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751. いいとこで千切れるラベル 〜セゾンファクトリーのジャム


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写真はセゾンファクトリーという知る人ぞ知る食品メーカーのジャムです。フタからびん本体にかかるようにラベルが貼ってあったのですが、よく見るとミシン目が入っており写真のように軽々と千切れて開封の邪魔になるようなことはありませんでした。セゾンファクトリーは一部でコアなファンがいるとは言え、製品毎にフタのデザインを作り分けるほどの大手ではないはずです。そこでこうしたシールラベルの出番な訳ですが、一番目立つ位置でPRをしつつユーザに剥がす不便をかけない、なおかつ開栓確認の熱収縮フィルム(キャップシールというらしいです)の役目も簡易的に備えてるというよく出来たデザインだと思いました。

P.S. ジャムもめっちゃ美味しかったです。

750. アナログの良さを打ち消すデジタルツール 〜Akerunスマートロック〜


 

 

昨今、スマートフォンで玄関のドアロックを開閉できるスマートロックというジャンルの製品が国内外でチラホラ登場しています。新しいモノ好きの我が家でも早速導入してみました。

写真はAkerunという製品を自宅ドアのサムターンの上に取り付けたところです。中にモーターが入っており、スマートフォンアプリから操作するとサムターンを90度回転させ鍵を開け閉めしてくれます。また家の内側から閉めるのにいちいちスマートフォンを取り出すのは面倒なので、この本体の下部をタッチ(といってもちょっと強く押し込まないとなんですが…)しても開閉できます。大変未来的でワクワクしますね。やや厚ぼったいですが概観もスッキリしていてオシャレです。
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が、しかし実際に使ってみると結構困ったことになります。見た目で今鍵がかかっているかどうか判断できないんです。例えば夜寝る前にちゃんと鍵がかかっているか遠目にチラ見してたのが、わざわざ側に寄ってドアを開けてみないとわかりません。試しにタッチしてみてもし締まってたら(トグル動作なので)開いてしまい、もういちどかけ直さないとならないのです!

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こちらの写真の右はQrioという別のメーカーのスマートロックです(物好きなので両方買いました…)。こちらはサムターンの上にハンドルがついており、見た目に施錠状態がはっきりわかりますし、直接操作することもできます。デザインはAkerunの方が洒落ているかも知れませんが実用性、特にスマートロックとしての機能性以外の部分が大違いですね。Qrioの方がアナログの良さを残したままデジタルの価値を付加していると思います(アナログとデジタルの定義は深くツッコまないでください)。

ただ、Qrioもアプリがイケてない部分があって、トータルの出来映えはどっちもどっちなんですよねぇ…一部のガジェット好き向けの製品から広く一般に薦められるようになるまでにはもう少しブラッシュアップが必要なジャンルのようです。

749. 会員利用の方が手間が増えるアプリ 〜クロネコメンバーズアプリ〜


ヤマト運輸のクロネコヤマト公式アプリでは再配達や集荷の依頼だけでなく、アプリ上で送り状を作成し、営業所のタブレット端末を操作するとそれがプリントされすぐに宅急便の配送手続きができる、という機能が備わっています。いちいち相手や自分の住所を手書きしなくて済むので重宝しています。

そんなアプリが先日のアップデートでちょっとおかしなことになりました。いつも送り状を作成した後、パスコードを決めるステップがなくなったのです。従来は自動発行される予約番号と自分で決めたパスコードを店頭タブレットに打ち込むことで印刷ができていたのです。ところが実際に店頭にいってみると今まで通りパスコードを尋ねられる画面が出て進めません。バグでしょうか?AppStoreのレビューを見てみると同じようなクレームを書いている人がたくさんいました(本稿執筆時点)。

色々試行錯誤した結果わかったのは、クロネコメンバーズIDでログインしていると、パスコードを入れなくて良くなったということです。店頭端末でもクロネコメンバーズIDとパスワードでログインすれば、本人確認が済んでいるので改めて送り状のパスコードは不要、ということなんでしょう。でも少し考えてみるとおかしい点があります。

今までの店頭タブレットの操作手順は

  1. 「メンバーズ非会員」→「登録しない」を選択(メンバーズなのにこれを選ぶのにも前から違和感は感じてました)
  2. 予約番号(数字のみ、自動発行)を入力
  3. パスコード(数字のみ、任意設定)を入力

でした。それに対し、今度は、

  1. 「メンバーズ会員」を選択
  2. クロネコID(英数字)を入力
  3. パスワード(英数字)を入力
  4. 予約番号(数字のみ、自動発行)を入力

となります。手間が増えてます!ステップも多い上に、英数混在の文字を打たなければならなくなりました。普通会員になると手間が減るものだと思うのですが、これではかえって面倒です…

