カテゴリー: デジタルガジェット (page 15 of 18)

93. USB機器の電源供給方式呼称~文言の主体


USB機器の電源供給方式に二通りあるのはご存知だと思います。セルフパワード方式とバスパワード方式です。スキャナやプリンタみたいに機器自身にACアダプタを接続して電源を確保するタイプと、マウスやキーボードみたいにPC本体のUSBポートから電源取るもの。

これってどっちがどっちだかすぐに言えますか?

σ(^^)はいつもこんがらがっちゃいます。多分、セルフパワードの「セルフ」が指す主体が曖昧なせいではないかなと思うんです。正しくはUSB周辺機器側「自身」が自分用のACアダプタから電源を確保してます、って意味合いだと思いますが、σ(^^)はどうも、一瞬PCを主体に思ってしまって、PC「自身が」電源を供給するから、例えばノートPCであれば別途外部電源を必要とせず独立系の中で動作できますよ、って言ってる様に聞こえてしまいます。なんか「セルフ」って言葉に、周りのお世話にならないで自分の面倒を見られるって語感がありますよね。あぁ、そうか。これも周辺機器側が主体であれば間違いじゃないのか。うーむ、多分σ(^^)的にはやっぱり周辺機器っていずれ単独では機能しないもの、付属部品であって、PC本体も含めたシステム全体にしか主体を設定できない感覚なのかも。

逆にバスパワードの「バス」はUniversal Serial BusのBusだからして、明らかにUSB端子から電源取れるよってことを意味してるんだけど、どーもσ(^^)の語感では何か電源を取るために別の端子をバスっと(寒っ)挿さないとダメな方ですよ、って言ってるように聞こえちゃうんですよね。

○使いやすさの秘訣 ゲリラ編 USB電源供給方法の区別の巻き

言葉の主体がどっちか、なんて判断は認知負荷が高いので、もう少し実践的なヤツいきましょう。まず間違いようないのがUSBマウスですよね。ACアダプタが別途必要なマウスなんて見たことない。つまり、マウスがバスパワードであることがわかれば、後の区別が楽ではないかと。マウスがバスだってことさえ覚えておけば。マウスがバス…あぁ、昔バスマウスっつー接続方式のマウスがあったよね。って、PC-9801全盛期の頃からパソコン触ってる人じゃないとわかんないか。というワケで、「何、マウス?マウスといったらバスかシリアルかじゃろ。USBなんか知らん。」という人は、とりあえず「バス=マウス」ペアはUSBの世界でも通じるという覚え方をしてはいかがでしょう。

バスマウスをご存知ない方は、年季の入ったパソコンユーザの方にでも聞いてみて下さい。ただし、「何?電源を入れたまま周辺機器を抜き差しなんて言語道断。電源を切る前にはSTOPキーを連打するのじゃ」とかいう話になり始めたら適当に切り上げて逃げるべし(^^;)。

ちなみにσ(^^)は先月誕生日でしたが、まだ20代。初めて買ったパソコンはMSXでした。マウスはジョイスティックポートに挿してました。

92. カードリーダーにメディアを入れるときに


これは、カードリーダーと呼ばれるものです。

カードリーダー
スマートメディアとコンパクトフラッシュの両方に対応

デジカメなどで撮影した写真はスマートメディアやコンパクトフラッシュなどのメディアに保存されます。そのメディアをパソコンに転送するためのものです。こういったカードリーダーが対応しているメディアの種類には何種類かあって、スマートメディア専用またはコンパクトフラッシュ専用、もしくはその両方が扱えるものなどがあります。

ところで、写真のものは両方のメディアを扱うことができるものです。しかし、両方のメディアを同時に使用することはできない仕様になっています。おもしろいのは、スマートメディアを入れているときに誤ってコンパクトフラッシュを入れないようにするため、スマートメディアを入れるとそれにともなってコンパクトフラッシュの挿入口の「フタ」が閉まるという仕組みになっています。こういった制約をつけることでエラーを未然に防ぐことができます。

スマートメディアを入れたとき
スマートメディアを入れたとき

それでは、その逆、つまりコンパクトフラッシュを入れているときにスマートメディアを入れてしまうのではないか?ということも考えられます。しかし、ここでも制約によりこの問題も解決しています。下の写真のようにコンパクトフラッシュを抜かないとスマートメディアを入れることはできないようになっています。

コンパクトフラッシュを入れたとき
コンパクトフラッシュを入れたときはこのように

89. 春の新生活応援企画 家電製品買い方指南(AV機器編)


ビデオ

ビデオにもテレビと同じくモノラル専用型とステレオ対応型があります。映画や音楽番組はもちろん、音声多重放送を録画するにはステレオ型がお勧めです。最近では値段もほとんど変わりませんし。逆に値段があまり変わらないだけに、わざわざモノラル型を買ってしまうと悔しいです。見分け方は、ステレオ型の場合はたいてい前面パネルのどこかに「HiFi(ハイファイ)」と書かれています。またテレビ編でも説明したように前面入力端子の数で見分ける手もあります。

