カテゴリー: デジタル家電 (page 3 of 9)

725.カーナビのルート表示の色分けについて 〜KENWOOD彩速MDV-Z701〜


先日15年ほど最上位機種を買い続けてきたPioneerに一端別れを告げ、KENWOODのカーナビ、彩速 MDV-Z701を購入しました。ピンチ操作でズームなどスマフォライクな操作性に惚れてのことで、そこは非常に満足しているのですが、肝心の地図の見やすさはやはりPioneerに一日の長があるかなと思いました。

写真は一般道と高速道を含むルートが表示された状態です。Pioneer同様、一般道は黄緑、高速道は水色と色分けがなされています。これはドライバーからすると結構大事だと思っていて、一目見て「この先で高速乗る/降りるんだな」と把握できます。自動車メーカー純正品だといまだに色分け自体していないものもある中で、キチンとやってくれて好印象です。

もちろんこの色分けは重要視しているので店頭デモ機で確認して購入に至ったんですが、どうも実際に車載して仕様してみると見分け辛い…微妙なカラーの違いなのか、液晶パネルが光沢なせいかは不明ですが、走行中のチラ見ではどっちの色なのか判別できないんです(写真で撮ってしまうとまだ見分けついてしまいますが実車ではもっと近い色に見えます)。折角の配慮が活きてこなくて残念です。その昔、モバイル/自動車系の学会でPionnerは地図配色について発表していて色覚異常者にも配慮して各要素の色分けを熟慮していると言っていたのが印象に残っています。やはり老舗は細かい点にもこだわりぬいているということでしょうか。KENWOODさん、バージョンアップで配色の微調整してくれないかな…

写真はホーム画面と呼ぶ状態です。ナビゲーションとオーディオが画面を半分ずつ共有するモード。ここではルートが黄色というなぜか全く別個の配色で描かれているのもやや首をかしげます。昼間でも黒ベースの地図ですしオシャレさ優先なんでしょうけど、、、

各製品一長一短でなかなか100%満足のいく製品には出会えないものです。

705. ミニゲームで時間つぶし〜SHARPのコンビニ向け複合機〜


先日、住民票の写しなども出力できる(対応自治体のみ)と噂のSHARPのコンビニ向け新型複合機をローソンにて使用する機会がありました。その時は免許証のコピーが必要でいったんですが、免許証のような小さなカードをコピーする時、紙のどの辺りに配置されるかが気になったりしますが、この機種では事前にプレビューを見て確認できるようになっており感心しました(普段あまりコンビニコピー機使わないので割と以前からあるのかも知れませんが)。

そしてもうひとつ驚いたのが、いざコピーを実行する段になってみたらなんと画面に間違い探し問題が表示されたことです。残念ながら見つけた間違い箇所にタッチすると反応したり、なんてのはなく単なる静止画っぽかったですが、眺めてるうちに次々と出題されコピー待ち時間をつぶせるようになっていました。ちょっとした工夫ですがアリなんじゃないでしょうか。これ何問くらい用意されているんでしょうね?

数秒で次々に問題が変わっていきます。

693. あなたがお探しなのはタッチできるWindows8ですかそれとも…


いよいよWindows8が発売されましたね。タブレット端末的な操作性を採り入れるべくタッチパネルへの対応を強めたのが売りですが、その分変更も多くやや混乱を招いているようです。NHKが「Windows8を入れればタッチパネルになるわけではない」と注意喚起していたのも記憶に新しいです。

さて私も早速電器店に触りに行ったんですが、やはりどれがタッチパネル搭載機なのかパッと見で区別がつきません。うっかり非対応機の画面を触ってるところを店員さんに見られて「お客様、そちらはタッチパネル非対応となっております」とか言われちゃったら小っ恥ずかしいので、なかなか手が伸びません。

そんな中、一部の展示機に写真のポップが貼られているのを見つけました。左の青いのは「“マウスで”Windows8を触ってみよう!」と書かれており、右の紫の方は「“タッチで”…」となっています。なるほど、これで見分けてくれということですね。うーん、微妙(笑)?そもそも全てのWindows8機についてる訳ではなくこの店舗では半分位。しかも右の写真みたいに上に他のポップが被っていたり、へちょっと曲がって奥に倒れ込んでるものも。混乱を予想してポップを用意した人はナイスですが、店舗での運用指導に難アリということでしょうか。

676. 「今まで通りに見られればいい」が難しい〜外付け地デジチューナーの憂鬱


ついに地上及び衛星のアナログ放送が終了しました。皆さんのお宅では無事移行が完了しましたでしょうか。我が家はもう何年も前に移行済みだったのですが実家に若干未対応のテレビがあったので直前に帰省して外部チューナーを取り付けて設定してきました。直前になったこうした外部チューナーを買う人が殺到して品薄が続いているようですが、ウチの実家の場合買うだけは買ってあったので事なきを得ることが出来ました。

外部チューナーは従来のアナログテレビのビデオ入力端子につなげ、テレビ側の入力切替ボタンを押して「ビデオ」等と出ている状態にして使います。ゲーム機やDVDプレーヤーを使うのと同じ感覚ですね。これが機械が苦手な人には結構難しいんですよね。

