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260. 残りの針が見えるステープラー


これは僕がいつも愛用しているステープラーです。このステープラーは本体の横に窓が空いており、針の残量がインジケータの様に見えます。

針の残りが窓から見える

そのため、針が空になる前に針を詰め直すタイミングを知ることができます。

もし、針の残りが空であることに気がつかないと、書類を空のステープラーで綴じて歯形をつけてしまったり、針を詰める時になって「針はどこだっけ?!」と探しまわったりして焦ります。締め切り間際の急いでいる時には避けたい状況ですね。

このステープラーはそんな状況に陥らないようにしてくれます。よくできていますね。

259. 置き場所を与えられたティッシュ


ドリンクの紙カップみたいな形状をしたティッシュをみつけました(ウェットティッシュではありません)。車のカップホルダーに入るようになっています。

こんな感じでとれるわけです

自分は鼻が悪いので、運転中も箱ティッシュはかかせません。ところが、車内に置いておくと、いつのまにかシートの下に潜り込んでいたり、後部座席に投げ捨てられていたりします。クシャミが止まらなくなると、「どこだ!?」と慌てて探し回ることも。家の中のように「置き場所」がちゃんと決まっていないためなんでしょう。

『カップホルダー用』という機能を持つことにより、「置き場所」が決まり、色んな場所に移動してしまうことが減るような気がします。座って潰してしまうこともないですしね。

258. コンビニのサラダについて考えてみました


ドレッシングは別売りです

最近、コンビニのサラダにはドレッシングがついていません。別売りになっている数種類のドレッシングの中から、好みのものを選ぶシステムになったようです。

「オレはどんなサラダにも胡麻ドレッシングをかけたいんだ!」

「ドレッシングは家にあるので済ましちゃおうかな〜」

「あえて何もかけないで食べる主義なんですよ…」

「私はむしろ逆で、中華ドレッシングだけでゴクゴクいっちゃうよ」

といったようなニーズに応えたのでしょうか。(想像の域を出てはいませんが)

今やサラダの食べ方も、着せ替えケータイやシアトル系コーヒーなどと同じように、カスタマイズすることで独自性を発揮できるようになったのですね。

ところがですよ?例えば「有機野菜7品目サラダ」には、どのドレッシングがベストマッチなのかイマイチ想像がつきません。馴染みのない食材が入っているサラダなども、しっくりくるドレッシングがイメージできません。

結局のところ、そのときの気分や一瞬の閃きによってドレッシングを選ぶのだと思いますが、本当に悩んだときは困りますよね。サラダごときで後悔なんてしたくないですし。こんな悩み、ドレッシングが一緒になっていた頃にはありませんでした。カスタマイズができるようになったとはいえ、せめてメニューを考えた人や、一流シェフによる「オススメのドレッシング」を表示してくれたならと思います。

257. 車椅子用トレーで楽々お買い物


職場の近くのスーパー「マルエツ港北中川駅前店」にて発見しました。車椅子のお客さんが楽に買い物できるように、膝にかごを乗せるためのトレーです。

車椅子用トレー

膝の上にトレーを乗せ、その上に買い物かごを置くので、トレー裏側のももに当たる部分はクッション素材になっていました。また、買い物かごは専用のもので、トレーにぴったり乗せられるように小型にしてあったり、通常の買い物かごにあるような持ち手をなくし、両サイドに手をかける穴を開けてあります。

ベルトで腰に固定します

使うときは買い物かごを二つ持ってくるように指示されていました。どうしてかなぁと考えてみたのですが、トレーに乗せるかごが普通のかごとは違うものであることに関係しそうです。

小さいかごをひとつだけ持ってレジで精算をすると、商品は前のお客さんの使っていた普通の大きさのかごに移されるので、精算後にかごをしっかりとトレーに乗せることができません。そして、次のお客さんの精算時には、商品は車椅子の人が使っていた小さいかごに移されるので、小さいかごが元のラックに戻されない可能性があります。これらの問題が起こらないように、最初から小さいかごを二つ持って行き、商品をかごからもうひとつのかごに移しながら精算をして、かご二つを元のラックに戻すという使い方にしたのだと思いました。

この店舗では専用のかごを用意したり、使い方に配慮をすることで車椅子の人が健常者と同じように買い物が出来るようにしています。車椅子の人の「買い物」に対するバリアを取り払おうという試みにとても感心しました。しかし、車椅子の人と健常者が別々のかごを使用しているという部分では、まだ本当にバリアが取り払われたとは言えないのかも知れません。みんなが同じかごを使って不便なく買い物が出来るようになって、初めて本当のバリアフリーといえるのかもしれませんね。

256. 正座が楽になるイスOZAB


昨年の秋に「グッドデザインプレゼンテーション」というイベントに行ってきました。グッドデザイン賞にノミネートされた商品が展示されるイベントです。

そこで見つけたのがこの「OZAB」です。カップケーキではありません(笑)。正座をするときに足にはさむようにして使います。実際に座ってみたら、普通に正座をするときと比べてお尻が少し浮く格好になりました。膝や足裏に負担がかかりにくく足がしびれにくいので、長時間の正座が楽になりそうです。

OZAB

偶然居合わせた作者の方に製品を作ったきっかけや完成までの経緯を聞くことができました。これを作ったきっかけは事故で膝を痛めて正座がつらくなったことだそうで、形状は早い段階で決まったものの、高さに関しては膝に負担がかからないような高さになるまで試行錯誤を繰り返したそうです。いろいろな人に使ってもらっていたら女性の知人に「私にはちょっと(高さが)高すぎる」と言われたそうです。それがきっかけになって、小柄な体格の人にも合うように約2センチ低いタイプも作ったということでした。はじめは自分のために作ったものが人の目に留まり、意見を取り入れながら製品化に至ったというお話が聞けてとても興味深かったです。

奥が2センチ低いタイプ

僕が今までに見たことのある正座椅子は、いかにも正座の補助具という印象のものやお殿様の肘掛けみたいなデザインのものばかりなので、あまり欲しいと思えませんでした。でも、この「OZAB」は正座が楽になる高さについてしっかり考えられている上に、かわいらしいデザインで部屋にも溶け込むので買ってみてもいいかなと思いました。

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