カテゴリー: デジタル家電 (page 4 of 9)

621. 急ぐ前にちょっと待って~USB端子のキャップにはさまれた、接続手順の書かれた紙~


先日、WEBカメラを購入しました。家に帰るなり、どんなふうに映るのか試してみたい一心で、箱からカメラ本体を取り出しパソコンにつなげようとしました。

「ん、何だこりゃ??」

USB端子に見慣れないものが…

USB端子のキャップに、紙がはさまれていました。

それがこの紙

気になって読んでみると、これは「付属のCDをインストールする前にUSBを接続しないでください」という注意書きだったのです!

パソコンの周辺機器には、専用のドライバ(パソコンと周辺機器をつなげるソフト)をインストールする必要のあるものがあります。また、インストールする前に接続すると、不具合が起こったり、設定し直さなくてはならないことがあります。このような周辺機器には取扱説明書に接続の手順が書かれていますが、私のようなせっかちな人は取扱説明書を読まずに接続することはよくあります。(そもそも手順を意識しなくても接続できれば良いのですが…)

この注意書きは、USBを接続する前に必ず目に止まります。せっかちな人にとっても、取扱説明書の中だけで説明されるより断然気付きやすいですよね。ユーザのやってしまいがちなことをよく考えた配慮です。

 

602. ユーザの利用状況に合わせた情報提示~イクリプスのカーナビ~


最近カーナビを買い換えたのですが、気が利くようになったなぁと感じることがありました。それは、ルート案内中に間違って細い道(細街路)に入ってしまった場合、自動的に拡大表示されるようになったからです。

細街路表示(画面右側)

これまで使用していたカーナビでは、ルート案内中に間違って細い道に入ってしまった場合、音声ガイドがなくなってしまうため、ルートへ復帰する道を探すのに詳細ボタンを押して地図のスケールを変更することが多く、手間がかかっていました。しかし、買い換えたイクリプスのカーナビは、間違って細い道に入ると画面右半分に25mスケールの拡大表示が自動的に表示されます。スケール変更しなくて済むし、元のルートへ復帰しやすいし、とても便利です。

最近の情報機器は、このナビのように気が利くなぁと感じる機能が多くなったと思います。ユーザの利用状況に合わせ自動的に情報提供するなど、ユーザにとっての使いやすさを意識しているからでしょう。新製品が機器の機能や性能といったスペックの向上だけでなく、使いやすさも向上しているようでうれしく思いました。

596. 電源を押してもつかない?~押し間違えてしてしまうGyaO NEXTのリモコン


私は、USENの「GyaO NEXT」を契約し1年がたちます。「GyaO NEXT」はインターネット回線を使い、ビデオ、TV、カラオケなどのコンテンツを、いつでも見たい時に見られるサービスです。

最近、STB(セットトップボックス)の更新で、新しい機器が届きました。今回は、その機器に付属されていたリモコンを紹介します。
さて、このリモコンにあるSTBを起動させる電源ボタンは、どれだと思いますか?

(写真1)GyaO NEXTの新しいリモコン

正解は、リモコン本体上部の左端にある「赤くて丸いボタン」・・・ではなく、その少し下にある「赤くて四角いボタン」なんです(写真2)。

皆さんはすぐにわかりましたか?私はちょっと戸惑っています。この新しいリモコンになって1カ月以上たった今でも、STBの電源をいれるつもりで、間違えてテレビ用の「丸い電源ボタン」を押してしまうことが多いからです。 

(写真2)GyaO NEXTの新しいリモコン

私の中で電源ボタンのイメージは、「他のボタンと異なる形状(又は色)をしていて、上部の左端(又は右端)にレイアウトされている」です。又、体にも染み付いています。それらの要因が、意識しないと電源を押し間違えてしまう行為につながっているのではないかと思います。

ふと考えると、テレビとつないで活用する機器に付属するリモコンには、テレビ側の操作もできるものがたくさんあります。改めて他社製品を見比べると、それらの電源ボタンのレイアウトやパーツデザインが各社様々であることがわかります。

これはTOSHIBAのHDD/DVDレコーダに付属するリモコンです。2つの電源ボタンが異なる大きさで、上部の左端と右端にレイアウトされています。右端の大きいほうがHDD本体の電源ボタンですが、大きさの違いと左右の違いでテレビの電源ボタンと区別して操作してもらうことを考慮して作られているのかなと思います。 

