カテゴリー: デジタルガジェット (page 6 of 18)

643. 重さが感覚的に分かる~ペットボトルの重さを活用した表示~


皆さんは、500mlのペットボトルをカバンに入れて持ち歩く事はありますか?私は入れて持ち歩く事があるので、その重さを感覚的に把握しています。電機量販店でデジタル一眼レフカメラを見ていた時に、そんな感覚を活用した表示を見つけたのでご紹介します。下の写真の様に、デジタル一眼レフカメラの軽さを表現するために、500ml(500g)のペットボトルが用いられていました。

ペットボトルより軽い

今までは、カタログやWebサイトで重さが数字で表記されているだけでしたが、普段からペットボトルをカバンに入れて持ち運んでいる私は、デジタル一眼レフカメラを持ち歩いた時の重さを直感的に理解する事ができたのです。同じ様な表記がないか調べたところ、カタログ内で活用している機種(Panasonic G1)を見つけました。

ペットボトルより軽い

このカタログの様な表現であれば、目の前に実物がなくても重さを直感的に把握する事ができました。この様に、わかりにくいスペックの数字だけではなく、生活の中から得た感覚を比喩的に活用する事で、情報を容易に伝えられる事を実感しました。

608. 場所にアラームを設定できるiPhoneアプリ


「牛乳がないな・・・今日は洋服買いに行くから、帰りに近くのコンビニで買って帰ろう。」

そう思ったけど、帰る頃には牛乳のことなどすっかり忘れて帰宅。携帯のアラームをセットしようにも、何時頃帰ってくるのかわからないしな・・・

「時間じゃなくて、場所にアラームをセットできたらいいのに・・・」

そう思っていたある日、iPhone用アプリ「GPS-R」というのを見つけました。概要を読むと、“目的地に近づくと、アラーム音やバイブレーションが鳴動し、そこでやらなければならないことを知らせてくれます。 ”とあります。これは、まさしく私が思い描いていたアプリでは!と思い、早速インストールしてみました。

自宅近くのコンビニを検索した直後の画面
アラームを設定する画面

試しに近所のコンビニにアラームをセットし、ウキウキしながらコンビニに近づいていったのですが、何も起こりません・・・おかしいなと思い、製作した会社のHPを見てみたところ、“アラームの鳴動は、本アプリが起動していることが前提となります”という記述が・・・そういえば、現時点(2010年1月)ではiPhoneはバックグラウンドでアプリを起動できないんでした。

iPhoneアプリとしては少し早すぎたかもしれませんが、“場所にアラームをセットする”というアイデア自体は、買物のリマインドの他にも、降りる駅にセットして電車の乗り過ごしを防止するなどの、幅広いニーズを満たすことができるものだと思います。買物を忘れて帰宅したり、電車を乗り過ごして焦ったりしていたことが懐かしくなる日がそこまで来ているのかもしれませんね。

P.S

「GPS-R」にはAndroid版もあり、そちらは既にバックグラウンドで起動できるみたいですね。iPhone OS 3.0でマルチタスクに対応しなかったら、Android携帯へ乗り換えようかな・・・

(参考)「GPS-R」の制作会社のHP http://www.nidis.co.jp/products/gpsr_ja.html

2010年2月追記:

この日記を御覧頂いた方から有益な情報をご提供頂きました。ありがとうございます。2009年冬モデルから開始されたdocomoの「オートGPSリマインド」という機能で「場所にアラームを設定する」ことができるようです。
http://www.nttdocomo.co.jp/service/customize/iconcier/auto_gps/index.html

こちらはバックグラウンドで動作し、しかもリマインド機能以外にも様々な位置情報を活用したサービスが受けられるようです。ん~これはAndoroidではなく、iコンシェルが使えるdocomo機種への乗り換えを検討すべきか…

606. かんたん起動!携帯電話の電卓機能


ホームパーティを行ったときのことです。解散間際、スーパーで買ってきた食べ物や飲み物を公平にワリカンしよう、というそのとき。

「よし、じゃあオレが計算してしんぜよう!」

いつも他人任せの彼が、携帯電話を取り出し電卓機能で計算し始めたのです。

「めずらしいこともあるもんだ。」

みんな不思議に思いましたが、その謎はすぐに解明されました。いつの間にか機種変更していた彼の携帯電話には、とても便利な機能があったのです。

待ち受け画面から電卓機能で計算を始めるまでのステップは、以下のとおりです。

1.待ち受け画面で数字を打つ
   ・画面にショートカットキーの案内が表示される

ショートカットの案内

2.♪マークの付いているボタン(マルチメディアボタン)を押す
   ・画面は電卓に早変わり!打ち込んだ数字も入力済み

準備完了です

“メニュー画面を表示し、ツールを選び、電卓を選ぶ”という一般的な方法よりも、少ないステップであっという間に電卓を呼び出すことができます。この機能、新しいものではないのですが、今後も残って欲しい素敵な機能です。