またビデオには標準モードと3倍モードがあるのはご存知だと思いますが、最近では5倍速なんて録画モードをもった機種も現れています。120分テープで10時間も録画できてしまうんですね。ただし、互換性に制限があるので、友人と貸し借りするテープには使わないほうが良いでしょう。

音楽環境

これから通勤/通学電車生活を始めるという方も多いのではないでしょうか。そんな時に音楽は欠かせません(音量は控えめに:-))。今ですとMDかCDかシリコンオーディオプレイヤーという選択肢があると思います。どれも一長一短あります。

MDはプレーヤーやディスクが嵩張らず持ち歩くのには好都合ですね。短所しては、店頭でMDに音楽をダウンロード購入できる端末も登場してはいるものの、原則として自分でCDなどからダビングしなければならないという点でしょうか。例えばお店でCDを買ったり借りたりしたその帰り道は聴いていけません(個人的にこれは大きいと思う)。

CDはその点バッチリですが、ディスクの取り扱いに注意が必要で、ケースまで含めると持ち歩くには少し嵩張ります。最近はCD-Rドライブのついたパソコンも増えてきているので、そういったものを活用すれば自分のオリジナルCDを作ることも可能です。ディスクもMDより安いことが多いです。パカっと開くタイプのプレーヤーはレンズを傷つけてしまいやすので注意が必要になります。

シリコンオーディオプレーヤー(いわゆるMP3プレーヤー)はなんといっても音飛びしないのが魅力です。また軽くて携帯性に優れています。電池の持ちに関してはCDなども飛躍的に向上していますので、そうアドバンテージはないように思われます。欠点は録音メディアの入れ替えができず(あるいはできるけど非常に高価)、違う曲を聴きたいと思う度に録音(ダウンロード)し直さなければならない点です。朝の出掛けに「今日は○○を聴いて行きたい気分」と思っても、パソコンを立ち上げてケーブルつないでソフト起動して、なんてやってる時間はないものですよね。そのディスクを引っつかんで出かければ済むMDやCDには適わない部分です。

部屋用のオーディオに関しては、あれだけ個性的なデザインが揃うともう他の選択基準は目に入らないかも知れません。それでも迷ったらちょっとリモコンにも目を向けてみて下さい。ディスクの入れ替え以外はほとんどそこから操作する訳ですので、後の使用に大きく影響する部分です。またラジカセなどで多いフタをパカっと開けてCDをセットするタイプのものは、やはりレンズが剥き出しになっていて傷つけてしまいやすいので、トレイ(引出し)式の方が気楽に扱えます。

#トレイはトレイで壊れるんですが、たぶんレンズ交換よりは安価ではないかと。

88. 春の新生活応援企画 家電製品買い方指南(テレビ編)


ちょっと長くなってしまったので、次のAV機器編からテレビ編を独立させました。

テレビ編

今、店頭で見て一番気になるのはワイド画面(16:9)か従来の4:3画面かだと思います。将来的にはBSデジタル放送を始めワイド画面による放送が中心になってきますが、まだまだBSデジタルチューナーも高いですし、その高画質を活かせるプログレッシブ対応テレビ(これまた高い)を買うのでなければ、必ずしもワイドでなくてもいいと思います。

もし今プログレッシブと呼ばれる高価なタイプ以外のテレビでワイドをチョイスする価値があるとしたら、DVDで映画を観ることが多い人でしょうか。逆にDVDといってもアニメ中心の人や、ゲーマーの人はまだまだ4:3の方が同じ予算で大きなサイズのものが買えてお得な気がします。

使いやすさの観点では前面入力端子が便利。ちょっと人から借りてきたゲーム機やビデオカメラやをつなぐのに、わざわざテレビの後ろの端子にケーブルを接続するのは面倒です。今では前面入力端子がついていないものを探す方が難しいですが、自分の使用頻度を想定して、他の設定ボタンと一緒にフタの中に隠れているものと前面入力端子だけ外に出ているのから選んでみてはいかがでしょう?結局ケーブルつなぎっぱなしであれば、他の設定ボタンも一緒に剥き出しにしてホコリつもっちゃうのは美観を損ねますし。

また14形や21型クラスではステレオかモノラルかという違いに注意。ステレオタイプは音楽番組や映画がステレオで聴けるというだけでなく、二ヶ国語放送を楽しめる点が、これから語学学習などに興味をもっている人にはポイントとなるでしょう。ステレオかモノラルかを見分けるにはスピーカーが画面の左右両方についているかが簡単なんですが、最近ではスピーカーに似せたブツブツだけデザインとしてつけてるのがあるので要注意。こういう時は前面入力端子に注目しましょう。端子の数が3つ(たいてい黄白赤)あるのはステレオ対応、2つ(たいてい黄白)しかないのはモノラル専用です。

