突然ですが、皆さんはさくらんぼ1個分や、パール1個分と言われてピンときますか?私はさくらんぼも、パールもイメージする大きさに個人差があり、わかりにくいのではないかと思っています。実際に、職場で「さくらんぼの実を実物大で描いてみて」とお願いしたところ、やはり驚くほどのばらつきがありました。しかし、化粧品の取扱説明書を見ると、結構この手の表現があるのも事実です。

私が使っている化粧品にもまさに同じ表現がありました。『朝はパール2個分、夜はさくらんぼ1個分を取り分けて使用してください』と書かれているのです。初めのころは自分の感覚ですくっては、「多すぎたかなぁ」と思いつつ使っていました。そんなとき、使用しているへらのデザインが気になり始めました。

ある朝、寝ぼけてへらの幅が狭いほうを使って気がついたのですが、そちら側ですくうとなんとなくパール1個分で、逆の幅が広いほうを使うとさくらんぼ1個分の量に等しい気がしてきたのです。 

写真1:朝は幅が狭いほうを使っています
写真2:夜は幅が広いほうを使っています

早速、使いやすさ日記のネタにしようと思った私は、念のためメーカーに問い合わせてみることにしました。その回答はあっさり『朝も、夜も幅の広いほうを使ってください』とのことでした。

そこでこんなへらのデザインはいかがでしょうか?

幅の狭い方ではパール2個分をすくえ、反対側の広い部分ではさくらんぼ1個分をすくえるようにしてみてはいかがでしょうか?さらに朝と夜とがわかりやすいように太陽と月のイラストで視覚的にデザインしてみてもいいかもしれませんね。 

写真3:幅の広さと使う時間の対応がわかりやすい