カテゴリー: パッケージ (page 9 of 30)

600. コストと手間を抑える工夫  ~返信用封筒の注意書き~


普段、様々な申し込み手続きを行う機会があります。最近ではインターネットという便利な方法もありますが、印鑑が必要な手続きとなると対面もしくは郵送がまだまだ一般的なようです。

そんな郵送手続きにつきものなのが、返信用封筒ではないでしょうか。いつ頃からか、書類の入れ忘れや記入漏れを防ぐ注意書きが添えられたものをよく目にするようになりました。ここでは最近私が使った封筒を例に、その注意書きに注目してみましょう。

まずはこちらからです。

「必要書類」とあるだけで、具体的な説明はなし

具体的な書類名が書かれていないせいか、これを見ても何を送ればよいのかわかりません。そのため、封をする前に必要書類のリストをもう一度見返し、漏れがないかを確認する手間が生じます。

ではこちらはどうでしょうか。 

必要書類が具体的に説明されている

書類名が具体的に挙げられているおかげで、入れ忘れがないか簡単に確認できます。あとは記入に不備がないかを確認するだけで済みました。

具体的に必要書類の項目名を印刷しないほうが、封筒としては汎用性が高く、導入コストを抑えられるのかもしれません。しかし、送り返した書類に不備があれば、申し込む側だけでなく、受け取る側にも返送や通知の作業が発生し、負担を強いられることになります。コストとのバランスを見極めるのが難しいですが、わかりやすく、より確実にやりとりできるためには、このような工夫を追及していくことがまだまだ必要なのかもしれません。

590. ゆで時間がわかる!スパゲッティの結束テープ


私はスパゲッティを買うときにはいつも値段を優先して、袋に密閉チャックがないものを選んでいます。1袋を一度で使い切ることはまずないため、保存用に密閉できるストッカーを購入しました。ところが、元の袋を捨てた後に困るのが、ゆで時間を忘れてしまうこと。この対策として、袋を捨てる前に“7分”などと付せんに書いてストッカーに貼っていたこともありました。

ゆで時間のメモを貼ったストッカー

そんな折、実家から送られてくる食料品(ありがたい!)の中にスパゲッティが入っていました。このスパゲッティは1袋が700gあり、1人前として1束が100gずつ結束テープで巻かれています。結束テープ自体はそれほど目新しいものではありませんが、これにはゆで時間が印字されていました。

ゆで時間が印字された結束テープ

スパゲッティをお湯に入れる直前、結束テープを外すと同時に“7”の数字が目に入り、いいタイミングで「よしよし、ゆで時間は7分だな」と確認することができます。これが、私の気になるゆで時間忘れを解消してくれました。

食品会社に問合せたところ、もともとは消費者の利便性アップのために採用した結束テープに、さらなる配慮としてゆで時間を印字するようになったとのことです。このちょっとした工夫のおかげで、私は以前のように付せんを貼っておく必要がなくなり、スパゲッティをゆでる度にささやかな満足感を得られています。 

589. 開けやすい!缶詰の蓋


不景気を感じずにはいられない昨今、家計の見直しで食費節約のため、お弁当を作ることにしました。時間の節約も大切なところ。サンドイッチなら手軽につくれるかも、と材料を購入してきました。

早速パンにマーガリンを塗って具を用意。定番のツナです。購入時から気になっていたのですが、「開けやすいソフトタブ」とのことで、缶詰の蓋が見慣れたものと違っています。タブ部分を触って確認してみると、ヨーグルトのアルミホイル製の蓋のような材質で、プルタブの金属蓋と比較するとやわらかいのですが、厚手で丈夫な印象です。でも、こんな引っ張り口で開けやすいの?と早速試してみました。 

左:プルタブタイプ 右:今回ご紹介のソフトタブタイプ

想像していたよりも簡単に開けることができ、驚きました。プルタブの「引っ張り上げる」という感覚ではなく、「めくる」というような感覚でペロリと開けることができたのです。

あっけに取られていましたが、なぜ開けやすいのか?考えてみました。

1. 開け方と材質
金属板を引き切って開けるプルタブタイプと、接着された金属フィルムをはがすソフトタブとでは要する力の大きさが段違いです。力の強い人は気にならないかも知れませんが、女性である私には気合を入れて挑まなければならないものとなっていました。     
2. 力をこめやすい
タブ部分の表面がざらざらで、つまんで引っぱりやすい処理がしてあります。
3. 安全処理
プルタブのように指を引っ掛ける部分への負荷がなく、痛くありません。更に蓋のエッジで手を切らないように気をつける必要がなくなりました。     

また、従来と変わらず汁きりも可能な上、プルタブタイプで気になっていた、蓋を開けきるときの油ハネがないのが嬉しいところです。この缶詰のおかげで、忙しい朝にも煩わされることなく、お弁当を作り続けられそうです。

イナバフーズ ソフトタブ缶説明: http://www.inaba-foods.co.jp/softtab.html 

586. もうイライラしません。ワンタッチで閉められる、楊枝入れのふた


昔からおなじみの変わらないデザイン。楊枝入れのケース。私はこのふたを閉めるのが大の苦手です。やわらかい素材でできているため、中の楊枝がはみ出てしまい、いつも一発でふたを閉められません(写真1)。

写真1:うまくふたが閉まりません

普段はイライラするので、写真1の状態で放置してしまうことが多いのですが、先日、ついにひっくり返し、楊枝を床にばらまいてしまいました。ほとんどの楊枝が使いものにならなくなってしまったので、新しい楊枝を購入しに、ホームセンターに行ったところ、ちょっと変わった楊枝入れを見つけました。

この楊枝入れは写真1のタイプとは違い、固めのプラスチックが使われています。また、ふたをかぶせるタイプではなく、開閉するタイプなので、簡単に開け閉めできます。 

写真2:ふたを閉めるときは上から押さえるだけです

この楊枝入れなら、忙しい時でも、イライラすることはなくなりますし、片手で『ぱっちん』と閉めることもできるので、きちんとふたをする習慣ができました。

他の人に『ちゃんとふたを閉めて!』と怒られることも、楊枝を無駄にすることも減り、少しストレスが減った気がしました。 

585. 乾燥剤が主張しない薬ビン


1人暮らしを始めてからしばらく経ちますが、自由に時間を取れる反面、不規則な食生活の上、野菜不足になりがちです。肌荒れも気になってきたので、最近は野菜不足のフォローのためにビタミン剤を愛用しています。この前の買い替え時に、なんとなくいつもとは違うメーカーのものを購入してみました。フタを取ってみると手ごたえに違和感があったので、フタをよく見てみると、内側に乾燥剤のケースがくっついているのを発見しました。

写真1:フタの内側に乾燥剤が!

以前使っていたビタミン剤のパッケージは、ビンの中にビタミン剤と乾燥剤が一緒に入っていたので、ビタミン剤を取り出すときに乾燥剤まで転がり出てきてしまうこともしょっちゅうで、そのたびにイライラさせられていたのです。乾燥剤を捨ててしまったこともあるのですが、そうしたらビタミン剤の糖衣が湿気でペトペトになってしまい、うんざりさせられました。邪魔だったけど、必要なものだったのね…。

写真2:中身を取り出そうとするたびにコロコロ…

今回のパッケージでは、乾燥剤がビタミン剤と一緒に転がり出てくるようなこともなく、縁の下の力持ちとして、しっかり湿気から守ってくれています。
おかげで毎日のちょっとしたイライラが解消されました。

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