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738. 簡単なマーキングだけで大きな効果 〜ハナクリーンS〜


最近、鼻づまりがヒドくて(花粉症ではないはずなのですが…)、昔試してよかった鼻うがいを再開してみようと思い立ちました。で、もっと手軽に続けられるように、専用の器具を物色し、ハナクリーンSを購入しました。

738鼻うがいは鼻に水をいれるのですが、プールで鼻に水が入った時のような痛みを避ける為に、ぬるま湯(40〜42℃)の生理食塩水を使うのがポイントです。ハナクリーンSは単位ノズル付きボトルで水を鼻に入れるのが簡単というだけでなく、この溶液を簡単に用意する工夫がされていました。

まず専用洗浄剤「サーレS」が用意されています(写真左下)。まぁ、ぶっちゃけ大部分は塩です。お金出して定期的に購入するかは価値観次第ですが、ともあれいちいち計量しなくても適切な濃度の食塩水が作れるように個包装されているわけです。

そして面白かったのがボトルのサイドが透明で中の水量が見えるようになっていることと、その脇に書かれた「H」、「C」の文字。これは、Cの位置まで水を入れ、Hの位置まで熱湯を入れると適応の40〜42℃になるよ、という意味なんです。やかん等で40〜42℃のぬるま湯を用意するというのは微妙に面倒ですが、むしろ熱湯ならポットやウォーターサーバーですぐに用意できる家庭も多いのでは?というワケですね。ちなみに背面にはシール状の簡易温度計もついていて本当に適温かどうか確認することもできるようになっています。

プールなどで鼻に水が入ってあのツーンとする痛みを味わったことがある人にとって、自分から鼻に水を入れるという行為は抵抗が大きいでしょう。その痛みと不安を和らげ、準備も簡便化するハナクリーンSの配慮は有り難いですね。

 

694. 目立つラベルをつけたら順序がおかしくなった~セルフスタンドのキャップ置き場~


写真は静岡で立ち寄って昭和シェルのセルフスタンドの給油機です。「キャップはここに」と目立つポップがついています。普段利用しているシェルの給油機では別のところに凹みがあってそこに置けるようになってるのですが、このモデルはそれがありません。はて、じゃぁポップの指す先にキャップを入れてみようかと思うもののどう考えても給油ガンが邪魔して入らないですよね。全体がT字にくり抜かれてるので、キャップもその向きでセットできるのかなと当ててみたり、屈んで覗き込んでみたり、20秒位悩んでいた気がします。

正解は次の写真のようにガンを取り外したところにキャップを置くというものでした。よく見ると1枚目の写真の右下にも写真入りで説明が貼ってありました。なるほど、キャップを置いたままだとガンを戻せないという制約を利用してキャップの置き忘れを防ぐ工夫なんですね。

恐らく最初からあるラベルはオレンジ色の「キャップ置き」と書かれたものでしょう。二箇所も貼ってあります。多分これでは気付いてもらえず、後付けで大きなポップを貼り、写真による解説図まで追加されたのだと予想されます。しかし残念ながらこれはこれで、真っ先に目立つ故に、「ガンを抜く」より先に目に入ってしまい、「あれ?置けないよ?」ということになってしまったと(他の人はどうなんでしょう?)。 しかも追加ポップの指す指先と実際にキャップを置く位置もかなりズレてますし。

あとそもそも個人的にはあまりこのタイプは好きになれそうにありませんでした。片手で操作を完結できず、かならず両手を使うことになるんですよね。この時期のような寒い季節、木枯らしが吹きすさぶガソリンスタンドではなるべくポケットに手を入れておきたいですよね。

686. シニアのiPhone特訓記録


昨日母(60代)が2年使った携帯電話からiPhone4Sに機種変更しました。シニア向け製品開発をしている方の参考に、その導入時の様子をレポートしてみます。iOSに馴染みがない方にはあまりピンと来ないかも知れませんがご容赦下さい。

母の予備リテラシとして、iPod touchとiPadは一年以上使用。iPadのHuluで毎晩映画を観ています。ただしメールなど文字入力はほとんどしていません。そもそも従来の携帯電話でもあんまりしてなかったです。こちらからの連絡に対し、ただ一文字サムアップの絵文字(了解の意味らしい)を返すだけなんてのが大半。パケット定額も使ってない。ただ通話料がかさむので、今回スマートフォンにして割安通話サービスで節約しようという狙い。でiOSは慣れてるし、他の家族が全員iPhoneなので何かわからないことはすぐ聞けていいだろうということでiPhoneに。いざとなったら音声でもメール打てるよ、と。というか、某シンプルスマフォはデザインが気に入らないと却下(笑)。

■タップ

片手で持ってその親指でタッチしようとするので指の腹の部分でで触ってしまいがちで狙ったとこが押せない。で、何度か失敗すると今度は慎重に爪先で押そうとしてこれまた反応しない。慣れるまで横着せず人差し指で正面から押すようにと言ってみています。

■文字入力

今まで使っていたマルチタッチ式が、iOSでは強制タイムアウト式なので、「え」と打つのにとりあえず3回押し「う」が出たのを見て「あと1回やね」とかいってるともうダメ。「うあ」になってしまう。タイムアウトはOFFにできないので、スパルタでマルチタッチ設定をオフにしてフリックに慣れるよう指導中。

