回転寿司屋に行くとこのような蛇口をよく見かけます。湯呑みをボタンに強く押し当てると熱湯が出る仕組みです。

熱湯が出る蛇口

この蛇口、一見単純な作りに見えますが、初めて使う人にも利用方法は伝わるのでしょうか? 先日、回転寿司屋を利用したことがないという友人は熱湯を注ぐ時、左手で湯呑みを蛇口の下に持っていき、右手の指を湯呑みとボタンの間に差し込んで、ボタンを押そうとしました。その状態でお湯を出すと、手に熱湯がかかるかもしれません…。私は危ない!と感じ、すぐに湯呑みでボタンを押す方法を教えて、事なきを得ました。

なぜ友人は手でボタンを押そうとしたのでしょう。主な要因は2点ありました。

  1. 現状の蛇口やボタンの形状は、湯呑みでボタンを押すことが分かる特徴が少ない。
  2. 注意書きには「黒いボタンを押すとお湯が出ます。」と書いてあるが、「湯呑みで」とは書かれていないため、初めて使う時は湯呑みでボタンを押せば良いことが分からない。

このことから私達は1つめの要因に着目して、どのような改善をすれば分かりやすくなるのか、友人のためにアイディア出しをしました。その結果、以下のような工夫を施すのが良さそうだと感じています。

湯呑みでボタンを押すことが分かる特徴を作る

  • [案1] ボタンに湯呑みのマークを入れる
  • [案2] ボタンの幅を若干広げて湯呑みの形に合わせる
  • [案3] 湯呑みをテーブルに置いたままスライドさせてボタンを押せるようにする
    蛇口を下げて、前述の特徴を明示的にするため、テーブル面には湯呑みの押し込み位置にガイドをつける(これだど湯呑みを落とす危険も減らせる)

ボタンを手で押せないように見せる

  • [案4] 指先で押しにくくするため、ボタンをリング型にする

熱湯が出る蛇口は手軽に熱いお茶が飲めるのでとても便利です。しかし火傷をする危険も伴うため、初めて使う人にも安全な使い方が直感的に分かることが大事だと思いました。