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792. うっかり火傷を負うリスクを軽減する回転寿司店の蛇口


写真は回転寿司チェーンのはま寿司の客席にあるお茶用の蛇口です。一般的な蛇口と違って湯飲みで押し込むレバースイッチがついていません。どうやってお湯を出すかおわかりになりますか?ちなみに赤外線センサーによる自動式ではありません。

 

もっともよく見かけるものは、12年前のこちらの日記にあるタイプですね。日記では黒いボタンをうっかり指で押してしまうと指に熱湯がかかって危ないんじゃないかという指摘をしています(実際にはこのボタンはかなり強く押さないとお湯が出ないようになっており、うっかりミスにも配慮はされています)。

対して、はま寿司のタイプは、金色を部分がハンドルになっていて、普通の蛇口のようにひねってお湯を出す方式です。しかも出過ぎや出しっ放しを防ぐように、ひねることができる角度は限定されており、かつ手を離すとバネで停止位置に戻る仕組みになっています。

なるほど、この形ならば出水口の増したに操作部がある、という位置関係ではない為、事故の可能性は減りそうですね。難点は片手で操作が完結しない点でしょうか(一応湯飲みを置けば片手でも注げますが、落差があり跳ね返りが不安でした)。

押しボタン式は安全の為、ボタンが固めになっていると書きましたが、これが力の弱い人にはちょっと負担が大きい(押せない)という指摘もあるようで、その辺りの意見も考慮してこうした別解が考え出されたのでしょうか。正直慣れてしまえば押しボタン式の方が手早い気はしますが、これはこれでより安全側に振った設計ということでアリかも知れません。

 

791. 暗示的な情報提示〜SUZUKI バレーノのメーター〜


先日車を修理に出す機会があって、代車としてスズキのバレーノという車種を借りてしばらく使用しました。写真は同車のメーターパネルです。

パネル上部にアーチ状の青いライトが光っています。これはアイドリングしている状態ですが、走り出すと水色や黄緑色へと変化します。これは瞬間燃費の良し悪しを示していて、青<水色<黄緑色と順に燃費が良くなっていきます。この手のアンビエントな照明による情報伝達は過去に他社の車にも搭載されていますし、私自身も十数年前に業務で似たような提案をして試作品を使って試走したこともありますが、市販車でじっくり乗ったのは初めてでした。

自動車のメーターパネルはただでさえたくさんの警告ランプがあり、その意味を正しく理解していないユーザも少なからずいます。しかも昨今は燃費情報やクルーズコントロール関連、先進安全装置関連などの表示が上乗せされて情報量過多気味です。運転中に必要な情報が瞬時に読み取れなければならないメーターパネルにノイズとなる無駄な情報を無闇に増やすわけにはいきません。そこで、安全運転に関わるランプ類と比べるとやや優先度が落ちる燃費情報に関して、こうしたバックグラウンド的な表現を採っているんですね。最近の一般的な車種では「ECO」という文字や葉っぱを模したアイコンを、高燃費走行中に点灯させるのが主流です。また少しいい車になると、グラフィック表示で燃費数値を表示したりグラフを出すものもありますが、そういったものよりは直観的でかつ必要充分な情報量をもっている気がします(正確な数値は相当こだわる人以外には情報負荷でしょうし)。

こうした発想はMITの石井裕教授が考案したアンビエントディスプレイ[ASCII]という考え方に由来しています。意識して注視をしなくても周辺視で状況把握ができること、異常時にアラートを出すのではなく、平常時に平常運転であることをユーザに負担をかけずに伝達するといったものです。私は20年来の彼とこのアイデアのファンですが、ようやくさまざまなところで実用化されてきたなと感慨深いものがあります。

個人的にはタイヤの空気圧とかオイルの劣化とかもっと安全に深く関わり、かつ結果として燃費走行にも寄与する要素のフィードバックに使えたら嬉しいなと思いますが、それらの情報はそもそもセンサーで読み取れてない車種がほとんどなので、まずはできるところで、というところでしょうか。

 

 

790. 憶えてられないならスマホで確認 〜Nintendo Switchの保護者用暗証番号〜


任天堂のDSシリーズやWiiなどのゲーム機は親が買って子供に使わせることも多く、またインターネットに接続する機能もある為、「保護者による機能保護」機能が以前からついています。ネットを利用する機能を使うには保護者が設定したパスワードを入力しなければならないように設定できるのです。

ところが保護者も必ずしもそういう管理が得意な人ばかりではないので「設定したはいいがパスワードがわからなくなった!」ということが多々あります。そういう場合は任天堂のサポートに電話で連絡をして解除手続きをしなければならず大ごとでした。

そこで先日発売になった新型機Nintendo Switchでは少し違うアプローチがとられたようです。

写真は保護者ロックのかかったNintendo Switchでネットワーク設定を変更しようとした際に表示された画面です(ウチは子供はいませんが、機能の検証の為にこの機能をオンにしていました)。早速いつも使ってる暗証番号を入れて見ましたが受け付けられません。そういえばそもそも暗証番号なんて設定した憶えもないです。文字が小さく手恐縮ですが「この先へ進むには、暗証番号を入力してください」の下に「暗証番号はスマートフォンアプリ「Nintendo みまもり Switch」で確認できます。」とあります。

