カテゴリー: パッケージ (page 10 of 30)

583. 省スペース!半分に折れるカレールウの箱


カレーのルウが半分だけ余ったとき、皆さんはどのように保存していますか?

私は、中身だけを保存し、箱を捨てていました。しかし、賞味期限がルウのパッケージではなく、箱に記載されていることが多いため、いつ買ったのかわからないルウが発見されることもしばしばありました。

賞味期限のために箱を取って置くべきか、スペースを考え、箱を捨てるべきか悩んでいたところ、こんなパッケージのルウを見つけました。

このルウの箱には、横と真ん中に折りたたみ線が付いており、半分に折りたたむことができます(写真1,2)。 

写真1:このように折りたためます
写真2:折り方も記載されています

この箱であれば、賞味期限も確認できますし、省スペースで保存できます(写真3)。

写真3:この状態で保存できます

水の分量を確認したいときやレシピが載っているときなど、『箱をとって置けばよかった・・・』と後悔することも多かったので、箱を捨てずに済むのはとても助かります。ちなみに半分に折る作業も少し楽しいです。

582. 大事なことだから目立ってお知らせ! ~主張する簡易説明書~


お気に入りの音楽を満載したiPodを車でも使いたいと思い、FMトランスミッター(オーディオプレーヤーの音源をFM電波で送信する機器)を買ってみました。車に戻り、早速取り付けようとパッケージを開けると、「ここからスタート」と書かれた紙が顔を覗かせています。

ここからスタート?

紙をスルスルと引っ張ってみると、「クイック操作ガイド」というものが出てきました。このトランスミッターは、まず最初にiPodの種類に合わせて部品を組み替える必要があるようで、「クイック操作ガイド」にはこの部品の組み替えから、車に接続して使えるようにするまでの手順が載っています。

クイック操作ガイドでした

最近のデジタル機器などでは、この「クイック操作ガイド」のように、製品を使い始めるまでの手順が簡単にまとめられている“簡易説明書”が封入されていることが増えてきたように思います。他の製品では、簡易説明書を上に重ねておくなどの方法で目に留まるように考えられていましたが、この製品の場合は、パッケージを開けると本体や部品よりも先に取り出せるようになっていたり、「ここからスタート」とキャッチーなフレーズで存在感を主張しています。

簡易説明書に書かれている内容は使う前に知っておいて欲しい内容ですから、「簡易説明書を用意する」だけではなく、「その簡易説明書が先に読まれる状況を作る」というところまで考えることが大切ですね。 

576. 便利になったから開けづらい?納豆の容器


納豆好きの私は、ほぼ毎日納豆を食べています。ある日、自宅近くのスーパーに行くと、「新容器」と書かれた見慣れない納豆が陳列されていました。いつもはお気に入りの逸品を選ぶのですが、「新容器」という言葉に惹かれて購入してみました。

写真1 におわなっとう

家に帰って食事の時に容器の蓋を開けると・・・・なるほど!

写真2 蓋を開いた様子

内部は2つに分かれており、納豆とゼリー状のタレが別々に入っていました。そのタレを納豆と混ぜれば食べられる状態になるようです。一般的な納豆の上にのっているネバネバするフィルムや開封しにくいタレ袋のないこの容器は、納豆好きでも悩ましい問題から開放してくれるものだったのです。

が、何度か買っているうちに別の悩ましいことが1つでてきました。
それは蓋がとても開けづらいことです。初めは、私の開け方がおかしいのかと思っていたのですがそうではなかったのです。通常、片開きタイプの容器はあけ口がヒンジの反対側にありますが、この容器はよく見るとあけ口がヒンジのそばという不自然な位置にあり、それが開けづらい原因だったのです。フィルムがなく、タレがゼリー状になっているこの商品では、蓋の接着部分を多く、かつ強めにすることで隙間を少なくし、中身の乾燥を防いで、衛生的に保っているようです。 

写真3 新容器の接着部分とあけ口の位置

これまでのデメリットを払拭した商品なだけに、蓋が開けやすかったらどんなにいいだろうと思いました。

なかなか完璧な商品ってないなと感じましたが、日本を代表する伝統的な食品が、味以外にも容器を工夫するなど、進化し続ける納豆文化の粘っこさを感じさせられました。これからも、どんな商品が登場するのか楽しみです。

