ちょっと長くなってしまったので、次のAV機器編からテレビ編を独立させました。

テレビ編

今、店頭で見て一番気になるのはワイド画面(16:9)か従来の4:3画面かだと思います。将来的にはBSデジタル放送を始めワイド画面による放送が中心になってきますが、まだまだBSデジタルチューナーも高いですし、その高画質を活かせるプログレッシブ対応テレビ(これまた高い)を買うのでなければ、必ずしもワイドでなくてもいいと思います。

もし今プログレッシブと呼ばれる高価なタイプ以外のテレビでワイドをチョイスする価値があるとしたら、DVDで映画を観ることが多い人でしょうか。逆にDVDといってもアニメ中心の人や、ゲーマーの人はまだまだ4:3の方が同じ予算で大きなサイズのものが買えてお得な気がします。

使いやすさの観点では前面入力端子が便利。ちょっと人から借りてきたゲーム機やビデオカメラやをつなぐのに、わざわざテレビの後ろの端子にケーブルを接続するのは面倒です。今では前面入力端子がついていないものを探す方が難しいですが、自分の使用頻度を想定して、他の設定ボタンと一緒にフタの中に隠れているものと前面入力端子だけ外に出ているのから選んでみてはいかがでしょう?結局ケーブルつなぎっぱなしであれば、他の設定ボタンも一緒に剥き出しにしてホコリつもっちゃうのは美観を損ねますし。

また14形や21型クラスではステレオかモノラルかという違いに注意。ステレオタイプは音楽番組や映画がステレオで聴けるというだけでなく、二ヶ国語放送を楽しめる点が、これから語学学習などに興味をもっている人にはポイントとなるでしょう。ステレオかモノラルかを見分けるにはスピーカーが画面の左右両方についているかが簡単なんですが、最近ではスピーカーに似せたブツブツだけデザインとしてつけてるのがあるので要注意。こういう時は前面入力端子に注目しましょう。端子の数が3つ(たいてい黄白赤)あるのはステレオ対応、2つ(たいてい黄白)しかないのはモノラル専用です。

ステレオ型の入力端子
↑ステレオの場合の入力端子。音声が左右2端子ある。
モノラル型の入力端子
↑モノラル型の場合の入力端子。音声はひとつしかない。

ちょっと余談。SONY社製のテレビにはプレステ用マルチAV端子というのがあるん
ですが、この端子は紆余曲折があって、現在のプレステ2ではDVDビデオが観られないので注意(ゲームはできます)!プレステ2をつなぐから、というだけの理由でマルチAV端子付のテレビを選ぶと残念な思いをします。

ゲームやDVDを綺麗な映像で楽しむにはコンポーネント映像入力端子と呼ばれる端子がついたものが各社から出ていますので、これを選択のポイントとすると良いでしょう。