カテゴリー: デジタルガジェット (page 16 of 18)

86. 春の新生活応援企画 家電製品買い方指南(はじめに)


この春から入学、就職などで新生活を始める方の応援企画として、集中連載企画「家電製品買い方指南」をお送りしたいと思います。

暮らしのための生活家電を揃えなきゃいけないんだけど、どういう基準で選んでいいかわからないと言う人のため※の簡単なチェックポイントです。値段やデザインと一緒に選択項目として参考にしていただければ幸いです。

※つまり、D1端子とD3端子の違いが気になる人や、DVD-RWデッキかHDDレコーダーか悩んでいる人には物足りない内容だと思いますのでご勘弁を。またPDAやシリコンオーディオ(MP3)プレーヤーなどの電子ガジェットでお悩みの方はこちらの掲示板でお尋ねになるのをお勧めします。

さて、この企画を思いつくのが遅かったので、すでにタイミングとしては機を逸しつつある気がしていますので、とりあえず速報性を第一にしてジャンル別に3〜4部にわけて掲載し、随時更新していくという形にしたいと思います。

「こういう商品で悩んでいるんだけど」とか「この商品を選ぶならここをチェックしないと!」というご意見、ご要望もお待ちしています。

また立場上、原則的として特定の製品をお奨めしたり悪評を書いたりはできないのでご勘弁を。それにやっぱ道具は人それぞれの個性や使い方によって最適なものって違ってくると思います。以下の記事では極力最大公約数的なポイントや、そうでないものも条件を明記する形で指摘するよう心がけていますので、是非それらを参考にして、ご自分の目で判断してみて下さい。家電製品選びもそれなりの解像度をもって眺めると楽しいもんですよ。

P.S.

一浪の末、先日見事早稲田大学に合格した従兄妹の綾乃ちゃんにこの企画を捧ぐ。おめでとう&ご苦労様

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85. 長押しの「溜め」を表現したい


最近、色々な製品が軽薄短小化+多機能化している弊害として、ひとつあたりのボタンに割り当てられる機能数が増大していることが挙げられます。

特に覚えるまでが大変なのがいわゆる「長押し」ですね。携帯電話などで顕著ですが、ヒドい時には短押しした時の文字ラベルやアイコンしかついてなくて、マニュアルでも読まなきゃそこで長押しして何か起こることに気付かないものもあります(っていうかほとんどそう)。

ひとつ上手い(良い)例はパイオニア製のカーオーディオ製品があります。写真の両端に丸のついた縦棒の記号は、長押しを意味しています。

hoge
ちょいと画像は待ってて下さい。休みがないので家帰って撮れな
いの(;_;)。

しかし、携帯電話などの文字ラベルを書き込めるスペースに著しい制限がある場合などには、いくらこのような優れた記号を使っても、短押しと長押しの双方のラベルを書いておくことはできません。

そこでご提案。

まずは長押しすると何かが起きることに気付いてもらうことが大事なのです。特に長押しが長押しとして認識されるまでの時間が長いケースが問題。我々がユーザテストをしていても、せっかく被験者の方が長押ししてくれたのにそれが認識される直前で諦めてボタンを離してしまうなんてことがよくあるんです。

なので、とりあえず今長押し認識に向かって「溜め中(ゲーマー用語?)」だということをフィードバックするような仕組みがあればいいのではないでしょうか?それはプログレスバー(処理中にビョーンと伸びるあのグラフ)のような画像表現かも知れませんし、かめはめ波チャージ中みたいな音による表現でもいいかも知れません。

#あれ、かめはめ波の溜め中って何か音してなかったっけ?

具体的な表現アイデアが閃いた方、格闘ゲームあたりで良い例をご存知の方、是非メールをお寄せください。ヒマがあったら流行のiアプリか何かでデモでも(さぶっ!)作ってみたいと思います。

81. DVカメラのテープ交換 ~利用シーンのデザイン


先日会社でユーザテストの撮影用にDVカメラを購入しました。

DVカメラ
ついに当研究所にも最新鋭のハイテク機器が!

