Page 43 of 165

617. 身近な部分のIT化 ~回転寿司のタッチパネルシステム~


近くにお店ができたので、久しぶりに回転寿司に行ってみました。そのお店は、座席のタッチパネルで注文ができるシステムになっていました。このタッチパネルの画面が、注文以外でも活躍します!

なんと!注文したがネタが座席の近くまで流れてくると、タッチパネルの画面と音で到着を知らせてくれるのです。これならば、うっかり間違って他人の注文品を取ることもないですし、会話や食事に集中してしまって見逃すといったことも、少ないと思います。

注文したネタが近くまでくると…
画面と音でお知らせ

到着を知らせる機能は、お皿の一枚一枚に“ICタグ”が付いたことによって実現されたそうです。さらに、一定時間回ったネタを破棄するといった鮮度管理や、店舗によっては会計の効率化にも利用されているそうです。

しばらく利用しないうちに、回転寿司も「IT化」が進み、ほぼ人が介入しないセルフサービスになっていました。それは、お客の負担が増えるということでもありますが、負担を感じさせない工夫の1つとして、このICタグの存在は大きいと思います。こういった身近な飲食店での注文が、これからの新しい技術によって、どう変化していくのか、ちょっと楽しみになりました。

616. 手を入れなくてもガムをゲット


お昼ご飯のあとはガムを噛んで気分転換。最近では、ボトルタイプのガムをオフィスでもよく見かけますよね。

しかし、容器に直接指を入れてガムを取るため、手をキレイにしていないと扱いが難しく人にあげたり貰ったりも遠慮してしまいます。また、少なくなった時は指を奥まで入れて取るのが大変なうえ、傾けると欲しい数より多く出てきてしまうといった、午後の惨事を招いてしまいます。

私の太く短い指では届きません

しかし、そんな悩みを解決してくれるグッズが玩具店にありました。このおもちゃは、上の透明容器にガムを入れておけば、レバーを回すたびに1粒だけ取り出すことが出来ます。しかも、取り出し口のほこりを防ぐカバーと、捨て紙を入れておくポケットが完備させているのは嬉しい限りです。

カバーや捨て紙を入れるポケットも付属

ご覧のように形状もかわいいため、味気ないオフィスが華やかになりました。このように、日常に潜む何気ない悩みを解決してくれるグッズのおかげで、眠くなりがちな午後も張り切って仕事に望めそうです。

615. 使いやすい? ~多摩川サイクリングロードの減速帯~


私は最近、運動不足解消のため、巷で人気のサイクリングを始めました。そしてつい先日、東京の自転車乗りの聖地とも言うべき「多摩川サイクリングロード」を走っていたら、こんな道路標示を発見しました。

路面上に「この先凸あり注意」の文字が!

舗装された道なのに凸?と不安に思いながらペダルをこいでいると、その先には緑のシマシマが・・・?

緑色の帯状に塗装が盛られた路面

実はこれ、一般道路のカーブ手前や坂道などによく見られる減速帯だったのです。自動車の場合には、ドライバーに振動等で注意を喚起するといった効果がありますが、それを自転車にも転用したということですね。昨今の自転車ブームにより、歩行者との接触事故が多発しているため、その対策として設置されたようです。

この減速帯に興味がわいた私は、設置した府中市に問い合わせてみました。すると、歩行者からはもっと増やして欲しいといった声があるものの、一方の自転車乗りからは、走りづらいから無くして欲しいといった声が寄せられているそうなのです。

安全の為の設置とはいえ、自転車乗りの快適性だって尊重すべきですよね?例えば、直感的に減速を訴えかけるような視覚効果を、路面にペイントするといった方法も取れたのではないでしょうか(下記リンク参照)。しかし、強制力などの面からは効果に疑問が残るのも確かです。そう考えると結局は、利用者双方がお互いを配慮する気持ちを持つことが、事故防止且つ気持ちよく利用できる一番の方法なのかもしれませんね。

<参考リンク>

164. バーチャルかまぼこ~ペイントだけで減速させる

614. 気が付けばファイリング上手!


会社の僕の机はいつも会議の議事録、デザインスケッチ、中間報告書等が散乱していました。書類の中にはプロジェクトの途中で閲覧したい資料もあるので、プロジェクト毎に整理していきたいのですが、業務が立て込んだり、納期が迫っている状況などでは、書類に穴を開け、ファイルに順番に入れていく作業などはついつい後回しになっていたのです。

もっと手軽かつスマートに書類整理が出来ないかなぁと、探していたところ。キングジムの「テジグ」という商品を見つけました。

「テジグ」を開くと差し込む部分の形状が深い箱形になっていて、書類を入れる際はそこに差し込むだけです。その為、書類に穴を開ける必要が無く、追加や入れ替えも容易です。これなら忙しい中書類が増えても、手軽に入れ替えが出来ます。

[「テジグ」側面の写真]

「テジグ」で閲覧する時は、本の様に広げて書類をめくるので、閲覧がしやすく、書類を探す手間が少なくなります。

[「テジグ」を閲覧している様子]

また、テジグの背に付いている「ハンドホールド」機構というものがあり、軽く押さえると、閲覧時のめくる動作で書類がズレたりせずに、スムーズにめくれます。大きさが違う書類が有るときは、めくったときにバラバラにならずに閲覧出来ます。

[「テジグ」の背を押さえている様子]

書類整理も手軽に出来て閲覧性に優れている「テジグ」。「気が付けば僕もファイリング上手。」と言えるかわかりませんが、今まで整理に割いていた時間は間違いなく短縮されました。“穴を開ける”、“挟む”という一般的なファイリングにおける手間のかかる作業が、「テジグ」に“差し込む”だけで済んでしまうので、業務に集中出来るという点でとても使いやすいと感じました。

613. パッと見てトラブル確認 ~JR駅構内の異常案内ディスプレイ~


朝、最寄りの駅に着いてみたら列車が大幅に遅れている…。列車で通勤通学をしている人なら、年に一度や二度はそのような状況を経験したことがあるのではないでしょうか。私が普段利用している駅では、こうした運行に関する情報を、下の写真のような表示器によって知らせてくれます。

(図1)文章による情報がテロップのように流れる

この表示器を見れば、現在の運行状況を把握することができるので、乗車前に確認するように心がけています。しかし、列車に乗ろうというタイミングで、パッと見た瞬間には殆どの情報が隠れてしまっていて、なかなか立ち止まって全部読む気にはならないのが正直なところです。

一方、下の写真はJR新宿駅の改札口付近に設置されている、列車の運行情報を表示するディスプレイです。(

(図2)JR線の運行情報を知らせるディスプレイ

運行情報を文章ではなく、路線名と状況、原因などを単語と図で表し、ひとつの事象に対する情報が1画面にまとめて表示されています。
このディスプレイでは、文字情報だけでは伝えきれなかった様々な情報までも路線図に照らし合わせて伝えることができます。乗客は、トラブルの原因となっている場所や迂回方法の確認を迅速かつ的確に把握できるため、急な事態による不安やイライラも軽減してくれそうですね。

こうした屋外・店頭・交通機関など、あらゆる場所でネットワークに接続した電子的な表示機器を使って、その場所・時機にマッチした情報を流せる仕組みのことを「デジタルサイネージ」と呼びます。ディスプレイの発展や通信インフラの整備などを背景に、普及が進んでいます。今後は、デジタルサイネージを利用する人たちがより求めるコンテンツを提供することが重要になってくるでしょう。

« Older posts Newer posts »