お菓子やペットボトルなど、最近は色々な商品で凝ったパッケージを見かけるようになりました。
その中で、使いやすさへの配慮が感じられるパッケージを見かけると、仕事柄でしょうか、ついつい手に取ってしまいます。

スティック型インスタントコーヒーのパッケージ

このスティック型インスタントコーヒーのパッケージは、箱のお菓子によくある、ミシン目の部分を切り取って開けるタイプのものです。一見いつものパッケージと同じに見えますが、開けやすくするアイデアが多数盛り込まれています。

上面「あけくち」の下が、葉っぱのような形にへこんでいる

よくある箱のパッケージでは、ミシン目の部分に爪を引っかけるようにして開けますが、この箱では、「あけくち」の下に葉っぱ形のへこみがあり、指がかけやすいので、楽に開けることができます。このへこみは、箱の左側の「あけくち」側だけにありますので、指をかける場所も見つけやすくなっています。

「あけくち」側が広い切れ込み

そして、すぐ切り取られてしまうミシン目の部分にもアイデアが見られます。指をかけやすくするためでしょうか、ミシン目左端の「あけくち」付近だけ広がっています。元々小さい箱ですので、広くなる面積もわずかで、効果がどの程度あるか分かりません。しかし、ここまで徹底しているのかと感心させられました。

ちなみに、箱を横置きで使用するために、側面にもミシン目があるのですが、上面と同様にへこみがあります。徹底しています。しかも、このへこみ、箱の折り方の工夫だけで作っているので、最低限のコストで使いやすさをアップ!言うことありません。

開けやすく、余計なストレスを感じさせない、魅力的なパッケージなので中身の味にも期待してしまいます。このシリーズ、味が数種類ありますので、また買ってみたいと思います。