緑の袋の仕込みタレと赤い袋の仕上げタレの写真

上の写真は、フレシア(ミツカン系)の納豆「金のつぶ」シリーズの最新作「ふわとろ」のパッケージ内容です。タレが2種類付属してるのが特長で、

1. まず「(1)仕込みたれ」だけをかけてかき混ぜる。”ふわっ”となる。
    ↓
2. しかる後に「(2)仕上げたれ」を加えまた混ぜる。”とろっ”となる。
    ↓
3. (゜Д゜)ウマー

というシロモノです。ちゃんとこの手順を踏むと、本当に「ふわとろっ」ってカンジで、最近の私的ヒット商品です。σ(^^)はずっと、箸で思いっきりかき混ぜてもパッケージを突き破りにくいプラスチック製容器の「納豆いち」(旭松)シリーズ愛用者だったんですが、最近はこちらに偏り気味です。

ところが、先日この商品をはじめて開封した際、あろうことか、最初に(2)仕上げたれを入れてしまったのです。何故か?下の写真は、実際にフタを開けたままの状態です。そうです。何故か(2)が上に置かれているのです。最初は袋の番号などまったく目に入らず、素直に(2)仕上げたれを入れ、かき混ぜながら何気なくもうひと袋のたれを見たら説明書きがっ!という状況でした。

下から納豆、ビニールシート、緑の袋、赤の袋の順に入っている写真

これってわざわざ2を上に置く必然性ってあるんでしょうかね?この製品は3食分が1セットになっていますが、すべてこの置き方で、おそらく意図的にそうなっていると思われます。

ユーザがひとつづつ取り出すと仮定すれば、取り出された場所には逆に積み上がるので、これでいいのだ、という考えでしょうか?それもねぇ…

毎度のことですが、何か合理的な説明を思い当たる方がいらっしゃいましたらお寄せ下さい。

というか、現在この手の食品、日用品のパッケージの使い勝手について社内でリサーチしています。イケてる/イケてないパッケージの事例をご存じでしたら是非教えてくださいませ。

P.S.
 納豆の発泡スチロール容器がリサイクル回収不可なところ多いですよね。ちゃんと洗うからもっていって再利用しておくれよぅ。

2002/5/23日補足

山本さんより、「逆にしてしまうと2のたれが隠れてしまい、たれが2種類ある
ことのアピールや、工場での検査時に見逃しやすくなるからではないか」というご指摘
をいただきました。山本さんは某メーカーにお勤めの方で、特に2点目のような品質管
理的な視点は、実際の製造現場にたずさわっていない我々ではなかなか持ちにくいもの
で、非常に参考になりました。

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