ステレオ型の入力端子
↑ステレオの場合の入力端子。音声が左右2端子ある。
モノラル型の入力端子
↑モノラル型の場合の入力端子。音声はひとつしかない。

ちょっと余談。SONY社製のテレビにはプレステ用マルチAV端子というのがあるん
ですが、この端子は紆余曲折があって、現在のプレステ2ではDVDビデオが観られないので注意(ゲームはできます)!プレステ2をつなぐから、というだけの理由でマルチAV端子付のテレビを選ぶと残念な思いをします。

ゲームやDVDを綺麗な映像で楽しむにはコンポーネント映像入力端子と呼ばれる端子がついたものが各社から出ていますので、これを選択のポイントとすると良いでしょう。

87. 春の新生活応援企画 家電製品買い方指南(電話編)


電話機

日本の電話機は一時は多機能競争の代表格みたい製品カテゴリで、今でも微妙に親切な機能が山盛りについてますが、多くの方は実際には大半を活用しきれないと思います。とりあえずイタズラ電話に用心したいという人はナンバーディスプレイ機を買いましょう(要別途契約)。最近のものは携帯電話のように電話帳登録されている番号ならその名前が表示されるので便利です。更に声で読み上げてくれるのまであります。

一昔前の電話機はたくさんの機能を数字キーで操作しなければならず、マニュアルで機能番号を調べたり、操作してもフィードバックが「ピー」と鳴るだけだったりして大変だったんですが、最近のものは大きい液晶画面を備えていて上下左右ボタンでメニューを選んでいくだけで済むものが多いです。迷ったらとりあえず画面が大きいのを選んでみるのもいいかも知れません。

携帯電話と電話帳データを交換できるものがもっと増えて欲しいですね。

PHS派の人は、少し高いですが、PHSをコードレス子機として使えるタイプのものをチョイスすると、同じ操作で家にいる時は通話料の安い固定電話回線を使ってかけられるので便利です。

電話回線

家電ではないので今回の企画にはそぐわないかも知れませんが、この時期に多くの人が悩まれると思うので、一緒に扱っちゃいます。

とりあえず従来のアナログ回線かインターネットに向くISDNかという選択肢があります(地域によってはインターネット用にはより最適なCATVとかADSLとかいう回線がひける場合もあります)。

アナログ回線とISDNの違いは、後者がより速い通信速度でインターネットができるということと、アナログ回線2本分に相当する通信が一度に可能なので、インターネットしていても電話が話中にならないという点です。基本料はISDNの方が高いんですが、アナログ2本分まではしません。ナンバーディスプレイなどの付加サービスもISDNの方がちょっぴり高かったりします(納得いかん!)。

それからアナログ回線にしろISDNにしろ、利用には回線毎にNTTの電話加入権という権利が必要になります。買うと数万円するんですが、一度買ってしまえば譲渡や再利用が効くので、親戚などで子供が一人暮らししてたけど実家に戻ってきたなんて人をあたって、余ってないか聞いてみると良いでしょう。

またISDNの場合は月々の基本料が少し高い代わりにこの加入権が不要なISDNライトというコースもあります。加入権相当分を基本料の差額で払ったら終わりではないので、長期的に使うと損なんですが、そうせ2、3年後の電話回線環境なんてどうなってるかわからないので、これはこれでアリだと思います。

携帯電話

もはや必需品の様相を呈してきました。機種ごとにかなり使いやすさに開きがあるんですが、いかんせんお店で触れるのはモック(模型)だけで、自分で確かめてみられないのが困りモノです。

なるべく知人のものを見せてもらったり先述の製品評価サイト WAAG(バック)で実際に使ってる人たちのレビューを参考にして選んでみてはいかがでしょう。

とりあえず頻度からいってメモリダイヤル(電話帳)とメールの読み書きの操作性がポイントだと思います。知人のものなどを触らせてもらう機会があったら、電話帳の登録と呼び出し、メールの送受信くらい試させてもらうと良いと思います。特にメールの利用頻度が高い人は、待受け画面からメール機能にたどり着くまでの操作ステップ数などが評価ポイントになるかも知れません。例えばDoCoMoの50xシリーズと209シリーズはどちらもiモード機能をもっているんですが、一般的に209ではメニューの奥深くに潜んでいて、50xシリーズではiボタン一発でジャンプできるなどの違いがあります。

また携帯電話かPHSか迷われている人へ。基本料はPHSの方が随分安いですが、携帯電話への通話料が高いので、かける相手が携帯の人が多い場合はかえって高くつくかも知れません。また相手もかけづらいでしょう。メールのやりとりもPHSの方が数倍高くつくこともメールを多く使う人には見逃せません。PHSのメリットはパソコンなどをつないでデータ通信する場合の速度が速いことや、対応電話機を使えば家庭でコードレス子機になることなどと考えておくと良いでしょう。また一部のiモード向けサイトにアクセスできるPHSも登場してきています。

関連ページ
製品評価サイト WAAG(バック)

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