最近では、“よく使うショートカットを待ち受け画面に置いておける”という端末も、多く出ています。確かに、「自分好みに便利に使いこなしたい!」という積極的なユーザにはピッタリですね。しかし、簡単かつ最低限の操作しか覚えようとしない彼のようなユーザにとっては、写真のようなショートカット案内の方が機能自体の存在にも気づきやすく、使い方を学習しやすいのではないでしょうか。

“数字入力”という最も基本的な操作によって表示される、ショートカットキー案内。誰もが自然とショートカットを使えるようになれる、おみごとな機能です。

【補足】

電卓機能が割り当てられているショートカットボタンは、機種によって若干異なるようです。友人の持っている機種(SoftBankの816SH)では、ディスプレイ近くの探しやすいボタンに割り当てられていました。

587. 意識は前向き 安全操作 ~サイクルコンピュータ


サイクルコンピュータというものをご存知でしょうか。

簡単に説明をしますと、自転車に取り付けて、走っている速度や走った距離を測ってくれるデジタル機器です。走りながら平均速度を見て自分のペースを把握したり、信号で止まったときにそこまでの距離を見て達成感を味わったりと、まぁ完全に自己満足なシロモノです。

一般的に、サイクルコンピュータには色々なモードが用意されていて、走行速度や最高速度、走行距離などの表示をボタンで切り替えて見られるようになっています。

表示を切り替えるボタンが1つのものもあれば、複数あるものもありますが、僕が使っているこのサイクルコンピュータ、見た感じどこにもボタンが付いていません。 

どこにもボタンが・・・

実はこれ、表示部というか本体そのものが押せるようになっています。仕掛けとしては、本体の裏面に小さな突起があり、ハンドルとの接続部でストロークがとれるようになっているため、本体そのものを大きなボタンとして押すことができるのです。

そのまま押せる

~最高速度への飽くなき挑戦、大いなる勇気~

と馬鹿なことを思いがちですが、とにもかくにも安全に気を配ることが最優先です。信号や自動車、歩行者は当然のこと、道路の段差や小石まで、自転車を運転しているときはたくさんのものに気を配りながら走らなければなりません。「ボタンの位置に当たりをつける」という、手探りの行為が省略されるだけでもずいぶん気持ちに余裕が生まれ、身の安全・周囲の安全に気を配ることができます。

製品情報のWebページにある『手袋をしたままでも確実に操作可能』という謳い文句だけではもったいない!利用状況に合わせて操作負荷の高い手順を短縮した、スピード感あふれるインタフェースのご紹介でした。 

568. 油断していた!DS Liteの電源ランプ


本使いやすさ日記(『536. 電池状態が把握しにくいPSPの電源ランプ位置』)で書かれているように、プレイステーション・ポータブルでは右手で電源ランプを隠してしまい、電池の消耗に気が付かないことがあります。

ある日、ニンテンドーDS Lite(以下、DS Lite)で遊んでいたところ、突然電池切れになってしまいました。DS Liteの電源ランプはPSPのように手で隠れる位置にはないので油断していました。

DS Liteの付属取扱説明書によると、電源ランプはバッテリーパックの残量が十分だと[緑色]、少なくなると[赤色]に点灯し、使い切ったところで電源が切れるといった具合に、電池残量はランプの色の変化により示されます。

では、なぜこの変化に気付かなかったのでしょうか。一つ目に、右手にタッチペンを持って遊んでいたために、右手が電源ランプを遮っていたのです。次に、ゲームに熱中して画面を注視していたので、画面から離れた位置にある電源ランプの変化に気が付かなかったのです。 

写真左:DSLiteを両手で持ったとき   写真右:タッチペンを使うとき

そこで、他の身近な携帯機器では電池残量の変化はどのように示されているのか調べてみました。

  • ニンテンドーDSi(最新のDS):電源ランプの青点灯→赤点灯→赤点滅
  • 携帯電話(D904i):3段階の電池アイコン→画面表示+アラーム音
  • iPhone:画面上部の電池アイコン→警告→大きな電池マークの表示 
写真:左から順に、DSi(3つのランプのうち一番右が電源ランプ)、D904i、iPhone

最新のDSiでは、ランプの点滅が増えたことで視覚への刺激が強くなり、より注意を引くように改善されています。また電源ランプの位置が左側になったことで、タッチペンを持つ右手により隠れてしまうことは避けられるようになりました。しかし、左手で持つ人は困るのではないでしょうか。

携帯電話では、一般的に3段階の電池アイコンがあり、さらに私が持っているD904iは電池切れ間近になるとアラーム音とともに警告が画面全体に表示されます。これだと画面を見ていなくても音により確実に気が付くのですが、いつもびっくりしちゃうんですよね。

iPhoneの場合も、画面全体に充電を促すような表示が出ますが、この時には何の操作も出来なくなってしまいます。

このように、電池残量の表示と言っても、その表現方法は機器により様々です。確実に気付かせてくれる方法もありますが、ゲーム機で携帯電話のように警告されたとすると、遊んでいるところを邪魔された感じがしてイヤですよね。

そういったユーザのコンテクスト(利用状況)を考えると、DSiの注意喚起ほどの改善が妥当なところなのかもしれませんね。 

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