我が家で使っているビデオのリモコン(3年ほど前のモデルだと思います) はふたが付いていて、一部のボタンはふたの中に設けられています。そしてビデオの予約に関するボタンは、基本的にこのふたの中にあります。また予約の際には、

  1. ふたを開け「予約」ボタン(写真1)を押して、ビデオに付いている液晶を見ながら設定をする
  2. 「転送」ボタン(写真2)を押してビデオ本体に予約情報を転送する
  3. 予約が正しく受付けられたかをテレビ画面上で詳細確認する
台所のコントローラー 台所のコントローラー 台所のコントローラー
写真1 写真2 写真3

という手順で行ないます。しかし1の操作を始める際に見ている画面が、ビデオ画面でなくテレビ画面であるとすると、3の手順を踏む際に、一度ふたを閉じて「入力切替」ボタン(写真3)でビデオ画面に切り替える必要があります。またさらにビデオから表示されている予約確認の画面を消そうとすると、こんどはまた、ふたを開いて「メニュー」ボタン(写真2)を押さなければいけません。

一連の予約を完了するまでにふたを開けまた閉じて、また開けて閉めるということを強いられます。逆に言えば、「テレビへの入力があらかじめビデオ表示されている状態で、予約を始める」という手順で操作すると、一度のふたの開け閉めで完結するという具合に出来ているのですが ・・。少なくとも多くの場合私は、「ビデオ予約をする
=ビデオを通して画面を見る」こととは関係ないです。また予約を始めるに当ってまずビデオの画面にしておこうという考えは浮かばないのです。

ユーザの使用状況というのはさまざまに変化します。非常にレアな使い方はともかく、日常的に考えられる範囲での使用に関しては、機器はユーザの使用状況を限定せず、冗長的に対応できるような使いやすさをできるかぎり実現する必要があります。