カテゴリー: デジタルガジェット (page 14 of 18)

125. ぐはぁ、PowerBook用じゃないじゃん


パッケージ写真

写真は、先日会社近くのショップの閉店セールで処分価格で手にいれたプライバシーフィルターです。ノートパソコンの液晶モニタにはりつけると、隣から覗かれにくくなる(正面からしか見えない)というアレです。自分では長いこと愛用しているのですが、PowerBookG3を使っている知人に良かろうと思って買ってみました。しかも安かったので2枚も。

あけてビックリ。パッケージにはこんなに大きく「PowerBookG3 & iBook」と書かれているのに、全然サイズが足りません。パッケージをよ〜く見てみると、右上に(色褪せた(^^;))オレンジで「iBook」というシールが貼られているではありませんか。そうです、このパッケージはシリーズ共用の箱ですが、実際にはPowerBookG3(14インチ)用とiBook(12インチ)用は別パッケージだったんです。

σ(^^)がゲットしたのは2枚ともiBook用でした…

処分品なのでシールが色褪せていて目立たなかったのはご愛敬としても、よりによってデカデカで対応機種を詠った位置からもっとも離れた場所に具体的な内容物を示すシールを貼るのはどうよ、って気がしません?

そりゃ、冷静に考えればPowerBookG3とiBookが同じ液晶サイズのワケないんですけどね。

しょうがない。転売先を探そう。¥3,000くらいで買っていただける方募集。furuta@novas.co.jpまで。

P.S.

日記番号123と124をブックマークした時に表示される番号がずっと間違っていた様です。リンクなどを貼られている方はご確認下さい。ご迷惑をおかけしました。

118. イオカードに見るユーザビリティ向上


首都圏では、JRがイオカードというものを発行しています。これはそのまま自動改札を通すことができるもので、オレンジカードのように券売機で切符を買うこともできます。

先日ふと気がついたのですが、このイオカード、こっそりリデザインされていました。

古いイオカード
古いイオカード
新しいイオカード
新しいイオカード

カードの挿入方向を示す矢印が目立つようになっています。些細なことですが、使いやすさを向上しよう、という意図が感じられます。素晴らしいですね。

※自動改札では向きに関係なく挿入することが出来ますが、券売機や精算機では、正しい方向で挿入しないといけません。

117. Microsoft Office Keyboard ~ユーザニーズの読みとり


Microsoftから面白いキーボードが発表されました。

(未購入なので写真がありません。引用の可否もわからないので、下のリンクからご覧下さい)。

「Microsoftってハードも作ってるの?」とおっしゃる方もいるかもいれませんが、ここのハードは秀逸なものが多いです。σ(^^)の周りにもWindowsが嫌いなMac信者であるにも関わらず、マウスはMicrosoftのIntelliMouse Optical愛用、という人多いです。というか気付けばウチの会社のマシンの半数以上にこのマウスがぶら下がってるような…。OS自体のシェアより高い(^^;)。

で、今度のキーボードなんですが、文字通りオフィスユース(Officeユース?)におけるユーザのニーズを的確にぐわしっとつかんでくれたような工夫が随所にされているのです。

σ(^^)的に気に入ったのは、

・Excelでの便を配慮し、テンキーの上に、(、)、=、バックスペースなどが1ストローク(=Shift押さなくて良い)で入力できるキーを設置。

・キーボード左にホイール等の特殊キーが満載。特にアプリケーション切替用の左右ボタンがヨサゲ。Alt+Tabは片方向にしか移動できませんからね(Alt+Shift+Tabは論外)。画面でのフィードバックはAlt+Tabした時のようなものが出るんですかね?アレはAltを押しっぱなしの間だけの表示前提なので、1ストロークキーの場合はどうしたんでしょ?

カット&コピー&ペーストも1ボタンでイケるのもいいかも知れません。ショートカットまでは使いこなしてない、という方もクリップボード系はもっと簡単にやりたいと思っているでしょう。

キーボード上部のホットキー(1ボタンでメーラーやブラウザを1発立ち上げ)は、ノートパソコンとかでも使った試しがないので、個人的には価値未知数。音量調節はいいかも。

以前の日記で紹介したIEとの配列問題はどうなかったと思いきや、アレは廃止になったみたいですね。「戻る」と「進む」だけかろうじて残ってるようです。

うーむ。試したい。ウチはWindowsの他にも、MacやLinuxで共通のキーボード&マウスを切り替えて使うので、そういう特殊環境でどれくらい汎用的にふるまってくれるか次第。テンキーの上のカッコやイコールなんかは、あるOSでは大丈夫でも別のOSでは効かない、なんてことになったらかえって作業効率が落ちてしまうかも知れません。

