投稿者: 古田 (page 57 of 103)

546. 熱くない!レトルトリゾットのパッケージ


三度の飯より仕事、という訳ではないのですが、ご飯を作る時間がないときがあります。そんなときに利用しているのが「レトルト食品」。料理をつくるよりは簡単便利!なはずなのですが、マイナス点も様々あります。その一つとして思っていたのが、レンジで温めると、熱くて持つのも難しいこと(猫舌ならぬ猫手?)。都度、布巾などをあわてて用意したりしていて、「レトルト食品って簡単さが売りなのに、結局めんどくさいものだなあ…」と思っていました。
その先入観を払拭してくれたのが”コレガリゾット”という商品です。

外袋から出してみると、レトルトパックに、持つ部分の指示が印刷してあります。 

袋の上部、左右に持つ部分の指示が印刷されていました。

「わざわざ持つ部分を指定するなんて…?」と思いつつ、温めスタート。電子レンジをのぞき込んでいると、見る見るうちに膨らんできました!

膨らんだ様子です。

温めた後、指示された部分を、恐る恐る持ってみると…熱くない!印刷で指示された部分は、通常のマチよりも面積が広くとられており、持つのに十分なスペースが確保されているのです。もう一つ、温められると袋が膨らみリゾットが底の部分にたまります。持つ部分から離れるのも、熱さを感じない理由となっているようです。

袋の上部に蒸気の逃げ口があり、温められて発生した蒸気が上に行くようです。
蒸気が上にいくので中身は底にたまるようです。

また、従来のものでは、リゾットのように中身が袋に密着している場合、お皿に出しにくいことにも困っていました。熱いのに一生懸命袋をゆすったりしなければならず、結局食べるまでに冷めてしまったりしていました。しかし、このレトルトパックでは、袋が膨らむことで、つるりと出すことができるのです。熱さを感じず、簡単にお皿に出して、出来立てのような温度で食べることが出来る…!いつも困っていただけに、ちょっと感動。

レトルト食品に対してあきらめていためんどくささが解消されて、便利な反面、また不精してしまうのではと心配です…。

545. ササッと選んで手間なく設定!乗換検索の出発時刻


「やや、もうこんな時間。そろそろ出かけるか。」

自宅を出る間際、携帯電話の乗換検索サイトを利用することがよくあります。

このとき知りたいのは、「今自宅をでて、駅に着いてから最初に発車する電車の発車時刻&目的地への到着時刻」です。なので、自宅から駅まで歩いて15分かかる私は、出発時刻を現在時刻の15分後に設定してから検索します。その結果によって、コンビニに立寄る時間があるのか、ダッシュする必要があるのか確められるのです。

先日、いつも使っているものと違う乗換サイトを試したら、下図のようなボタンを見つけました。

出発時刻の設定ボタン
押すと、選択肢が表示される

このボタンを押すと、「5分後に」「10分後に」…というザックリとした選択肢が表示されます。この中からササッとちょうどよい候補を選べば、あっという間に出発時刻を設定することができます。

もちろんこのボタンがなくても、出発時刻欄の数値を設定しなおせば同様の検索は可能です。しかし、現在時刻に15分足した時刻を頭の中で計算しなければならないこの作業、おでかけ前のバタバタした時間に行うには、ちと煩わしいなあ、なんて感じていたところなのです。

乗換検索におけるユーザのひと手間を省いてくれる、気の利いた設定方法だな~と思いました。 

544. 試着しやすい! サングラスの値札


サングラス売り場で試着する時にいつも不便に感じることがあります。サングラスってかけたときの見え方が重要ですよね?でも、店内に設置してある鏡の前でいざ気に入ったものを試着しようとすると、サングラスのブリッジ部分(レンズの間)に付けられた値札のせいで肝心な顔が隠れてしまい、試着しても自分に似合うかどうかいまいち分かりにくいのです。しかも値札が鼻にあたって着け心地も良くありません。

