新しい季節を気持ちよく迎えたいと思い、ハンディモップを購入しました。さっそく使ってみようとパッケージから取り出したところ、台紙のおもて面に「この容器は入れ物として使えます」という表示が目に留まりました。どうやらパッケージ自体がケースにもなるようで、台紙を切り抜けば、使い終わった後に再び収納することができるのです。
元のケースがそのまま使えるって気が利いているなあと思ったのですが、よくよく考えてみると、この表記は開封するまでモップの陰に隠れて読むことが出来ません。また改めて台紙のうら面を見てみましたが、パッケージの再利用に関する説明書きは見あたりませんでした。これでは、せっかちな人は開封時に台紙を破いてしまうかもしれません。
台紙のおもて面 | 台紙うら面 |
開封前はモップに隠れて説明書きが見えません |
もちろん、入れ物として再利用できなくなったとしても、モップの機能には何ら影響はありません。そもそも見た目を気にして、このような使い方をしないという人もいるでしょう。そうは言っても、せっかくの工夫です。もう少し目に付きやすいところに表記があれば、台紙を破ってしまわないようユーザも気をつけることができますね。
どんなに素晴らしい工夫を施したとしても、ユーザにきちんと伝わらなければ、台無しになってしまいます。作り手側の意図することを分かりやすく伝える工夫もデザインしなければならないと再認識させられました。
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