Nintendo Switchは専用の保護者向けスマホアプリで使用時間を監視したり、一定時間で強制的に使用を中断させたりできるのですが、なんと暗証番号自体をアプリが自動的に決めて設定してあったのです(確認してみると普段まったく使わないような数字だったので、自分で決めたものではないはず)。「どうせ設定しても忘れるんだから、スマホアプリで見る前提でこっちで適当に決めときますね」ということなんでしょう(もちろん自分で決めて変更することもできます)。

スマホがあって当該アプリをセッテイングできてることが前提ではありますが、なんかあってもいちいち任天堂に電話をしなくても済むし、保護者の負担もサポートコストも減らせて次世代機らしいやり方なんじゃないでしょうか。

 

789. メガとかギガとか 〜WALKMANのアップデート案内〜


皆さんはよくいうキロバイト(KB)、メガバイト(MB)、ギガバイト(GB)、テラバイト(TB)という単位について違いをご存じですか?

写真は先日SONYの携帯音楽プレーヤーWALKMANのソフトウェア更新をしようとした際に目にした説明書きです。更新作業に際して一定の空き容量が残っていないとならないので、それを事前に確認しましょうというわけで、丁寧に操作手順まで書かれています(赤線はこちらで追加したものです)。ふむふむ「200MB以上あるかどうか」を見ればいいんですね。

そして実際にその通りに操作して表示されたのがこちら。

「0.03GB/12.26GB」と出ました。これってつまり200MB以上あるんでしょうか??

1GB(ギガバイト)は約1,000MB(メガバイト)ということを知っていれば、ささっと計算して30MBであることがわかりますが、 最初から説明書きを本体表記にあわせて「0.2GB以上」と書いておいてくれれば知識も手間もいらないんじゃないでしょうかね。

ちなみにお恥ずかしながら、この時計算違いをして300MBあるから大丈夫だなと更新ファイルをつっこんでエラーになりました…ハイ。

788.なんでそこだけ平仮名!? 〜富士通ゼネラル どこでもエアコン〜


先日転居に伴いエアコンを新規で購入しました。IoT大好きなのでスマホで外出先からコントロールできるものにしたいと思い物色するものの、あまりつける人がいないらしくあちこちの量販店で店員さんに使い勝手とか聞いてみても、使ったことない人ばかり。追加工事代聞いても初質問なのか奥に調べにいったきり戻って来ないとかざらでした…

どの店の店員さんも「ここのメーカーのアプリが出来が良い」とか教えてくれない中、カタログやWebサイトのスクリーンショットで選んで富士通ゼネラルをチョイス(もちろんアプリだけで決めたわけでもないんですが)。ちなみに各メーカー、アプリは無料でエアコンもってなくておインストールできるんですが本体を登録しないと実際の操作画面に辿り着けない仕様。デモモードとかあるといいんですけどね。

さて、店員さんに「本当につけるの?いらないと思いますけど…」的な不思議な顔されつつも取り付け完了。アプリ「どこでもエアコン」はこんな感じです。

真っ先に気になったのは「しつど」の表記。「室温」など他はちゃんと感じなのになんでここだけ?!

調べてみると他社でもリモコンに「しつど」と平仮名で書いてるところもあるみたいで、どうも「温度」と湿度」が字面が似ていて、特にフォントサイズが小さいとシニアの方などが読みづらかろうという一種のユニバーサルデザインのようです。「温度」ではなく「室温」としているのも同じ理由かも知れません。そもそも湿度を制御したり測ったりできるエアコンはあまりないので、今まで目にする機会がなかったのかも知れません。

アプリの場合は(どうせ画面に余白あるんだし)設定でフォントサイズを可変にしてくれればいい気もしますが、まぁなるほどです。

オマケ:

ちなみに同じようにアプリの使い勝手が気になりつつも情報がない!という方のために、オマケER(専門家評価)。上記写真の運転モードの行をタップすると下記のダイアログが出ます。なぜか2箇所ハイライトされていて、いつも一瞬あれ?って思います。正解は水色がフォーカス色。停止はなぜか他と違い下線ではなくベタの黄色で、選択すると反転して汚い黄色になります。

 

運転モード、温度、風量それぞれにこういうダイアログが出て、内容を変更し、「OK」で閉じて」というこtを3回繰り返し、ようやく「送信」と思いきや、さらに「エアコンを操作してもよろしいですか?」という確認ダイアログまで出て、見た目のスッキリ感と裏腹に全体的にステップ数が多めでやや煩雑です。

でもまぁWi-Fiユニットが標準装備の某社製エアコンのアプリは、エアコンと直接通信をせず、サーバーに操作内容を送信->エアコンが定期的にサーバーにオーダーをチェック->反映したらサーバーに通知->サーバーからユーザにメールで結果が届く、みたいな回りくどい方式で、部屋の温度を確認してエアコンをONするだけで何分もかかってしまうシロモノだったので、それと比べたら満足しています。標準装備品だとアプリの開発費がかけられないんですかね…(今回買った富士通ゼネラル含め他のメーカーはWi-Fiユニット自体が1,2万円+工事費の別売り)。皆さんも「スマホで操作できる」という機能に興味があったら星取り表の○印(可能であるということ)だけで比べるのではなく、実際の使いやすさまで気にしてみるのをオススメします。

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