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315. 見る方向で出口が変わる?~阪急烏丸駅の出口案内~


先日京都に出張に行き、阪急電鉄から京都市営地下鉄に乗り換えようと烏丸駅で降りたときのことです。

ホームに降りた私は、目の前にあった案内板を見て地下鉄乗り換え口のある「西改札口」を目指して左方向へ進んでいきました。 

地下鉄は左?

しかし、その方向にあったのはなぜか逆の「東改札口」。 不思議に思い、もう一度戻ってその案内図を確認すると・・・・

正面から見ると・・・

なるほど、正面から見ると左は東改札口、右は西改札口となっていました。

どうして間違えてしまったのでしょう? この案内図は確かに真正面から見ると問題ないのですが、円形の柱に設置されているため、斜め方向から見ると一番上の写真のようにまるで逆の方向を指しているように見えてしまいます。 これでは間違えても仕方ないですね。

きっとこの案内図をデザインした方は、平面上でわかりやすいように考えていたとは思うのですが、実際は丸い柱に設置されるということを想定していなかったのでしょうね。

行き先を表示する案内板なのですから、どこから見ても間違えないような配慮をして欲しいものです。

314. 表はどっち?~USBメモリ~


最近、ノートパソコンでプレゼンテーションをする機会がありました。これを機に、手軽にデータを移動できるUSBメモリを購入しようと思い、コンパクトかつデザイン性の良いUSBメモリを探していたところ、丁度いいものを見つけたので購入してみました。

これはキャップ一体型タイプのUSBメモリで、キャップ(グレーの覆い部分)を回転させる事によってプラグが現れるので、キャップをなくしてしまうといったトラブルの心配がありません。この機能を含め、最初のうちは機能的だと思って使っていたのですが、使っていくにつれて不便な点に気づいてしまいました。

本体両面のデザインが同じであるために表裏の区別がつきにくく、いつも差し込みに手間取ってしまいます。区別するためには、プラグ部分のわずかな切れ込みの有無と、サイドに記載された小さな英数字の向きでしか判断できないのです。

本体おもて面 本体うら面

通常、ケーブルタイプのUSBプラグには、表にUSBマークが記載されていて、そこで表裏を区別できるのですが、このUSBメモリも含め、なぜか市販されているUSBメモリの多くはそのマークすらついていません。そもそもUSBの形状は、i.Linkなど他の規格のプラグと違って表裏の区別がつきづらいので、少なくとも本体側にマーク・凸凹などの表裏の区別できる何かがあれば、差し込み時のイライラは解消されるのではないでしょうか。

関連ページ
使いやすさ日記『307.キャップをなくさないUSBメモリ』

313. 対応付けの悪いパワーウインドウスイッチ


私が普段乗っている車でよくある出来事を紹介します。

この車(1993年製のアメリカ車)はパワーウインドウ類のスイッチが運転席のドアの内側についていて、スイッチが6つ並んでいます。

パワーウインドウスイッチの取付け面
パワーウインドウスイッチ

駐車場や高速道路の料金所の手前から、走行中に窓を開けて料金を支払う準備をしようとすると、LF(左前)を操作してしまい、助手席の窓を開けることがよくあります。

何年も乗っている車なのになぜ間違えてしまうのでしょうか?

いちばん大きな要因は、スイッチが運転席側ドアの内側に、路面と垂直かつ、進行方向と垂直に配置されているため、各窓の位置や進行方向との対応付けが悪いことです。窓を操作する4つのスイッチが、運転席に座ったときの各窓の位置と同じように路面と水平かつ、進行方向と水平に配置されていれば操作ミスは少なくなるはずです。

もうひとつの要因としては、同じ形状のスイッチが同じ間隔で6個並んでいることも挙げられます。パワーウインドウのスイッチとドアや窓をロックするスイッチを分け、間隔や形状を変えたレイアウトになっていればミスをする回数は減ると思います。

一方、下の写真は最近の国産車に多いパワーウインドウスイッチです。 このように、各窓の位置や進行方向と自然な対応付けになっていれば、初めて乗った時でも間違うことなく操作できますね。

対応付けの良いパワーウインドウスイッチ

312. 日記コーナーをリニューアルしました。


大変長らくお待たせいたしました。使いやすさ日記コーナーをリニューアルいたしました。

予告通り、今風(笑)にブログ形式にしてみました。 スタッフ達の力作も貯まってますので、当面は更新頻度も高めにキープできそうです。今回のリニューアルは予想外に時間がかかってしまい、ネタ的にはやや古く、もしかしたら「何を今更?」と思われるものもあるかも知れません。が、それらは決して各執筆者のせいではなく、σ(^^)を含めた運用担当チームの責任です。今後は執筆から公開までをよりタイムリーに行っていけるよう頑張りますので、当面は何卒ご容赦下さいませ。

さて、新しいページレイアウトで公開にはこぎつけたものの、まだまだ改善の余地はあると考えています。公開してみて浮上する問題点もあるでしょう。そういった点に関してもご了承いただき、またご意見、ご要望などございましたらお寄せいただきたいと思います。

とりあえず、従来レイアウトをご愛用いただいた方の戸惑いが多少なりとも軽減できればと思い、主な変更点をご紹介しておきます。

■追加、変更になった部分

  • トップページに一定数(現状は最新5件)をまとめて掲載
  • 左上のロゴは使いやすさ研究所トップ、右上の写真ロゴが日記トップへのリンク
  • カテゴリ制を追加。ある日記が複数カテゴリに重複して属している場合もあります。
  • 検索欄は日記コーナーのみが対象
  • RSSのアドレスが変更に(→新RSSは右下から取得してください)
  • トラックバックに対応

■削除されたもの

  • 全件のタイトル一覧ページ(→カテゴリ別一覧をご利用下さい)
  • 上記ページからの著者別、マーク別絞り込み

主だったところはこんなところだと思います。なにかご不明点があればお知らせ下さい。

今回は日記コーナーのみのリニューアルで、トップページや他のコーナーと色々と整合が取れなくなったりってのもあるんですよね…。まぁ、その辺りも追々なんとかしていきたいと思います。

今後とも使いやすさ日記、使いやすさ研究所をよろしくお願いいたします。

311. 青なのに止まれ?~駅の通行表示~


電車に乗ろうとして、改札からホームへ向かう通路を歩いていた時のことです。写真の案内板を見て一瞬迷いました。

改札からホームへ向かう時に見た案内板

右手の青い案内板を見て、右側通行をしようと思ったのですが、よく見ると中心に通行禁止の記号があります。

「青なのに止まれ?」

何かおかしくありませんか?

通常は道路の信号機に代表されるように、「青は進め(許可)、赤は止まれ(禁止)」というのがルールになっていると思います。案内板の色と記号の意味が合致していないため、混乱してしまいました。

では何故、混乱を起こすようなの配色がされているのでしょうか。実は通路に青と赤の色がつけてあることが原因になっています。

通路に色が付いている

この色が案内板の色に反映されています。本来は通路の進行方向を区別するために使われている青と赤が、案内板で見ると「進め/止まれ」に受け取られてしまうため混乱を引き起こしてしまいます。

ちなみに、反対側から見た場合は「進め/止まれ」と色の意味がマッチしているため表示内容を受け入れやすくなっています。

ホームから改札へ向かうとき

青と赤の色は、「進め/止まれ(許可/禁止)」のイメージが強く、使い方を間違えるとこのような混乱を起こしてしまいます。色を使うことの難しさを示す一例ですね。

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