投稿者: 古田 (page 28 of 103)

690. 後から来ても参考になります〜ある試食コーナーの工夫〜


写真は近所のスーパー「グルメシティ」のお肉屋さんで見た風景です。サイコロステーキのコーナーに、テレビ番組の街頭アンケートでよく見かけるシールを貼る方式のアンケート結果が掲示されています。

なるほど!通常の店頭試食って、たまたまやってる時間帯に来店した人しか参加できないし、その感想はその人の中で完結してしまいますが、こうして記録にして残しておくことで、遅れて来た人に対しても試食の感想が共有されて良いですね。アナログですがこれもソーシャルネットワークですね。匿名性もバッチリ担保。まぁお店の都合の良い様に結果を改竄するのも楽勝ですが(笑)。

追伸:

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689. 足を使って開けられます 〜Audi バーチャルペダル〜


クルマ好きにはやや旧聞かも知れませんが、なかなか外車ディーラーまで撮影に行く機会がなく時間が経ってしまいました。埋もれさせるには惜しいネタなのでYouTubeに上がってた動画でご紹介。

ドイツの自動車メーカーAudiやBMWの一部車種に搭載されているバーチャルペダルというギミックです。ぶっちゃけ動画みてもらった方が早いのでどうぞ(短気な人は40秒位から)。

どうです、便利そうじゃないですか?トランクのハッチを開ける為に、バンパーの下で足を動かし、実際には存在しないバーチャル(仮想)なペダルを踏むようなジェスチャーをするだけでいいというワケです。両手が荷物で塞がってる状態で更に鍵を挿したり、リモコンを取り出してボタンを押したりが不要になります。もちろんスマートキーを持っている人にしか反応しませんので、他人が勝手に開けたり、ネコが通っただけで開いたりはしません(運転者が中にいる時にネコが下をすり抜けてったら開く?)。

こういうセンサー技術を駆使したハイテクなギミックって日本メーカーのお家芸のようなイメージがありますが、実はドイツ車も昔からお得意だったりします。日本のそれは「ハイテク装備スゲー!」って感じなのに対し、ドイツ車のは技術的には地味ながら「お、気が利いてるじゃん!」ってのが多い印象。日本も負けてられませんね。

688. 鏡を使って安価に見せます〜HONDA N BOX ピタ駐ミラー


写真は先日叔母が購入したホンダの軽自動車N BOXのドアミラーです。何故か前面にも鏡がついています。一体誰が何を見るためについてるんでしょう?

実はこれ、N BOX独自の安全装備で「ピタ駐ミラー(リンク)」と呼ばれるものの一部なんです。

運転席から助手席側を見ると、Aピラーの付け根にもミラーがついています。ドアミラーはこのミラーよりも後ろに位置していて、2枚の鏡を合わせ鏡の様に反射させることで、直接目視できない助手席側前方の死角確認できるというものなのです。上下2枚の鏡があり、下側の鏡がドアミラー前側の鏡とペアになって前方確認用、上側は少し角度がついており、助手席側ドアの辺りを見ることができるようになっています。

実際に運転してみましたが、縦列駐車などで前方障害物スレスレに出入りする時には重宝します。写真では少しわかりづらいかも知れませんが、ちょうど前方の白い車の右テール部分が映っており、自車と接触せずに済みそうだということが見てとれます。高級車ではドアミラー下部にカメラを搭載してカーナビ画面に表示する機能がついたものもありますが、こちらは鏡だけでコストパフォーマンス的には有利そうですね(ちなみに標準装備です)。難点はカメラの様に電子的にズームされないので像が小さめな点と暗所でやや見辛い点でしょうか。おそらく前にもっと長い車では(像が小さくなりすぎて)採用が難しいかも知れませんが、このN BOXという車にはピッタリの装備ですね。驚いたことに、ディーラーのセールスマンはこの機能について一言もPRせず、叔母は納車までここに鏡がついてることすら気付いてなかったそうです。もったいないですよね。

687. 新東名で見つけたインターフェイス


少し遅くなってしまいましたが連休ネタ2弾目。帰省に際し、せっかくだからと4月に開通した新東名を使ってみました。そこで見つけたインターフェイス・デザインを2点ほど紹介。

新東名の無人精算機のモック

1つ目はこちら。新東名では料金所が完全無人化されていて、ETC非装着車も全て無人ゲートを利用することになります。機械の苦手な人が困ってしまうこともあるでしょう。後ろには次々と後続車が並びますから時間圧も高いですしね。写真のものは実はニセモノ。少しわかりにくいですが、ただの箱に引き延ばした写真が貼ってあるだけです。場所はサービスエリアの一角。ここで落ち着いてよくレイアウトなどを確認しイメージトレーニングをしておくと本番で慌てなくて済む、という訳ですね。なかなか良い工夫ではないでしょうか。

