インターネットで地図を見られるサービスはたくさんありますが、最近いくつかのサービスで下図のような工夫がなされていたのでご紹介します。

図1:Yahoo!地図情報/市や町など馴染みの単位
図2:Mapion(マピオン)/細道など直感的に把握しやすい単位も

地図の拡大縮小に使うスライダーの上に、マウスを持っていくと「県」や「市」などのガイドが表示されます。

インターネットの地図サービスをはじめ、カーナビなどでも地図の拡大縮小を操作することができますが、ほとんどの場合、従来からある地図の縮尺表示である「1/8000」や「1/75000」などの表示が用いられています。もちろん、元々地図を読み解くのに長けている人や、カーナビの操作に慣れている人にとっては問題ないのかもしれませんが、私などはいつも合わせたい縮尺に地図の表示をうまく合わせることができません。いきなり全国になってしまったり、誰かの家がアップになってしまったり…。
実際の何分の1に縮小されているのかを表すことは、決して間違いではないのですが、「市」や「丁目」で表してくれる方が、スケール感がダイレクトに伝わります。

今回の「縮尺表示」のように、単位や数値などを自分の身近なスケールで表してくれるものさしは、他にも色々と考えられそうですね。