電話機

日本の電話機は一時は多機能競争の代表格みたい製品カテゴリで、今でも微妙に親切な機能が山盛りについてますが、多くの方は実際には大半を活用しきれないと思います。とりあえずイタズラ電話に用心したいという人はナンバーディスプレイ機を買いましょう(要別途契約)。最近のものは携帯電話のように電話帳登録されている番号ならその名前が表示されるので便利です。更に声で読み上げてくれるのまであります。

一昔前の電話機はたくさんの機能を数字キーで操作しなければならず、マニュアルで機能番号を調べたり、操作してもフィードバックが「ピー」と鳴るだけだったりして大変だったんですが、最近のものは大きい液晶画面を備えていて上下左右ボタンでメニューを選んでいくだけで済むものが多いです。迷ったらとりあえず画面が大きいのを選んでみるのもいいかも知れません。

携帯電話と電話帳データを交換できるものがもっと増えて欲しいですね。

PHS派の人は、少し高いですが、PHSをコードレス子機として使えるタイプのものをチョイスすると、同じ操作で家にいる時は通話料の安い固定電話回線を使ってかけられるので便利です。

電話回線

家電ではないので今回の企画にはそぐわないかも知れませんが、この時期に多くの人が悩まれると思うので、一緒に扱っちゃいます。

とりあえず従来のアナログ回線かインターネットに向くISDNかという選択肢があります(地域によってはインターネット用にはより最適なCATVとかADSLとかいう回線がひける場合もあります)。

アナログ回線とISDNの違いは、後者がより速い通信速度でインターネットができるということと、アナログ回線2本分に相当する通信が一度に可能なので、インターネットしていても電話が話中にならないという点です。基本料はISDNの方が高いんですが、アナログ2本分まではしません。ナンバーディスプレイなどの付加サービスもISDNの方がちょっぴり高かったりします(納得いかん!)。

それからアナログ回線にしろISDNにしろ、利用には回線毎にNTTの電話加入権という権利が必要になります。買うと数万円するんですが、一度買ってしまえば譲渡や再利用が効くので、親戚などで子供が一人暮らししてたけど実家に戻ってきたなんて人をあたって、余ってないか聞いてみると良いでしょう。

またISDNの場合は月々の基本料が少し高い代わりにこの加入権が不要なISDNライトというコースもあります。加入権相当分を基本料の差額で払ったら終わりではないので、長期的に使うと損なんですが、そうせ2、3年後の電話回線環境なんてどうなってるかわからないので、これはこれでアリだと思います。

携帯電話

もはや必需品の様相を呈してきました。機種ごとにかなり使いやすさに開きがあるんですが、いかんせんお店で触れるのはモック(模型)だけで、自分で確かめてみられないのが困りモノです。

なるべく知人のものを見せてもらったり先述の製品評価サイト WAAG(バック)で実際に使ってる人たちのレビューを参考にして選んでみてはいかがでしょう。

とりあえず頻度からいってメモリダイヤル(電話帳)とメールの読み書きの操作性がポイントだと思います。知人のものなどを触らせてもらう機会があったら、電話帳の登録と呼び出し、メールの送受信くらい試させてもらうと良いと思います。特にメールの利用頻度が高い人は、待受け画面からメール機能にたどり着くまでの操作ステップ数などが評価ポイントになるかも知れません。例えばDoCoMoの50xシリーズと209シリーズはどちらもiモード機能をもっているんですが、一般的に209ではメニューの奥深くに潜んでいて、50xシリーズではiボタン一発でジャンプできるなどの違いがあります。

また携帯電話かPHSか迷われている人へ。基本料はPHSの方が随分安いですが、携帯電話への通話料が高いので、かける相手が携帯の人が多い場合はかえって高くつくかも知れません。また相手もかけづらいでしょう。メールのやりとりもPHSの方が数倍高くつくこともメールを多く使う人には見逃せません。PHSのメリットはパソコンなどをつないでデータ通信する場合の速度が速いことや、対応電話機を使えば家庭でコードレス子機になることなどと考えておくと良いでしょう。また一部のiモード向けサイトにアクセスできるPHSも登場してきています。

関連ページ
製品評価サイト WAAG(バック)