そもそもこうした外部チューナーで地デジを使う人は(経済的理由を別にすれば)あまり新しい機械に積極的ではなく、最低限の投資で「とりあえず今まで通り見られればいいや」という層が多いんじゃないかと思われます。電気店でそう言うと「この数千円のチューナーをつければOKです」と言われる。とろこがその「今まで通り」がそんなに簡単ではないんですよね。先に書いた通りモード切替がある。リモコンも今までのものは使えない。更にDVDプレーヤーですでに入力端子が埋まってたらセレクタなんてものまで介在してくる。個人的にはそういう人こそちゃんと地デジチューナーを内蔵したテレビか、あるいはレコーダーを導入することをオススメしてきました。

テレビの電源ボタンが小さく目立たない

さて実家ではリビングや和室などの使用頻度が高い部屋は地デジテレビに買い換えたものの、両親が個別に使う寝室等についてはもったいないからとりあえず外部チューナーで、という方針になりました(計3台)。写真はそれ用に買ったチューナー(IO-DATA製)のリモコンです。国産主要メーカーのテレビの電源、入力切替、音量も操作でき、従来のリモコンは使わずに済ますことができるのですが、残念なのはテレビ電源のボタンよりもチューナー電源のボタンが目立っている点。文字で書いてあってもシニアは読みもしない。どころかそもそもチューナーという別の機械を操作しているという感覚を持つことすら困難です。結果として一番目立つ青いボタンを押して画面が暗くなった時点でテレビも切れたと勘違いしてそのまんま、ということが実際にありました。どうせどちらか切り忘れるのであればチューナーの方がはるかに消費電力は低いのだし、「今まで通り使える」を第一義的に考えるなら、テレビの電源ボタンの方が目立っている方がいいんじゃないでしょうかね?下の写真は少し前に買った同メーカー、別機種のリモコンです。こちらは色こそチューナー電源の方が目立っていますが、大きさは同等で若干マシですね。

こちらは大きさは対等

更に大変なのは海外メーカー製でこのリモコンで操作できない母親の部屋のテレビです。電源と音量は従来のものを併用する必要があります。一見、入力切替は外部固定で触らないでおけそうな気がしますが、多くのテレビはチャンネルボタンを押すと入力モードも(アナログ)テレビ側に切り替わってしまいます。そしてどうしても使い慣れたリモコンでチャンネルボタンを押してしまう。結果、入力切替についての正しい理解がないと砂嵐画面から復帰できなくなるのです。別売りでもいいので、このテレビ操作用ボタンの部分だけでも学習リモコンになっている製品を出して欲しいですね。あるにはあるんですが大抵DVDやら多機能寄りでボタンがやたらたくさんある系ばかり。こうした「今まで通り使えればいい」派には厳しいです。あるいはAppleTVのように逆転の発想で既存のリモコンの信号を学習して自機の操作ができるようにする学習リモコンならぬリモコン学習(?)的な機能をもったチューナーがあればなぁ、等と思います(部品増やさなくてもソフトで対応できそうな気がしますけどどうなんでしょう?)。

外付けチューナーは低所得層への配布用に調達する製品について国が要求仕様を策定してメーカーを公募していたのですが、こうしたユーザビリティ面に対しても配慮してほしかったですね。

654. 上?下?どっち!? 次の曲 ~カーナビTRACKボタン~


大学時代の友人たちとレンタカーを借りて、ドライブする機会がありました。持ってきたCDの次の曲は、みんなが知っているヒット曲です。早く聴きたいと思い、曲をスキップしようとしたそのとき、意図せず再生していた曲の頭出しをしてしまい間の悪い思いをしました。

(図)オーディオ機能付きのカーナビのTRACKボタン

オーディオ機能付きのカーナビでは図のA、BのようにTRACKボタンが上下に配置されているものをよく目にします。次の曲にスキップするにはAを押さなければならず、Bを押すと再生している曲の頭出しになってしまいます。一般的なオーディオ機器では、これらは左右に並んでいるものですが、スペースやデザインの関係上、上下に配置されていたのだと思います。みなさんは次の曲をかけようと思ったときに、どちらのボタンを押そうと思いますか?Aだと思った方は、曲番号を増やすことをイメージして、Bだと思った方は、曲順リストをイメージしているのではないでしょうか。私は後者のイメージに基づいてBのボタンを押しました。

(図)A、Bのそれぞれを選ぶ思考のイメージ

私の身近で聞いてみたところ、あくまでも参考ですが、10名中3名がAと答え、7名がBと答えました。

私はついつい曲順リストを連想してBを押してしまいましたが、近年のデジタルオーディオプレーヤや音楽再生ソフトでは画面上の曲順リストを上下キーで選択するものが主流なので、Bの方が多数派になったのだと思います。とはいえ、現状のカーナビのTRACKボタンは、曲番号を増やすということで、次の曲にスキップするには上のボタンを押すものがほとんどで、Aの操作に慣れている方も大勢います。このように、2つの考え方がある場合には、誰もが満足できる操作性を実現するのは、なかなか難しいものですね。

« Older posts Newer posts »