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100. CD-Rにデータを書き込むときに・・・


祝!100回!!これからもよろしくお願いします。

私は今年のお正月にCD-Rドライブを購入しました。(当時35000円くらい。現在1万円ちょっと(泣))それ以来、作成したデータをCD-Rに保存することが多くなりました。

ライティングソフトの画面1
作成したデータを登録した状態。合計の容量がよくわからない。

これはCD-Rにデータを書き込むときに使用するソフトの画面です。作業の流れは、

1.作成したデータを登録

2.登録したデータをCD-Rに書き込む 

といたってシンプルなのですが・・・

ある日いつものようにデータを書き込もうとしたときのことです。CD-Rの容量(650MB)をぎりぎり越えないだろうと思って作成したデータを、登録して書き込み終了するのを待っていました。2、3分後・・・なんとこのような表示がでてきました。

警告
CD-Rの容量に収まりません。

最初からデータの容量を知っていれば容量オーバーなんてことは起こらなかったと思います。

次の例も、CD-Rにデータを書き込む時に使用するソフトなのですが、こちらは登録したデータの容量を知ることができるので安心して利用できます。

ライティングソフトの画面2
登録したデータの容量を確認することができる。

このようなことからも、ユーザが必要としている情報をうまく提示することでユーザビリティは向上するといえるのではないでしょうか。

99. 紙ごと食べるハンバーガー


さて、どう食べたものか…

写真は名古屋駅のハンバーガー屋さんで出されたハンバーガーです。包装紙に「袋から出さずにこのままお召し上がり下さい」と書かれています。皆さんはこれをどうやって食べます? (数年前某所で利用した写真の再利用なので、今は変更されてるかも知れません)。

人間には常識(Common Sense)というものがあります。無数にある解釈や行動の選択肢を吟味する際に、この常識のおかげで、ほとんどを自動的、無意識的に却下することができるのです。

このハンバーガーの包装紙は人間の常識を上手く利用する事によって、表示の分量を抑えることに成功しています。が、もう少し書き方があったんじゃないでしょうかねぇ。別に常識がなくても解釈できるような精緻な記述をせよ、というつもりはないですが。ただし、これをユーモアでやったんだとしたら、そのセンスは認めます。

P.S.

さて、記念すべき100番を取るのは誰だ?

関連ページ
用語解説: 常識

98. 左側を歩いてください?


hoge
階段を下りるときに見える看板

この写真は、京王井の頭線明大前駅内の階段に設置されている標識です。設置した人はおそらく「混雑時に左右きちんと通行帯を分けないと混乱を起こしてしまうだろう。」という想いから設置したのでしょう。

しかし、これでは日本語を読めない外国の方などはおそらく真ん中を歩いてしまうでしょう。標識自体を左に設置すればより設置した人の想いがユーザに通じたのではないでしょうか?

関連ページ
『73. 文章の配置と関連付けの理解』
『33. 駅のエスカレーターは右側通行?』

97. エレベーターの階数ボタンの取り消し


読者の方から、「エレベータの行き先指定ボタンってよく押し間違えるんだけど、キャンセルできたらいいのに」というご意見をいただきました。

#返信先が書いてなかったので、日記ネタにしちゃいます。

実際にはほとんどのエレベータにキャンセル機能は実装されているようです。それもィエレベィタァガァルのおねいさん専用のコンソールパネル以外にも、一般利用者が直接操作できる形で。ただし、その建物の運用ポリシー次第で有効だったり無効だったりするそうで。

オーソドックスな操作方法は、押してしまったボタンの長押しか、連打です。ウチのビルもドアが開いている間に連打でキャンセルができます。

でも連打キャンセルって「あっ、消えた」と思っても手が止まらないでまた押してしまう、という重大な欠点があるんですよね(^^;)。

P.S.

エレガのおねいさん専用の操作パネルは我々のようなメカフェチ(?)にとっては憧
れなんすよねぇ。電車や飛行機のコックピットと同じ。特別な人間しか操作を許されな
い秘密のコンソール(うっとり)。あぁ、触ってみたい。?[検閲にて一部削除]読者の方で、エレガを生業にしておられる方がおられましたら(いねぇよ)、是非一度こっそり触らせて下さい。あんまし人目のない時にひとつじっくりと…

96. 2色LEDは色覚異常者の敵


最近、業務の関係で色覚異常について勉強しました。

色覚異常と言っても大別して第1種から第3種の3種類あり、それぞれ識別が困難な色の組み合わせが異なります。詳しくは下記のリンクなどで大変わかりやすく解説されていますので是非ご覧ください。

で、人口比率的に大半を占めるのが第1種および第2種色覚異常というタイプで、どちらも赤と緑を区別することが難しいことから、ひっくるめて赤緑色弱などと呼ばれたりするようです。

さて、赤と緑の区別が難しいということで、日常生活に深刻な影響を及ぼす事例にはどのようなものがあるでしょう?学生にとって重大事なのは黒板のに赤チョークで書かれた文字が読みとれないことだそうです。色覚異常の親御さんの団体などでは学校などで使用しないよう働きかけたり、色覚異常対応チョークなども開発されているそうです。

もうひとつ我々のような製品開発のお手伝いを生業としていて関連が深いのが2色発光ダイオード(LED)です。様々な電気製品に利用されいるので一度は目にされたことがあると思います。1つで状況に応じて赤と緑(明るい黄緑)に光るLEDです。

例えば携帯電話の着信中(緑)と充電中(赤)に同じところが光りますよね。これが色覚異常の人達には見分けるのが難しいんだそうです。もっとも携帯電話の場合には音が鳴ったり、着信の方は点滅だったりと他にもてがかりがあるので、そう判断に困ることはないと考えられます。しかし、最近もうひとつ非常に深刻だと考えられるケースを発見しました。

テレビの電源インジゲータです。たいていのテレビはオンの状態で緑、オフ(スタンバイ)で赤く光ります。これだって「テレビの画面自体に画像が映ったり音が出たりするから平気じゃないか」と思われるかも知れません。ところが最近、我が家で頻繁に消し忘れが発生することに気づきました。そう、ゲームやビデオなど外部入力を使った後です。この場合、ゲームやビデオ自体の電源を切ると画面には何も映らないし音もしなくなります。我が家では時々この状態でテレビを切り忘れるということが発生しました。これを防止するために気をつけようと思った時、唯一電源状態を把握するのが先の2色LEDだったのです。これでは色覚異常者に対応していないということで、ユニバーサルデザインとは呼べないということになります。

さて、前置きが異常に長くなってしまいましたが、最近この辺を考慮してか、ちゃんとこの問題を回避しているテレビに出会いました。SONYのWEGAシリーズです(いや、シリーズすべてがそうなっているかどうかは調べてません。ウチのはKV-29DR1という型式です)。

電源オンの状態
スタンバイ状態

この機種は写真のように、電源オンを示すインジゲーターとスタンバイ状態を示すインジゲータが独立のLEDになっています。つまり光る場所が違うのです。更に言えば、先のビデオ入力状態での消し忘れを防止するためか、外部入力機器からの信号が途絶えると、画面に「Sビデオ1」といった表示が出っぱなしになるようになってました。

外部入力信号が途絶すると…

ブラボーですね。ユニバーサルですね。下記に商品情報へのリンクを掲載しておきます。残念ながらFlashプラグインに対応しインストールしたブラウザからしか見られず、ユニバーサル対応じゃないんですが(^^;)。

関連ページ
からーふぃくしょん(リンク先消滅)
SONY WEGAシリーズ(リンク先消滅)

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