関連ページ

2009/10/27 追記

読者の方から、この容器がリニューアルされ、開けやすい蓋となっていることを教えて頂きました。 実際に購入して試してみると、接着方法はそのままに、ヒンジ部分に切り取りやすいミシン目が入り、さらに開け方もわかりやすく表示されておりました。このようなわかりやすい改善が消費者の心を動かし「私のお気に入り」の仲間入りをした方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

mizkan「お客様の声に応えさらに簡単・便利に容器が進化!」
http://www.mizkan.co.jp/company/newsrelease/2009news/090319-00.html

575. 取替え時期が分かる!便利なボックスティッシュ


コンビニやスーパーでもらうレシートに、たまにこういう赤い線が入っているものがありますよね。

取替え時期を知らせるサインの入ったレシート

ご存知の方も多いと思いますが、これは店員さんにレシートのロール紙の取替え時期を知らせるために付けられているサインです。

先日アメリカへ出張したときに宿泊したホテルの部屋に設置されていたボックスティッシュには、これと同じような工夫がされていました。 

白いティッシュ(樹脂ケース入り)
茶色いティッシュ(樹脂ケース入り)

2つの写真の違いがわかるでしょうか。片方の写真は、紙が茶色くなっています。取替え時期を知らせるサインとして、最後の10枚は茶色い紙が出てくるのです。もともとレシートの取替え時期のサインを知っていたおかげか、初めて使うティッシュでも茶色い紙が出てきたときに、残り枚数が少なくなっていることに気づくことができました。

これは、米国のKimberly-Clark社から販売されている製品なのですが、残念ながらこのティッシュは日本では販売されていません。メーカーに問い合わせてみたところ、日本で販売されているティッシュは低価格化していて、このような工夫をすると価格設定が高くなってしまうため販売していない、とのことでした。価格は安いに越したことは無いですが、こういった便利な製品が日本で手に入らないとは残念です。

ただ、取替え時期を知らせるサインが残りの10枚だけ、というのは何か根拠があるのでしょうか?レシートの場合は、店員さんが作業の流れを考えて早めに新しいロール紙に交換できると思うのですが、ティッシュの場合だと風邪をひいているときや、花粉の飛び交うシーズン、飲み物をこぼして応急的に使う場合など、一気に消費してしまうことがありそうです。こういう場合のことを考えると、もっと早く取替え時期を教えてくれてもよいのでは?と思ってしまいます。皆さんはこのラスト10枚、どう思いますか?

関連商品:KLEENEX Facial Tissue
http://www.kcprofessional.com.au/products/ordercode/4721.asp 

2009.10.22 追記

読者の方から、日本で販売されているティッシュでも青い線が出るものがあることについての情報をいただきました。ただこの青い線は、製造過程で枚数をカウントするためにつけてあるもので、取替え時期を示すものではないとのことです。

「03.箱の最後あたりのティシュに、青いマーカーの線が入っているものがあります。これは何でしょうか?」
http://www2.nepia.co.jp/company/faq/answer.html

574. しっかり見えるようになりました~日清カップヌードルの賞味期限~


カップラーメンが無性に食べたくなって買い物に行きました。目に付いたのは定番のカップヌードル。新製品が発売されていたので商品を手に取ってじっくり見ていると、賞味期限の表示の仕方が変わったことに気付きました。

これまで賞味期限は外装フィルムに印刷されていました。表示位置が商品ごとにバラバラで、カップに表示されている文字と賞味期限の文字が重なっていたり、容器と文字の色のコントラストに差がなかったりして読みにくい場合がありました。 

これまでの表示

新しくなった表示は賞味期限が容器の底に直接印刷されていて、お湯を注いだ後にフタを止めておくためのシール(フタ止めシール)が透明になっていました。

新しくなった表示

以前の表示と比べると見やすいし、フタ止めシールの下に表示されているので目に入りやすいと思います。これなら表示の確認がしやすくて助かりますね。

ちなみに他社のカップラーメンの賞味期限を見ると、容器側面の下部に表示しているタイプがほとんどで、表示のエリアをきちんと確保して大きな文字で表示しているタイプもありました。 

他社の表示(容器側面の下部に表示)

各社とも見やすさに対する配慮が感じられますが、そもそもこういった期限表示は見やすくて当たり前のような気もします。
さて、どのカップラーメンを買おうかな?

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