さらに検証をしてみると、アプリ上でログインをしていると無条件に後者のルートになります。ログアウトしている場合のみ写真のようにログインする(後者)かゲスト利用(前者)するか選択する画面が出てきます。店頭での手間を最小限にしたい=ゲスト利用したい場合、一旦ログアウトしなければ選べないのです。しかし、それでは他の再配達利用や集荷依頼といった機能の利用が不便になります。
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この件の問題は2つあって、1つはいきなり仕様が変更になり、それに関するガイドが足りない為、みんながパスワード決めるとこがない!と混乱してしまった点。もう1つはトータルで見てかえって面倒になってしまっている点です。基本的にはログインしてから送り状を作成した方が、履歴も残ったりと便利なのでオススメしたいのでしょうが、個人的にはそれよりも店頭で二組の数列だけでサクサク手続きできる方が価値があったように思います。

とりあえず「パスワード決める欄がなくなったのに店頭で聞かれる!」というお客さんをフォローできるよう営業所の職員に通達を出すのが急務な気がします。

P.S.

アプリで会員証代わりのQRコードを表示し、それを店頭端末に読ませてログインできる可能性があります。今度荷物送る時に試してみたいと思います。

 

 

748. 肝心な情報が出ていないダイアログ 〜PanasonicレコーダーDMR-BXT970〜


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写真は我が家のHDD/BDレコーダーが突然表示したお知らせダイアログです。「予約番組のシリーズ終了のお知らせ」というタイトルで「毎週予約で録画された番組名に[終]がありました。次回以降の番組名が変わり番組追従できないことがあります。新番組の予約に登録し直すことをおすすめします。」と書かれています。

つまり、毎週録画していた番組に最終回マークがついているので予約を取り消すなりしてね、ということです。改編期にはちょいちょい目にする画面です。そしてその度に思うのが、「対象の番組名も教えてくれよ!」ってことです。この後、普通は予約一覧画面に自分で移動して、その中から該当の番組を探して削除したり修正したりするわけですが、肝心の番組名がわからないので、予約した番組全ての中から自分で探さなければなりません。最初からダイアログの中に番組名も書いておいてくれればそんな手間はいらないはずです。もっといえばそこから直接当該予約の編集画面にとんでくれればなお良しです。

以下余談ですが、おそらく開発者自身もそれくらいは気付いていたんじゃないかと思いますし、実際表示すること自体はさほど難しくはないと思います。そこから直接該当予約に遷移することもちょっと頑張ればできたでしょう。では[終]がついてる番組が複数あったらどう表示したらいいでしょう?また遷移させるにはどちらかを選ぶ仕組みを作る必要があります。遷移して編集を終えたらどこに戻ってくれば良いのでしょう?などなど、いざ仕様を定義しようと思うとやることがたくさん出てきて、どこかで断念してしまったんじゃないかと思われます。100%完璧に機能しないならばつけない方がマシ、というのはメーカーがよくする判断です。たぶん大手であればあるほどその傾向が強い気がします。でもユーザは本当にそれを求めているのでしょうか?もちろん録画に失敗するようなリスクにつながる冒険は控えるべきだと思いますが、それ以外の部分の親切機能はもう少し緩い基準で踏み込んで、8割の人が便利になる、みたいなところを狙っていけるんじゃないでしょうかね?

747. ATMコーナーの不思議な並ばせ方 〜三菱東京UFJ銀行 ヨドバシAkiba ATM〜


写真は秋葉原にあるヨドバシカメラ店舗のサイドにある三菱東京UFJ銀行のATMコーナーです。お昼時などはこうして行列が出来ています。
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列が進んで店内が視野に入ると、なんとこんな足型が見えてきます。んっ?!どういうこと??店内に入ったらクルっと180度ターンして立て、と…?店外列先頭にいる次の人と向かい合うみたいになってなんだかとっても違和感があるんですけど…

「最前列」って書いてるけど、もはや列とは呼べないもっと孤高な何かですよ。

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でも案内図をみると確かにそれが正式な待ち方みたいなんです。

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ATMコーナーは左右に細長い形をしていて、両側に1台ずつATMがあるのみ。なんというか都会的な無理矢理空きスペースにねじ込みました感がありますね。このど真ん中に一人だけ入って待つ意味あるんでしょうか。雨の日とか一人でも店内に入れた方が良かろうという心配りでしょうか?だからといて壁に向かうのもなんなので、外の景色でもお楽しみ下さい的な?

やはりみんな真正面で向かい合うのがイヤなのか、1枚目の写真のように二人目(外の先頭)の人は直交するように立っていることが多いようです。ハッ!列が歩道を遮るように並ばせない為?(そんなわけない

うーむ、なんとも釈然としないルールですが、とりあえず合理的解釈を思索することで行列の待ち時間を退屈せずに済みました。

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