カテゴリー: デジタル家電 (page 2 of 9)

811. リングひとつで大違い 〜AppleTVのリモコンの密かな改良〜


AppleTVを第4世代から4K対応モデルに買い換えました。1年程度でもったいない気もして当初見送っていたのですが、アップデートでAmazonプライムビデオに対応したので、とあるお気に入り番組が4Kで見れるならば、とアップデートの報せを聞いたその日にApple Storeに余ってゲットしました。

写真は新旧、というかどちらも現行モデルですが、左が今回購入した4Kモデル、右が第4世代のリモコンです。第4世代から十字キーがなくなりタッチパッドになりました。Apple製品らしく大変シンプルでオシャレで、そしてひどく使いにくいものでした。形状に突起がなさすぎて、目線をテレビに向けたまま手探りで操作しようとしたら逆さまだった、なんてこともしょっちゅうです。結局使うのを止めて、iPhoneアプリで操作していました。

それが4K付属版(写真左)はご覧のようにMENUボタンに白枠がついたのです。単に色がついただけでなく、高さがついてリング状に盛り上がっているのです。プラスチック部品の成形に関してあまり詳しくないですが、色がはっきり違うので、単にボタンの金型を変更して塗ったのではなくリングパーツを追加しているんじゃないでしょうか。コストとしては上乗せでしょう。

ともあれ、触感でもかなりはっきりとMENUボタンを認識できるようになり、これを基点に他のボタンやリモコンの向き自体が間違っていることなども認識しやすくなったんじゃないかと思います。広報的にはまったくアピールされていなかったと思いますが、開封一番「おっ」と声が出た地味に嬉しい改良でした。

(なお、我が家の第4世代は発売直後に購入したものです。もしかすると現在は第4世代でもリモコンは新型に差し替わっている可能性があります。)

797. コネクタの差し口が色で明らか 〜PHILIPS SAS治療器具 DreamStation〜


以前の記事で睡眠時無呼吸症候群の検査を受けた時のことをネタにしましたが、その後無事(?)陽性判定となりCPAPという呼吸補助器を装着して寝ることに相成りました。

で、写真がそのCPAPの装置です。


CPAPという治療装置の仕組みはさして重要ではないので割愛しますが、使いやすさ日記として取り上げたかったのは次の写真の電源プラグの部分です。プラグもジャックも黄緑色の枠がついていて、これをここに挿すんだ、ということが一目瞭然ですね。

そもそもこの機器はパソコンなどと違って他に間違えるような口はないのですが、医療機器ですし、万人が使え、かつ操作ミスが絶対に起きない様、配慮を徹底させる姿勢を感じました。

748. 肝心な情報が出ていないダイアログ 〜PanasonicレコーダーDMR-BXT970〜


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写真は我が家のHDD/BDレコーダーが突然表示したお知らせダイアログです。「予約番組のシリーズ終了のお知らせ」というタイトルで「毎週予約で録画された番組名に[終]がありました。次回以降の番組名が変わり番組追従できないことがあります。新番組の予約に登録し直すことをおすすめします。」と書かれています。

つまり、毎週録画していた番組に最終回マークがついているので予約を取り消すなりしてね、ということです。改編期にはちょいちょい目にする画面です。そしてその度に思うのが、「対象の番組名も教えてくれよ!」ってことです。この後、普通は予約一覧画面に自分で移動して、その中から該当の番組を探して削除したり修正したりするわけですが、肝心の番組名がわからないので、予約した番組全ての中から自分で探さなければなりません。最初からダイアログの中に番組名も書いておいてくれればそんな手間はいらないはずです。もっといえばそこから直接当該予約の編集画面にとんでくれればなお良しです。

以下余談ですが、おそらく開発者自身もそれくらいは気付いていたんじゃないかと思いますし、実際表示すること自体はさほど難しくはないと思います。そこから直接該当予約に遷移することもちょっと頑張ればできたでしょう。では[終]がついてる番組が複数あったらどう表示したらいいでしょう?また遷移させるにはどちらかを選ぶ仕組みを作る必要があります。遷移して編集を終えたらどこに戻ってくれば良いのでしょう?などなど、いざ仕様を定義しようと思うとやることがたくさん出てきて、どこかで断念してしまったんじゃないかと思われます。100%完璧に機能しないならばつけない方がマシ、というのはメーカーがよくする判断です。たぶん大手であればあるほどその傾向が強い気がします。でもユーザは本当にそれを求めているのでしょうか?もちろん録画に失敗するようなリスクにつながる冒険は控えるべきだと思いますが、それ以外の部分の親切機能はもう少し緩い基準で踏み込んで、8割の人が便利になる、みたいなところを狙っていけるんじゃないでしょうかね?

735. ケータイ置き忘れを知らせてくれるカーナビ~Panasonic Strada~


最近のカーナビは運転中により安全に通話ができるよう、Bluetoothヘッドセットとしてケータイ/スマフォとリンクするものが増えています。車内スピーカーとマイクを使って、ケータイ端末を手に持たずとも通話ができるわけですね。その為のリンクは一度ペアリング設定をしておけば、カーナビの電源を入れるだけで自動的につながり、車に乗る度に特別な操作をしなくても待機状態になります。

で、先日PanasonicのカーナビStradaの最新モデルを試用した際、下記の画面が出ることに気付きました。なるほど!そのナビ起動時の携帯電話との再リンクが行われない(携帯電話機が発する電波が見付からない)場合、こうして電話機を忘れて来ていないか警告をしてくれるわけですね。

携帯電話が接続されていません。携帯電話を忘れていませんか?と表示されたナビ画面

ちょっとした気遣いですが、これのおかげで携帯電話を自宅や外出先に置き忘れたまま車を走らせてしまうリスクを減らせるのは大きいと思います。自分の使っているナビにも是非ほしい機能だと思いました。

730. 斬新な電池向き表示 ~Microsoft Xbox One~


メチャクチャなハードゲーマーというというほどではないですが、とりあえず新世代機が出たら買ってみる派です。先日発売のXbox Oneも当然予約して発売に購入しました。新しいKinectによるジェスチャーUIもインターフェイス屋としては気になりますしね。うん、これは必要経費だ。

早速開封してセットアップ。コントローラーの充電式バッテリーは発売が延期になってしまったので当面は乾電池を入れなければなりません。が、しかし、、、どっちがプラスなのか向きに関する表記がどこにも見当たりません。

あなたならどういう向きで電池を入れますか?

いやいや、天下のマイクロソフトさんが書き忘れとかそんな初歩的なミスをするワケが、、、と更にあちこち眺めることしばし。

金属の端子自体にプラス、マイナスがプレスされていました

これか! !

斬新すぎてしばらく気付きませんでしたが、「プラスと書いてあるところにプラス極をくっつける」という意味では大変直観的でいいのではないでしょうか。すり減る心配もないですし。視覚障害の人が指で触って判別はさすがに難しいかな?刻印以外は同一形状なのでかえって厳しいかも知れません。

そういえばマイクロソフトは数年前にバッテリーの向きを気にしなくてよくなる端子形状InstaLoadを開発したはずですが、その後どうなったんでしょうね。自社製品にこそ使えばいいのに。

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