投稿者: 古田 (page 39 of 103)

636. すっきりシンプル!二層式のゴミ箱


ゴミ箱にゴミ袋を被せておくとゴミを回収しやすくゴミ箱が汚れないという利点がありますが、折り返した部分が外に飛び出して見た目があまり美しくありません…。

ゴミ袋を被せたゴミ箱。

そこで家で愛用している、外観を損なわずゴミ袋をセット出来る二層式のゴミ箱を紹介します。

[手順1] まず外側のカバーを外す。
[手順2] ゴミ袋を被せる。
[手順3] カバーを被せる。
[手順4] セット完了!

ゴミ袋をセットしても外観に響かず、シンプルでインテリアに馴染むところが大変気に入っています。またゴミ袋が外に飛び出さない事により、小さな子どもやペットによるいたずら防止や、取っ手に誤って引っかけてしまうような事故防止にも繋がっていると思います。

機能性とデザイン性が両立した優れたゴミ箱ですよね!

635. 開けやすさにこだわる~スティック型インスタントコーヒーのパッケージ~


お菓子やペットボトルなど、最近は色々な商品で凝ったパッケージを見かけるようになりました。
その中で、使いやすさへの配慮が感じられるパッケージを見かけると、仕事柄でしょうか、ついつい手に取ってしまいます。

スティック型インスタントコーヒーのパッケージ

このスティック型インスタントコーヒーのパッケージは、箱のお菓子によくある、ミシン目の部分を切り取って開けるタイプのものです。一見いつものパッケージと同じに見えますが、開けやすくするアイデアが多数盛り込まれています。

上面「あけくち」の下が、葉っぱのような形にへこんでいる

よくある箱のパッケージでは、ミシン目の部分に爪を引っかけるようにして開けますが、この箱では、「あけくち」の下に葉っぱ形のへこみがあり、指がかけやすいので、楽に開けることができます。このへこみは、箱の左側の「あけくち」側だけにありますので、指をかける場所も見つけやすくなっています。

「あけくち」側が広い切れ込み

そして、すぐ切り取られてしまうミシン目の部分にもアイデアが見られます。指をかけやすくするためでしょうか、ミシン目左端の「あけくち」付近だけ広がっています。元々小さい箱ですので、広くなる面積もわずかで、効果がどの程度あるか分かりません。しかし、ここまで徹底しているのかと感心させられました。

ちなみに、箱を横置きで使用するために、側面にもミシン目があるのですが、上面と同様にへこみがあります。徹底しています。しかも、このへこみ、箱の折り方の工夫だけで作っているので、最低限のコストで使いやすさをアップ!言うことありません。

開けやすく、余計なストレスを感じさせない、魅力的なパッケージなので中身の味にも期待してしまいます。このシリーズ、味が数種類ありますので、また買ってみたいと思います。

634. 『お気軽』の理由 -レンジ調理カップめんのメリットー


お腹が空いていると食事の準備すら面倒くさい…そんなときもありますよね。買い物の際もついついスーパーのインスタント食品売り場に足が向かってしまいがちです。先日、見慣れない派手なパッケージのカップめんに出会いました。商品名は「カップヌードル マイ・レンジタイム」。新製品のようです。通常のカップめんよりやや高くはありましたが、無精者かつ新しもの好きの私は、迷わず購入しました。お湯でも調理出来るようですが、この商品ならではのレンジでの調理をしてみることにしました。

水を入れて、レンジで4分
一旦取り出してかき混ぜます⇒ 目安の時間を参考に、好みで仕上がり調節
出来上がり。さあ、食べよう!

レンジでの調理は、お湯で作るよりもずいぶん気軽に感じたので、作る手順や調理時間を具体的に比較してみました。

手順を書き出すと、レンジのほうが手間が多い?

