Page 150 of 165

80. サイトに必要な情報 ~価格.com


様々な商品の最安値ランキングを提供してくれる、価格.com。このサイトには最安値が更新された時に即座にメールで知らせてくれるサービスがあります。またこの送信先を携帯電話のアドレスにする時を考慮して、短いテキストで送ってくれるオプションもあります。

ところが、先日品物を購入し、価格情報が必要なくなってしまった物件の登録解除手続きをとろうと思ったときのことです。このシステムでは、送られてくるメールの文末に解除用にアドレスが書かれており、パソコンのブラウザからそこにアクセスすることで解除処理をする仕組みになっています。これがなんと最安値ショップの宣伝文句が長いケースでは携帯電話(特に今時250文字しか受信できないi-mode)で受信した時に、自動的に制限文字数を超えた部分が切り落とされてしまうために、そのアドレスを受け取ることができないのです。

サイトにアクセスしてあちこち探しまくったんですが、上記の専用アドレス無しに解除手続きするところが見つかりません。

いつか宣伝文の短いショップが最安値を更新してアドレスまで入ったメールが届くことを期待してはや一ヶ月。すでに買ってしまった商品の値段が買値よりどんどん下がっていくのを強制的に知らされる毎日です。

Webサイトに限った話ではないですが、システムを設計する際には、ユーザにとってどのような情報が必要か、よく吟味する必要がありますね。

関連ページ
価格.com

79. スペースキーが長くなったことで、、、


これは会社で使っているPower Mac G3と最近家で購入したG4のキーボードです。どこが違うかわかりますか?

Macinotsh G3のキーボード
G3キーボード

Macinotsh G4のキーボード
G4キーボード

そうです。「G4のキーボードはスペースキーが長い」のです。これは私にとってうれしいことではありませんでした。

私は約1年ほどG3のキーボードで文章を入力してきました。そのときに、【かな】と【英数】の切り替えは「カナかな」キーと「英数」キーで行ってきました。おそらく一年近く使っていると、G3の「カナかな」キーの位置を右手の親指が感覚的に覚えているのでしょう。家に帰ってG4のキーボードを使うと「カナかな」を押したつもりが「スペースキー」を押してしまいます。

スペースキーの長さ比較

スペースキーは使用頻度が多い、などのユーザビリティ向上のためからキーの“スペース”を大きくしていると思われます。しかし、少なくとも私には使いにくいキーボードになってしまいました。

これからは、「コマンド+スペース」で変換する方法を試していこうかなと考えてます。

78. windowsとMacのどっちもどっちなメニュー


読者の方からの話題提供です。ありがとうございます。

——————

内容は、Windows エクスプローラのショートカットメニューの項目配置についてです。
Windowsで、MOなどのリムーバブルディスクを繋いでいるとき、「フォーマット」と「取り出し」が、上下に並んで出ます。ドライブのボタンで取り出すと、後で認識できなくなる場合が有るので、このショートカットメニューを多用するのですが、何時も気を使ってしまいます。実際にフォーマットされる前に、確認が出るので、大丈夫では有るのですが。
いくら、コンピュータから不要になるとは言え、フォーマットと取り出しは大違いなので、離して欲しかったです。

Windowsエクスプローラーのメニュー

——————

確かに。これでは「取り出」す度にどきどきしてしまいます。何もよく使う機能(取り出し)と、操作に慎重さが必要な機能(フォーマット)を並べることはないですよね。『フォーマットは確認のダイアログが出るから大丈夫』ってのは言い訳にはなりません。

これはWindowsに限ったことではなく、Macintoshでも同様です。メニューの順番が逆なのがちょっと面白いですが、2つの機能が隣接していることではどちらも一緒です。

Macinotshのメニュー

77. ビデオの予約


我が家で使っているビデオのリモコン(3年ほど前のモデルだと思います) はふたが付いていて、一部のボタンはふたの中に設けられています。そしてビデオの予約に関するボタンは、基本的にこのふたの中にあります。また予約の際には、

  1. ふたを開け「予約」ボタン(写真1)を押して、ビデオに付いている液晶を見ながら設定をする
  2. 「転送」ボタン(写真2)を押してビデオ本体に予約情報を転送する
  3. 予約が正しく受付けられたかをテレビ画面上で詳細確認する
台所のコントローラー 台所のコントローラー 台所のコントローラー
写真1 写真2 写真3

という手順で行ないます。しかし1の操作を始める際に見ている画面が、ビデオ画面でなくテレビ画面であるとすると、3の手順を踏む際に、一度ふたを閉じて「入力切替」ボタン(写真3)でビデオ画面に切り替える必要があります。またさらにビデオから表示されている予約確認の画面を消そうとすると、こんどはまた、ふたを開いて「メニュー」ボタン(写真2)を押さなければいけません。

一連の予約を完了するまでにふたを開けまた閉じて、また開けて閉めるということを強いられます。逆に言えば、「テレビへの入力があらかじめビデオ表示されている状態で、予約を始める」という手順で操作すると、一度のふたの開け閉めで完結するという具合に出来ているのですが ・・。少なくとも多くの場合私は、「ビデオ予約をする
=ビデオを通して画面を見る」こととは関係ないです。また予約を始めるに当ってまずビデオの画面にしておこうという考えは浮かばないのです。

ユーザの使用状況というのはさまざまに変化します。非常にレアな使い方はともかく、日常的に考えられる範囲での使用に関しては、機器はユーザの使用状況を限定せず、冗長的に対応できるような使いやすさをできるかぎり実現する必要があります。

76. 自動改札を出るときに、、、


先日、名古屋に行ったときのことです。私は、新横浜駅から東海道新幹線に乗って名古屋駅に向かいました。1時間ちょっとたって名古屋駅につきました。その後、JR東海道本線に乗り換えて目的地に向かうという予定でした。

新幹線を降りてJR在来線に乗り換える時に利用する「自動改札」を通った時のことです。ここでは、新幹線の特急券が回収されて乗車券を受け取らなくてはなりません。私は新横浜駅から持っていた切符を改札に通してそのまま改札を出ました。しばらくして、同行していた友人Fに「切符は?」と聞かれると私と私の前に自動改札を通過した友人Tは「ないよ」といいました。よく考えてみると駅のホームにいるのに切符を持っていないのはおかしいなと思いました。そこで、先程通過した自動改札に戻って駅員さんに「切符を取り忘れたんですけど」と尋ねてみたところ「これですか」と100枚くらいの切符の束から見つけてもらいました。

改札に戻ったときに、その自動改札には機械の音声で「切符をお取り下さい」と流れているのに気がつきました。しかし、駅員さんが見せてくれた切符の束はおそらく私たちと同じような状況で届いた切符たちでしょう。この“ヒューマンエラー”を防止するには機械の音声はあまり役には立っていなかったということなのでしょうか?

« Older posts Newer posts »