このカメラを買って大失敗だったなぁ、と思うことがひとつあります。それは、テープが写真の様に本体の底面を開いて入れる方式だったことです。

普通ユーザテストでは、特定のアングルから被験者(モニタ)さんを撮影するのに三脚を使ってカメラ位置を固定するのですが、これでは被験者さん毎にテープを交換する度に三脚から外さなければなりません。そして再び三脚に取り付けてアングルを調整しなおしです。

また先日のユーザテストでは三脚を使用しなかったんですが、その場合でも、テープを取り出して、ラベルを貼ったり次のテープの外装フィルムをはがしてケースから取り出して、としている間にテープ挿入口が開いたカメラは置き方に困ってしまい、写真の様に置いたりしていました。経験的にこの辺のメカはよく故障するとわかっているので、結構ナーバスになりながら。

ひっくり返したところ
テープ交換時の恥態

もう一台追加で買うことになって今度は失敗しまいと調べてみたんですが、この底面が開いてテープを出し入れする方式は、実はSONYさんのたまたまこの機種の話ではなく、かなりの数のメーカーのかなりのモデルが採用しているんですね。しかもどうやら増える一方のようです。小型化するためには現状やりやすい方式なのかも知れません。競って小型化とバッテリの持ちを伸ばしていますが、いずれDVのテープは長くても90分毎に交換するんですから、もう少しこの辺の使い勝手を考慮していただければと思います。>メーカーさん

もちろん開発時に設定するメインのターゲットユーザ像は、我々のような室内固定点撮影ではなく、運動会や学芸会でお父さんが子供を追いかけまくるというようなイメージなんでしょうが、それにしたって三脚使う人くらいはそれなりにいるんじゃないでしょうか?

いずれにせよ、皆さんもDVカメラを買う機会があれば(そして特に三脚の使用を想定しているのであれば)、光学ズーム倍率や電池の持ちと併せて、テープ交換のしやすさという比較も行ってみてはいかがでしょう?幸い、これは店頭で簡単に比較してみることができます。撮影の終わったテープを取り出した。次のテープをバッグから出したい。一時的にフタが開いたままのカメラをどこかに置きたい。さて、どう置けるでしょうか?

79. スペースキーが長くなったことで、、、


これは会社で使っているPower Mac G3と最近家で購入したG4のキーボードです。どこが違うかわかりますか?

Macinotsh G3のキーボード
G3キーボード

Macinotsh G4のキーボード
G4キーボード

そうです。「G4のキーボードはスペースキーが長い」のです。これは私にとってうれしいことではありませんでした。

私は約1年ほどG3のキーボードで文章を入力してきました。そのときに、【かな】と【英数】の切り替えは「カナかな」キーと「英数」キーで行ってきました。おそらく一年近く使っていると、G3の「カナかな」キーの位置を右手の親指が感覚的に覚えているのでしょう。家に帰ってG4のキーボードを使うと「カナかな」を押したつもりが「スペースキー」を押してしまいます。

スペースキーの長さ比較

スペースキーは使用頻度が多い、などのユーザビリティ向上のためからキーの“スペース”を大きくしていると思われます。しかし、少なくとも私には使いにくいキーボードになってしまいました。

これからは、「コマンド+スペース」で変換する方法を試していこうかなと考えてます。

62. Rio500 繰り返し聴くための「BOOK MARK」


Rio500にはBOOK MARKという機能がついています。これは、指定した範囲内をリピートすることができる機能です。繰り返しを始めたいところでこのボタンを押し、“ここまで”と思ったらもう一度押します。この機能は特に、英会話の勉強をするときなどには重宝します。

BOOKMARK ボタン

ブックマークスタート ブックマーク開始表示
ブックマークエンド ブックマーク終了表示

私は英語の勉強をしなくてはと思い、たまに(?)Rio500で英会話を聞いて勉強することがあります。そのときに、聞き取りにくかった文章を繰り返して聞くため「BOOK MARK」を利用するのですが…

あるとき、Lesson1の終わりの方からLesson2のあたまにかけて、繰り返し聞きたかったので、いつもと同じようにリピート範囲を指定するため、BOOK MARKボタンを押しました。しかし、結果はリピート再生されませんでした。私はおかしいな、故障かなと思い、何回か試してみたところ、Lesson1とLesson2ではトラックが変わり、トラックが変わると繰り返しを始めたい時に押した1回目のボタン入力が無効になる仕組みであると気がつきました。

つまり、私は「いつでもブックマークしたいときは、始めと終わりさえ指定すればよいのだ」というメンタルモデルを構築していたためトラックが変わると1回目のボタン入力が無効になるという事実がすぐに理解できなく「故障?」と思ったわけです。

結局、便利な機能があるにも関わらず、「REW」ボタンの長押しによる巻き戻しをしなければなりませんでした。

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