(写真3)TOSHIBAのHDDリモコン

次に、SONYのスカパー!チューナーに付属するリモコンです。2つの電源ボタンは異なる形状をしていて、上部右端に隣接してレイアウトされています。外側の大きいボタンがチューナー本体の電源ボタンですが、押し間違いを多少懸念するとしても、テレビの電源を入れる操作とチューナー本体の電源をいれる操作を連続して行うことを考慮して作られているのかなと思います。

(写真4)SONYのスカパー!チューナーリモコン

このように他社製品を比較して考えてみると、先に触れたSTBリモコンの電源ボタンは、「テレビの電源を入れないとSTBの電源ボタンを押しても意味がない」ことを踏まえて、テレビの電源が“より優先”されて作られているのかもしれませんね。

リモコンの電源ボタンひとつを考えても、ユーザーの使い方や捉え方は様々です。どれが正しい、どれが一番使いやすいということはなかなか一意に決まらない側面があります。しかし、電源等の基本的な操作ボタンは、メーカー間で統一されていないことについて問題意識があっていいと思います。

買い換えや新商品を購入したとしても、いわゆる基本的な操作に戸惑わない配慮が必要ではないかと、改めて感じました。 

571. どこの画面に行くの?~GyaO NEXTの2つのホームボタン~


私は、去年からUSENのGyaO NEXTを使っています。

GyaO NEXTは、インターネット回線を専用端末経由でTVに接続することで、ビデオサービス(見たい時にネットワーク上の動画が見られるサービス)、チャンネルサービス(通常のTVと同様に、プログラムに沿ったネットワーク上の番組が見られるサービス)、カラオケなど様々なコンテンツが楽しめます。おかげで、私は暇な時間も大変有意義に過ごせています。 

GyaO NEXTビデオサービスの画面

私は日常的にこのGyaO NEXTを使っていますが、一つ迷わされることがあります。
GyaO NEXTでは、写真の様に画面にはホームアイコン(写真1)、リモコン側にホームボタン(写真2)があります。それらは、同一の機能を連想させるのですが、実はリンク先が全く別なものなのです。

写真1 ホームアイコン
写真2 GyaO NEXT専用リモコンのホームボタン

ビデオサービスを見終わった後など、別のサービスに切り替えるために、GyaO NEXTのホーム画面(写真3)に戻ろうとします。その時、手元にあるリモコンにホームと書かれたボタンがあるため、私はついそのボタンを押してしまいます。しかし、TVモニターに表示されるのは、私がイメージするホーム画面(写真3)ではなく、その上の階層にあるサービスに入るためのログイン画面(写真4)なのです。

写真3 ホームアイコンのリンク先:GyaO NEXTのホーム画面
写真4 リモコンのホームボタンのリンク先:ログイン画面

一度ログイン画面に入ってしまうと、改めてパスワード入力してログインしなおすことになるので、大変煩わしいことになってしまいます。

この様に、同じ意味を連想させる文言やアイコンを併用する時は、その2つのリンク先が同じでなければユーザを迷わせてしまいます。
今回のケースでは、リモコンのボタンにログインと表示されていれば、私は迷わずにサービスを利用できているかもしれません。 

540. 番組時間中の位置が分かるメーター


地上波アナログ放送の終了まであと2年・・・うちのテレビもだいぶ古くなってきたな・・・などと家電売り場の前を通るたびに思いながら、安くなるまで虎視眈々と購入を待っていたのですが、先日、ついに我が家でも大型の液晶テレビを購入しました!

10年以上使っていたそれまでのテレビとは比較にならない大画面と高画質で十分ご満悦なのですが、テレビっ子の私にとってさらに便利な機能も搭載されていました。 

これはメニューからチャンネルを選択する画面です。放送開始と終了時刻の間にメーターのようなものが表示されています。

丸で示した部分がメーター:まだ始まったばかりなのが分かります

音量の表示にも似ていますし、最初は何の表示か分からなかったのですが、この表示は放送時間の中で現在時刻の位置を示していたのです。これを基準に番組を選べば、「面白そうだと思って見ていたのに、もう終わりの方だったのか・・・」というガッカリ感を味わわずに済みます。

我が家ではケーブルテレビなどには加入していませんが、それでも地上波とBSを合わせてかなりたくさんのチャンネル数があります。そんな中で、この番組が始まったばかりなのか、もう終わりの方なのかを一目で見分ける事ができて重宝しています。
あとは、テレビを見る時間を確保するだけですね・・・

◆参考リンク:
SONY「BRAVIA」http://www.sony.jp/bravia/

« Older posts Newer posts »