たまには推薦図書の紹介なぞ。
先日ソフトバンクパブリッシングから出版された、Steve Krugの
『ウェブユーザビリティの法則 ストレスを感じさせないナビゲーション作法とは』
には非常に感激しました。
やたら事例としてページ全体のキャプチャ画像ばかり並べ、「アレはしちゃダメ」、「これは必ずするべき」みたいなテクニック集とは一線を画してます。細かいテクニックの話は大事なんですが、テクノロジーの進歩や変化ですぐに風化してしまいます。この本ではより一般的な心得(本の中では「法則」と読んでいます)が、面白おかしい、でもうなずかされる事例とともに解説されていて、とても説得力があります。
後半には「お金かけなくても簡単なユーザテストをまず自分でやってごらんよ」的な話にページが割かれていて、ちょっと興味はあるけどコンサルタントまでは雇えないという方には大いに参考になると思います。
Webデザイナー以外でもなにかしらのインタラクション設計にかかわる人には大いにオススメできる一冊です。
σ(^^)は、自分の師匠(大学院の指導教授)のそのまた師匠でもあるD.A.Normanという人が書いた『誰のためのデザイン?』という本を読んでこのユーザビリティの世界に足を踏み入れたようなものですが、この本同様にとてもユーモアにあふれていて飽きさせない文章であると同時にわかりやすく内容が濃い本でした。もしかすると、この本も、これを読んで本格的にユーザビリティに興味をもちました、なんて人が出てくるんじゃないか、と思うような一冊です。
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