読者の方から、マイルドセブンのパッケージデザインがリニューアルされたことについてのご意見を頂きました。

新しくなったマイルドセブンのパッケージ

パッケージの色と味の濃さに関係性を持たせたことにより、購入時に自然な対応付けがしやすいという、ユーザビリティ的な効果が期待できます。しかし、下の写真のようにバラバラに配置されてしまうと、配列の情報が乱れてしまい、せっかくの効果が消えてしまいます。

バラバラに配置されてしまっている

販売者や自販機の設置者には、このパッケージデザインの意図することが伝わっていないため、上記のようなイレギュラーが生じてしまったのでしょう。しかし、最終的にパッケージデザインがユーザと“インタラクト”するのは、ユーザが商品そのものと向き合ったときなのです。

特定の効果を狙ったデザインであったとしても、ユーザに完璧な状態で提供できなければ、台無しになってしまいます。流通過程によって効果が薄れてしまうことがないよう、デザインの意図することが流通全体に浸透するようなシステムもデザインしなければならないようですね。

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