ある日、スリープ状態のノートパソコンを起動させようとすると「Ctrl+Alt+Delを押してください」という表示が出ました。そこでキーを押すと、押し間違えたらしく『ログオンのヘルプ』が表示されました。(写真1)

写真1.表示されたヘルプ

その表示のおかげで「なるほど、この辺を押すのね!」と、指示されたキーを探そうとしたのですが、「Del」のキーが見つかりません。

「おかしいなぁ」と思いつつ画面と手元をよく見てみると、ヘルプのキーボードと手元のキーボードが違うタイプのものだったのです。(写真2)そのため、あると思った場所にキーはなく、「Del」という名称で探しても、手元には「Delete」で表記されているため、見つけることができなかったのです。

 

写真2.手元のキーボード

実はこのヘルプの図は、Windows共通のもので、ユーザが使うパソコンやキーボードのタイプに関係なく、1種類しかないようです。

私はパソコンに対して苦手意識を持っているため、ヘルプが出た方が安心して操作することができます。しかし今回は、その期待に反して「ヘルプに従ったのにキーが見つからない!」と戸惑いを覚えてしまうものでした。

困った時に表示されるヘルプこそ、ユーザを迷わせず、的確な指示を出してくれるものでないと意味がないですよね。