#うーむ、今月26日発売かぁ。給料日前だよ。

まぁ、そういう特殊環境の人間のニーズや回路設計はおいといて(^^;)、一般的にWindowsやMacをオフィスユースで利用する人のユーザニーズをしっかり研究して作り込まれた製品だという「匂い」がします。キータッチがお好みにあれば、なかなか良い選択肢ではないでしょうか。

キーボードやマウス、モニタってのは、一番基本的で必須で使用時間も長いヒューマン・インターフェイスですので、メーカー製パソコンをお使いの方でも、付属のもので満足せずに、少しこだわってみるのもいいですよね。

#最近、眼精疲労と肩こりがヒドくて、モニタを物色中…

関連ページ
Microsoft Office Keyboard
使いやすさ日記『54. 対応付けって知ってる?〜Microsoft Keyboard』

114. 充電されないCDウォークマン


写真はσ(^^)の愛用しているSONYのCDウォークマン(最近はディスクマンと言わないらしい)D-E999の、充電/ホールド状態を示すLEDです。

充電中は点灯。ホールド警告は点滅

この機種は単にDCアダプタをつなぐだけでは充電が始まりません。外部バッテリ端子と共用している関係かも知れませんが、まずこれが非常に面倒です。携帯電話の感覚で、アダプタを差すだけで充電が始まって欲しいですね。

で、充電をスタートするにはどうするか、というと、本体の停止ボタン(「■/CHG」と書かれている)を押すんです。買って最初はまずこれでやられました。寝る前に充電かけたつもりが、翌朝もバッテリは空のまま。

次はしっかりマニュアルを確認。CHGランプが光ったのをチェック。でも次の朝や
はり充電されていませんでした。そう、この充電ランプは、ホールド状態のインジゲー
ターも兼ねていて、ホールド(誤操作防止のためのボタン無効モード)がオンの状態で
何かボタンを押すと一定時間点滅するんです。σ(^^)は、何度かカバンの中でボタンが誤作動した経験があるので、すべてリモコン操作とし、本体側のスイッチはホールドで無効にしているのです。この状態でDCアダプタをつないで「■/CHG」を押すと、「今はホールドだからボタンは効かないよ」という意味でこのLEDが点滅するんですが、どうしてもこれが充電が始まった合図にしか見えない(点滅してるとモリモリ充電してるように見えません?)。しかも、この点滅は10秒間も続きます。2、3度光れば十分だと思うのですが、継続的に光るもんだから、なにかしらの状態表示に思えてしまいます(普通10秒も点滅終るまで見続けないですよね?)

再度マニュアルをチェックして、完全に仕様を理解した後でも、2回ほど同じミスをして、朝充電が完了していない、という状態でした。スタミナが自慢のSONYだけあって、本当によく電池が持ちます。それだけに、忘れた頃に電池が切れて同じミスを何度でも繰り返してしまうんです。

この事例からの教訓は、

・例えロジカルには明確な差異でも、ユーザにとってはそうとは限らない

・利用頻度が低いからといってユーザビリティ対応の優先度を下げていいことにはならない。時計合わせなど、むしろたまにしかやらない故にユーザの記憶には残らず、マニュアルを紛失した頃に問題になるものも多い。

といったところでしょうか。

106. ユーザの意図把握と自動化 ~DVカメラの電源制御


ユーザの意図を把握して、操作を自動化/簡略化することはインタラクション設計者の重要なテーマですね。

適切でなかったりやりすぎたりすると、某オフィス製品のように不評を買ったりしますし、案外難しいものです。

最近購入したDVカメラ、VictorのDVX9はなかなかにうまい設計がされていたのでご紹介します。

通常DVカメラで撮影を開始するには、写真のような電源兼モード切替スイッチで、撮影モードにし、(必要に応じて)液晶パネルを開き、レンズキャップを外す、といった手順が必要になります。

電源スイッチ部分

ところがこのDVX9はレンズキャップは電動で自動開閉しますし、液晶パネルが電源に連動しているので、普段は電源スイッチを撮影モードにしたままにしておけば、液晶を開くだけで電源が入って撮影可能状態になります。こまめに電源を切って、要所要所でスナップ的に撮影するような使い方では非常に効率が良いですね。

ちなみに液晶パネルではなくファインダーを使う場合は、下の写真のようにファインダー部分を引っ張り出すことで電源が入ります。

矢印のどちらかの操作で電源オン

ひとつ心配なのは、この自動制御が再生モードでは行われないということです。再生モードの時は液晶を閉じても電源が切れないのです。撮影モードでのクセがついていると、電池切れになりそうでちょっと不安です。

関連ページ
Victor GR-DVX9商品情報(リンク先消滅)

« Older posts Newer posts »