ちなみにそれでもどうにもならなくなった時はテレビ電話システムでセンターのオペレーターの人と通話することもできるみたいですよ。障害者手帳を見せて割引きを受ける場合などもすべてカメラ越しのやりとりになるそうです。

新東名トンネル内の非常口サイン

2つ目はこちら。トンネルの中に点在する非常口です。巨大なピクトグラムが非常口を挟む形で描かれています。遠目にもかなり目立っていてわかりやすいなと思いました。

道路以外にも色々進化してますね。

686. シニアのiPhone特訓記録


昨日母(60代)が2年使った携帯電話からiPhone4Sに機種変更しました。シニア向け製品開発をしている方の参考に、その導入時の様子をレポートしてみます。iOSに馴染みがない方にはあまりピンと来ないかも知れませんがご容赦下さい。

母の予備リテラシとして、iPod touchとiPadは一年以上使用。iPadのHuluで毎晩映画を観ています。ただしメールなど文字入力はほとんどしていません。そもそも従来の携帯電話でもあんまりしてなかったです。こちらからの連絡に対し、ただ一文字サムアップの絵文字(了解の意味らしい)を返すだけなんてのが大半。パケット定額も使ってない。ただ通話料がかさむので、今回スマートフォンにして割安通話サービスで節約しようという狙い。でiOSは慣れてるし、他の家族が全員iPhoneなので何かわからないことはすぐ聞けていいだろうということでiPhoneに。いざとなったら音声でもメール打てるよ、と。というか、某シンプルスマフォはデザインが気に入らないと却下(笑)。

■タップ

片手で持ってその親指でタッチしようとするので指の腹の部分でで触ってしまいがちで狙ったとこが押せない。で、何度か失敗すると今度は慎重に爪先で押そうとしてこれまた反応しない。慣れるまで横着せず人差し指で正面から押すようにと言ってみています。

■文字入力

今まで使っていたマルチタッチ式が、iOSでは強制タイムアウト式なので、「え」と打つのにとりあえず3回押し「う」が出たのを見て「あと1回やね」とかいってるともうダメ。「うあ」になってしまう。タイムアウトはOFFにできないので、スパルタでマルチタッチ設定をオフにしてフリックに慣れるよう指導中。

最初は長押しで十字ガイドが出た後で、指を一度離して上下左右の候補をタップしようとしてたりもしたけど、そこは覚えた模様。

■文字サイズなど

一番喜んだのは「計算機」(笑)。結果出力部分の文字の大きさに感激してました。
どのみち老眼鏡は必須なので表示的に読めないことはないみたいで、上記のボタンの小ささの方が問題のようです。ユニバーサル設定で三本指タップすると拡大できるようにはしたけど活用されておらず。

■Siri、ディクテーション

文字入力が大変ならばとディクテーションも並行して練習しているけど、

  1. マイクボタン
  2. しゃべる
  3. 完了ボタン

というステップがなかなか覚えきれず、1.の前にいきなりしゃべりだしたり、3.を押さないで「…あれ?でないじゃん?」とか言ってそれも認識されちゃうw。脳と口が直結しているオバチャン属性の人には難しいところですかね(^^;)。1.を押せば「聞いてるよ」というフィードバックはあるものの、逆に押す前に「聞いてないよ」というフィードバックはないですからねぇ。聞いてる時の様子を覚えて、それ以外の時はしゃべっても無駄ということを理解していってもらうしかないですね。

そして多いのが3.の代わりにホームボタンを押してアプリを終了してしまうケース。これが一番切ない。しゃべった内容が全てパーです。

あとこれはシニアに限らないんですが、認識が上手くいかないと、言い直す時に無駄に大声にしたり口を近づけたり、「れーんーしゅーうー!」とか区切ってみたりしてますます認識しなくなっていくパターン。人間相手に話す時と「明瞭さ」の基準がちょっと違うのが難しいところですね。

■その他

スリープ状態で画面が消えてるとメールも電話も待ち受けてない(電源が切れてる)と思っていたようです。ずっとロック画面を出しておくのはどうすればいいのか聞かれて、理由を聞いたらそういうことでした。

なかなかに前途多難ですがゴールデンウィークで帰省している間に基本的な操作はできるようしてあげたいところです。

P.S.

本記事は社内チェックの関係でゴールデンウィーク明けの掲載になってしまいましたが、その間の経過を補足すると、

  • フリック入力は馴染めずQWERTY一本で行くことに。
  • Siriはだいぶ慣れてきたものの、話し終わった後に完了ボタンを押さなくていいSiriと押さなければならないディクテーションで混乱が見られる。
  • スクロールでスワイプする時、指をしっかり触れさせず弾くように操作してしまう為、タップと誤認識されてしまう。電話アプリでは発信されてしまうこともあるので致命的。しっかり押さえて動かす様に指導。

という感じです。

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