カテゴリー: 公共、住宅 (page 14 of 53)

579. 警報のスイッチ


出張でイタリアに行ったときのことです。ホテルでシャワーを浴びているとき、浴室に湯気がこもってきたので換気をしようと思いました。スイッチを探しましたが、それらしきボタンは見あたりません。そのとき写真のように壁の上のからヒモがたれていて、天井にも換気のためと思われる穴があいていたため、そのヒモを引いてみました。

浴室の様子

しかしいくら強く引いてみても、換気がオンになりません。よく見るとヒモの横に何か書いてありました。

注意書き

「IN CASE OF EMERGENCY…」 なんと、非常用の警報スイッチだったのです。私はゾッとしました。下手にオンにしていたら、気持ちのいいシャワーの時間から一転、やっかいな騒ぎになっていたからです。

イタリアに住んでいる知人に聞いてみたところ、このような警報スイッチはイタリアでは普通にあるそうです。しかし日本人の私が、ボタンが見つからない状況であのヒモを見たとき、思い起こしたものは昔よく見た換気扇のスイッチでした。そう、下の絵のような。 

ヒモのついた換気扇

しかし、郷に入れば郷に従え。警報を鳴らしてから日本ではこうじゃなかったなんて言い訳は通用しません。海外旅行に行く前に、行く土地の文化を予習しておいて損なことはないですね。もっとも、起こしてしまったハプニングも、後でいい思い出になることもありますが。

577. 行先と次の停車駅の組み合わせで間違えません~中央快速線の行先表示~


私は仕事で移動する際、JR新宿駅から中央線をよく利用しています。その路線の中で東京~高尾までを結ぶ中央快速線でのことです。

中央快速線は、分岐の少ないシンプルな路線なのですが、「快速」の他にも「中央特快」「青梅特快」「通勤特快」など、似たような名前の急行列車が6種類もあり(図参照)、しかもその停車駅はまちまち。さらには同じ列車でも曜日によって停車駅が異なる。というように運行形態が複雑なため、駅の位置関係が分かっている私でも乗り間違えてしまうことがあります。先日も、「通勤快速」と「通勤特快」を乗り間違えてしまい、目的の駅を通り過ぎるという失敗をしてしまいました。 

■新宿-立川間の列車種別ごとの停車駅例

しかし、最近よく見かけるようになってきた新型車両によって、このようなことは無くなりました。
その理由は、車体にある行先表示に次に停車する駅の名称が表示されるようになったからです。

新しくなった行先表示

それ以来、運行形態が複雑で列車種別を覚えられなかった私でも、表示を見ればその列車に乗るべきか否かを判断することができるようになりました。おかげで乗り間違えも無くなり、以前よりも安心して乗車することができています。

570. ちゃんと閉められないセキュリティゲート


私の会社には、社員証でもあるICカードをかざして「ピッ、ピッ」と解錠するセキュリティゲートがあります。

セキュリティゲート

このセキュリティゲートで、毎日のように起きている問題があります。それは、ある社員がカードをかざしてゲートを開け閉めし、しばらくすると・・・。

「ピッ、ピッ、ピッ・・・・」。

と、アラーム音が鳴りだします。すると出入りした社員に加え、ゲートに近い社員も、かけ足でゲートへ向かい扉を閉めます。このような光景は1日に数回見られます。このアラーム音。実は「扉が開きっぱなしです」という警告なのですが、出入りした社員は当然、「ゲートは完全に閉めたはずだ」と思っています。では、なぜゲートは閉まっていなかったのでしょうか。 

少し開いてるゲート

その大きな要因として、閉まった際に明確なフィードバックがないことが考えられます。解錠の際に「ピッ、ピッ」と音が鳴るのであれば、施錠の際にも何かしらの音が鳴って当然だと思います。実は、このセキュリティゲートでは、扉が開いている際に点灯する緑のランプが、閉めると消灯するというフォードバックがあるのですが、これでは、開け閉めした人には伝わりにくく、十分ではありません。

使いやすいセキュリティゲートを実現するためには、閉まったことをしっかり音で伝えることが必要だと思います。この他にも、そもそもの解決策として、引き戸ではなく開き戸にしたり、自動的に扉が閉まるようにする方法も考えられます。

誰しも開けた扉はしっかり閉めようと心掛けています。そんな心掛けをフォローする“仕掛け”が必要ですね。 

566. どっちのホームに乗れば良いかが判断しやすい!地下鉄の案内


霞ヶ関から日比谷に行く時のことです。日比谷線に乗ることはわかっていたのですが、あまり土地勘が無いので行き方を確認しようとしていました。ホームへ下る階段に案内板があったので、ちらっと見たところ、日比谷駅は右側のホームに来る電車に乗ればよいことがすぐにわかりました。

ホームへの階段にある案内板

再び案内板を見返した時に気付いたのですが、停車駅の記載されている方向と乗車ホームの方向が対応しています。つまり、現在の駅より、右側に駅名が書いてあれば右側のホーム、左側に書いてあれば左側のホームに行けばよいと判断できるのです。

停車駅の記載されている方向とホームの方向が対応している

一見、当たり前と思われるかもしれませんが、表記内容とホームがうまく対応付けがされているので、どちらの方面の電車に乗るべきかを直感的に判断することができます。初めて行く場所や土地勘が無い場所では、こういった案内板があるととても役立ちますね。

[補足]

反対側の階段から見た場合でも、もちろん方面が対応しています。また、上の写真の様に両方の方面が表示されているものは、ホームの両方側に電車が来る島式のホームの場合のみです。相対式ホームの場合は、行き先の駅名だけが表示されている様です。どちらにしても、自分の行きたい駅が記載されている方に進んでいけばよいということですね。 

563. 体もお風呂も清潔に


毎日のお風呂掃除は大変ですね。ちょっと油断をしていると、普段目の届かない棚やシャンプーホルダの底や内側に、カビ・黒ずみを発見して憂鬱な気分になります。

一番上の棚は私の目線と同じ高さです

我が家のお風呂場には、シャワーホルダの横にシャンプーなどを立てられる棚が3つあります。この棚には落下防止の枠がついていますが、透明な素材になっているため、覗き込まなくても内側の様子がよくわかります。しかもこの枠は、跳ね上げることが出来る構造になっているため、棚の底を隅々まで掃除することが出来ます。

透明な枠が跳ね上がります

このように、日々の掃除のことまでちゃんと考えてくれている製品のお陰で、今日も掃除の行き届いたお風呂場での快適なバスライフが送れそうです。

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