値札がブリッジ部分に取り付けられたサングラス

しかし、同じような値札でもツルの部分にとり付けられたものもありました。この場合だと顔が隠れず、着け心地も損なわれず試着することができます。

値札がツルに取り付けられたサングラス

値札が正面に位置しているということで、ブランド・価格などの情報が把握しやすいという利点があります。しかし、サングラスという自分が掛けた時の見栄えが重要な商品であればこそ、実際に手にとり試着する時の事を考えたこの工夫に、ユーザに対する配慮を感じました。

543. Excel 2003 「元に戻す」の謎


みんな大好き「Ctrl+Z」

いろいろなアプリケーションで「元に戻す」の操作に割り当てられているショートカットキーです。これは直前に行った操作を取り消して、1つ前の状態に戻してくれる機能なのですが、いったい何をもって「1つ前の状態」と区切ればいいのか?と考えさせられました。

ありがた迷惑、とはよく言ったもので、Excel2003はズーム(拡大縮小)の操作も「1つ前の状態」に戻してくれるのです。

最近は、マウスのスクロールホイールで簡単にズーム操作ができてしまうので、写真のように操作の履歴が全て「ズーム」で埋まってしまうこともあります。「やべ、間違えて消しちゃったよ」というときも、消した直後にズームズームしてたら1回の操作では元に戻せませんし、下手すれば戻したくても戻せなくなってしまいます。(Excel2003の場合、操作の履歴は16回までしか記憶されません…) 

Excel2003の「元に戻す」アイコンの▼を押してみると…

いろいろと調べてみたのですが、Excel2003がズームの操作まで「1つ前の状態」としてカウントしている理由はわかりませんでした。もちろん何か理由があるとは思うのですが、「元に戻す」→「入力や削除などの編集を戻す」と予想するのが人の常、と思うのは私だけでしょうか。

補足:Excel2007では、100回前までの操作を記憶してくれるようになったようです。 

542. 発想の転換 ~コンビニ弁当の梱包テープ~


私は、よくその時々の気分で利用するコンビニを変えるのですが、この日も新たな味を求め、普段あまり行かないセブンイレブンで弁当を購入しました。家に戻り、ふたを開けるため弁当を手に取ると、パッケージの四辺に見慣れないテープが。最近のセブンイレブンの弁当は、梱包をラップ式からテープ式に替えて販売しているようです。

梱包用テープ これが四辺に貼ってあります

ふむふむ、これならラップよりゴミが少なくなるしエコ対策の一環かな?なんて思いながら、テープの浮いている部分に指を入れて剥がそうとしました。するとテープは期待を裏切り、ぺりっとちぎれてしまいました。普通、テープの梱包と言うと「剥がす」イメージがあったので、少々呆気にとられてしまいました。

実はこのテープ、一筋縄じゃいかなかったのです!

テープの縦方向に2本のミシン目(オレンジと透明部分の境界線)が入っていることにより、小さな切れ端でぶちぶちとちぎれてしまったり、またその切れ端が指にべったりついてなかなか剥がれないのです。温厚な私でも、さすがにこの時ばかりは弁当相手に悪態をついてしまいました。 

問題のシーン

うーん、これは一体どういうことなのでしょう。気になったのでセブンイレブンに問い合わせてみると、真相がわかりました。実はこのテープには正しい切り方があったのです!それは、下の図のようにテープをつまんでちぎるという方法です。

なんと!

おおお!目からウロコです!実際にやってみるとベタベタ手につくこともなく簡単にちぎれます。テープをつまんでちぎるなんて発想、これっぽっちも頭にありませんでした。ちなみに、縦に入ったミシン目の正体は、「いたずら対策」なのだそうです。テープを剥がそうとすると、ミシン目からちぎれて復元が出来なくなるので、開封したことが簡単にわかるそうです。

弁当を開ける時の外し方を、従来の「剥がす」から「切る」に変えたことで、開封の容易さと安全性の二つを両立させた、とても面白いテープじゃないでしょうか。

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