)を投稿形式で紹介しています。

適用コントロール違い、用語、メタファーなどカテゴライゼーションをしっかりしていますね。

英語ですが、一度見てみる価値があると思います。

関連ページ
Interface Hall of Shame

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