お湯と比較をすると、レンジは調理時間が長く、かつ一旦出してかき混ぜるなどの手間があります。レンジでは自分の好みに仕上がりを調整できたり、レンジしかもっていない人も調理できるというメリットもありますが、時間や手間は余計にかかっています。

気軽に感じた理由をいつもと何が違ったのか、もう一度考えてみました。

「あ、時計を一度も見ていない!」

レンジで時間設定をするため、放っておいても、「チーン!」と教えてくれます。のびさせたくない一心で時計をちらちら見るプレッシャーから開放されたことが大きな理由でした。キッチンタイマーやカップめん専用タイマーがあるのも、時計を見続けなければいけない…、でも見ていないと別のことに気を取られて麺をのびさせてしまう…というジレンマを解消してくれるからではないでしょうか?この商品の紹介では、レンジ調理ならではの味や好みに合わせられる点をアピールしていますが、私にとっては、この「調理の気軽さ」が最も魅力として感じられました。

とはいえ、食事は手軽さ・気軽さだけではありませんね。今日は早く帰っておいしい食事を作りたいと思います。

http://www.nissin-range.jp/cupnoodle/making.html

633. 葉っぱの中は何のネタ? 柿の葉寿司のアソート表


先日、関西方面へ出張に行ってきました。

その土地のものを食べるのは旅の楽しみの一つですから、帰りの新幹線で食べようと関西では有名な「柿の葉寿司」を買いました。「柿の葉寿司初心者」の私はどのネタのお寿司が美味しいのか分からなかったので、4種類のネタが詰め合わされているものを買ったのですが、包みを開けると内蓋に「お詰合せ内容」としてネタがどこに詰められているのかという表が印刷されていました。

このように詰め合わされているようです

お寿司を包んでいる柿の葉は飾りではなく、葉の香りを楽しんだり、お寿司を殺菌して長持ちさせる役割があります。そのため、お寿司は柿の葉に包まれて外からはネタが分からないのが普通なのですが、この表があるおかげでネタの配置が一目瞭然です。

どこから食べようかな?

1人で食べるときは「まずはさっぱりした鯛から食べようか…いやいや、脂ののった鮭も捨てがたいぞ…」などと、お寿司の“よりどりみどり感”も楽しむことができますし、2人で食べるときはネタの取り合いにならずに仲良く1個ずつ分けることもできます。ネタの内容が分かるというだけのシンプルな表ではありますが、さりげなく旅の楽しみを引き立ててくれました。

632. みんなが共通してイメージする操作について考える~自動ドアの開け方


下の写真は、両方ともボタンを押すとドアが開くタイプの自動ドアです。『ボタンを押すのに“自動”ドアと呼んじゃうんですか?』という話はさておき、注目いただきたいのはボタンの押す場所です。

※自動ドア(じどうドア):扉の開閉を人力でなく電気などの動力によって行う設備のことを指すらしいです。

お店など街でよく見かけるタイプ(写真=左)。新幹線N700系の喫煙ルームを通路側から見たところ(写真=右)

左の写真はお店など街でよく見かける、出っぱっている部分が丸ごと押せるようになっているタイプです。写真のように物理的に押せるものの他に、手で触れるだけのものもありますね。「丸ごとボタン」としましょう。

一方、右の写真は新幹線N700系に設置されている喫煙ルームの自動ドアです。ドアから出っぱっている部分の、下の方にある緑色の丸いボタンを押すと自動ドアが開くようになっています。これは「丸いボタン」と呼びます。ん、ちょっとややこしいですか。「緑のボタン」に変更しましょう。話を続けます。

自動ドアが開く仕組みも同じ。ユーザが「ボタンを押す」という操作も同じです。「自動」「押して下さい」「PUSH」という文言とその並びもほぼ一緒です。

しかし、初めて「緑のボタン」の自動ドアを前にして、私は『押してください』の表示に導かれるがまま、素直に出っぱっている部分を押してしまい、何の反応もない自動ドアの前で固まってしまいました。
(しばらくその場で観察をしていたところ、やはり多くの人が出っぱっている部分に手をかけ、一回で自動ドアを開けることはできませんでした)

喫煙ルームは通路に面しているため、人がすれ違うときに肘や荷物でボタンを押してしまい、意図せず自動ドアが開いてしまう、というようなことを避けたデザインなのかもしれません。全席禁煙を謳い、喫煙車両を無くしたN700系であればなおのこと、タバコの煙には相当気を使っているのだと容易に想像がつきます。

しかし、私たちが日常的に触れることの多い、あるいは今まで“自動ドアを開ける行為”として経験してきたのは「丸ごとボタン」ではないでしょうか?

出っぱり部分も含めた「緑のボタン」の設置場所、大きさ、形状、表示文言。いずれのデザイン要素も「丸ごとボタン」の操作をユーザにイメージさせてしまいます。このうち、少なくとも1つのデザイン要素が違っているだけで、「丸ごとボタン」の操作をイメージせず、文字通り煙たがられる喫煙者でも問題なく開けられる自動ドアになるんじゃないかと思いました。

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