最初は長押しで十字ガイドが出た後で、指を一度離して上下左右の候補をタップしようとしてたりもしたけど、そこは覚えた模様。

■文字サイズなど

一番喜んだのは「計算機」(笑)。結果出力部分の文字の大きさに感激してました。
どのみち老眼鏡は必須なので表示的に読めないことはないみたいで、上記のボタンの小ささの方が問題のようです。ユニバーサル設定で三本指タップすると拡大できるようにはしたけど活用されておらず。

■Siri、ディクテーション

文字入力が大変ならばとディクテーションも並行して練習しているけど、

  1. マイクボタン
  2. しゃべる
  3. 完了ボタン

というステップがなかなか覚えきれず、1.の前にいきなりしゃべりだしたり、3.を押さないで「…あれ?でないじゃん?」とか言ってそれも認識されちゃうw。脳と口が直結しているオバチャン属性の人には難しいところですかね(^^;)。1.を押せば「聞いてるよ」というフィードバックはあるものの、逆に押す前に「聞いてないよ」というフィードバックはないですからねぇ。聞いてる時の様子を覚えて、それ以外の時はしゃべっても無駄ということを理解していってもらうしかないですね。

そして多いのが3.の代わりにホームボタンを押してアプリを終了してしまうケース。これが一番切ない。しゃべった内容が全てパーです。

あとこれはシニアに限らないんですが、認識が上手くいかないと、言い直す時に無駄に大声にしたり口を近づけたり、「れーんーしゅーうー!」とか区切ってみたりしてますます認識しなくなっていくパターン。人間相手に話す時と「明瞭さ」の基準がちょっと違うのが難しいところですね。

■その他

スリープ状態で画面が消えてるとメールも電話も待ち受けてない(電源が切れてる)と思っていたようです。ずっとロック画面を出しておくのはどうすればいいのか聞かれて、理由を聞いたらそういうことでした。

なかなかに前途多難ですがゴールデンウィークで帰省している間に基本的な操作はできるようしてあげたいところです。

P.S.

本記事は社内チェックの関係でゴールデンウィーク明けの掲載になってしまいましたが、その間の経過を補足すると、

  • フリック入力は馴染めずQWERTY一本で行くことに。
  • Siriはだいぶ慣れてきたものの、話し終わった後に完了ボタンを押さなくていいSiriと押さなければならないディクテーションで混乱が見られる。
  • スクロールでスワイプする時、指をしっかり触れさせず弾くように操作してしまう為、タップと誤認識されてしまう。電話アプリでは発信されてしまうこともあるので致命的。しっかり押さえて動かす様に指導。

という感じです。

392. スライドドアのフールプルーフ


昨今のミニバンブームで多種多様なミニバンが発売されていますが、そのほとんどが大きな荷物を積むことや人をたくさん乗せることといったニーズに対応するために、大きく開くスライドドアを使用しています。 今回は、そんなスライドドアのちょっとした工夫についてご紹介します。

このミニバンのスライドドアは、普段は後ろいっぱいまで開きます。当たり前ですね。 

ドアを閉めた状態 ドアを開けた状態

では、こんな場合はどうでしょうか?

給油口のフタを開けて、スライドドアを開けた状態

給油口のフタが開いています。このままドアを開けてしまうとフタにぶつかってしまいそうですが、実は、フタが開いている時にはドアにストッパーが働き、写真の位置で止まるようになっています。

例えば、給油中に同乗者が「ちょっとトイレに・・・」等といった理由で不意にドアを開けてしまうようなことが考えられます。 そんな時、フタが開いているだけならドアに押されて閉まるだけで大事には至りませんが、ノズルが給油口に挿し込まれている状態だったらドアや給油口を傷めてしまいますし、何より、ガソリンを扱っている状況で不意に衝撃を受けることは思わぬ大事故にも繋がりかねません。

このように、ユーザがミスを起こすことをあらかじめ想定し、ミスを起こした時でも被害が起こらないようにする構造上の工夫を「フールプルーフ」と言います。 ドアにストッパーを設けるという、あまり気がつきにくい工夫ではありますが、給油時に働くという状況を考えれば、大事故にも繋がりかねないうっかりミスを防いでくれる大切な工夫であることが分かりますね。

参考リンク:Wikipedia内の信頼性設計の項に「フールプルーフ設計」として説明が載っています。 

304. なくならないスプレーのキャップ


スプレーのキャップをなくしたことはありませんか?僕は使った後についつい閉め忘れて、そのままなくしてしまいます。

キャップがなくても普段は困りませんが、引き出しにしまうときや鞄に入れて持ち歩きたいときは必要になりますよね。でもなくす心配のないキャップもあるんです。

この整髪料のキャップは、外すのではなくまわして使います。キャップをまわすと「キャップの穴」と「噴射口」が合う位置で止まり、真ん中のボタンが持ち上がってロックが解除されます。

キャップを外すのではなくまわします
ノズルの位置とキャップの穴の位置が合います

普通のキャップだと鞄の中で外れることがありますよね?運が悪ければ鞄の中身が整髪料だらけになることも。このキャップなら外れないのでそんな心配もありません。

当たり前だと思っていた「外す」という行為を「まわす」に代えたおかげで、キャップをなくす心配がなくなり、持ち運びの際も便利になりました。常識をかえた所から使いやすさが生まれています。こういった商品を見ると目から鱗ですね。

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