任天堂のDSシリーズやWiiなどのゲーム機は親が買って子供に使わせることも多く、またインターネットに接続する機能もある為、「保護者による機能保護」機能が以前からついています。ネットを利用する機能を使うには保護者が設定したパスワードを入力しなければならないように設定できるのです。

ところが保護者も必ずしもそういう管理が得意な人ばかりではないので「設定したはいいがパスワードがわからなくなった!」ということが多々あります。そういう場合は任天堂のサポートに電話で連絡をして解除手続きをしなければならず大ごとでした。

そこで先日発売になった新型機Nintendo Switchでは少し違うアプローチがとられたようです。

写真は保護者ロックのかかったNintendo Switchでネットワーク設定を変更しようとした際に表示された画面です(ウチは子供はいませんが、機能の検証の為にこの機能をオンにしていました)。早速いつも使ってる暗証番号を入れて見ましたが受け付けられません。そういえばそもそも暗証番号なんて設定した憶えもないです。文字が小さく手恐縮ですが「この先へ進むには、暗証番号を入力してください」の下に「暗証番号はスマートフォンアプリ「Nintendo みまもり Switch」で確認できます。」とあります。

Nintendo Switchは専用の保護者向けスマホアプリで使用時間を監視したり、一定時間で強制的に使用を中断させたりできるのですが、なんと暗証番号自体をアプリが自動的に決めて設定してあったのです(確認してみると普段まったく使わないような数字だったので、自分で決めたものではないはず)。「どうせ設定しても忘れるんだから、スマホアプリで見る前提でこっちで適当に決めときますね」ということなんでしょう(もちろん自分で決めて変更することもできます)。

スマホがあって当該アプリをセッテイングできてることが前提ではありますが、なんかあってもいちいち任天堂に電話をしなくても済むし、保護者の負担もサポートコストも減らせて次世代機らしいやり方なんじゃないでしょうか。