先日15年ほど最上位機種を買い続けてきたPioneerに一端別れを告げ、KENWOODのカーナビ、彩速 MDV-Z701を購入しました。ピンチ操作でズームなどスマフォライクな操作性に惚れてのことで、そこは非常に満足しているのですが、肝心の地図の見やすさはやはりPioneerに一日の長があるかなと思いました。

写真は一般道と高速道を含むルートが表示された状態です。Pioneer同様、一般道は黄緑、高速道は水色と色分けがなされています。これはドライバーからすると結構大事だと思っていて、一目見て「この先で高速乗る/降りるんだな」と把握できます。自動車メーカー純正品だといまだに色分け自体していないものもある中で、キチンとやってくれて好印象です。

もちろんこの色分けは重要視しているので店頭デモ機で確認して購入に至ったんですが、どうも実際に車載して仕様してみると見分け辛い…微妙なカラーの違いなのか、液晶パネルが光沢なせいかは不明ですが、走行中のチラ見ではどっちの色なのか判別できないんです(写真で撮ってしまうとまだ見分けついてしまいますが実車ではもっと近い色に見えます)。折角の配慮が活きてこなくて残念です。その昔、モバイル/自動車系の学会でPionnerは地図配色について発表していて色覚異常者にも配慮して各要素の色分けを熟慮していると言っていたのが印象に残っています。やはり老舗は細かい点にもこだわりぬいているということでしょうか。KENWOODさん、バージョンアップで配色の微調整してくれないかな…

写真はホーム画面と呼ぶ状態です。ナビゲーションとオーディオが画面を半分ずつ共有するモード。ここではルートが黄色というなぜか全く別個の配色で描かれているのもやや首をかしげます。昼間でも黒ベースの地図ですしオシャレさ優先なんでしょうけど、、、

各製品一長一短でなかなか100%満足のいく製品には出会えないものです。